1010 Radio

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異常気象による被害に対抗するため求められる世界の協力

2010-08-04 | ラジオ
ロシアやヨーロッパは1ヵ月半にわたる猛暑に見舞われ、パキスタンや中国は豪雨による洪水に襲われ、世界のその他の地域でも多くの自然災害が発生している。
こうした異常気象に対抗していくには、国際社会の団結が必要だ。

ロシアではモスクワ、ニジェゴロド、ヴォロネジ、リャザンなど多くの地域で森林火災が発生している。
容赦なく広がる火は人々の家屋を奪った。
また市内でも確認出来るスモッグが災害の大きさを物語っている。
犠牲者の数は数十人にも上った。
消火活動には非常事態省のほか内務省、国防省からも(?)人規模の(?)。
(電波が弱い上に他局の混信で聴き取れず)
被災者全員に住居が保障されるほか、被災者一人当たり失った住宅に対し3500ドル、また新たな住宅の建設に10万ドルが与えられる。

世界の気候変動は自然や環境に害を及ばしているだけでなく、各地域の経済発展や食料安全保障にも大きな影響を与えている。
これはロシアやその他の小麦生産国での厳しい干ばつにより、小麦の価格が異常に高騰していることからも感じられる。
これによって食品全体の価格が急上昇するかも知れない。
今、世界が力を合わせなければならないことは明らかだと語るのは、自然基金で気候とエネルギー学プログラムを(???)するココリン氏だ。
「こうした協力の基本的な指針となるのが国連気候変動枠組み条約だ。しかし現行の京都議定書は、気候の分野での協力を効果的に行うには不十分だ。
より複雑でより効果的な、新しい合意を結ぶことが大切だ。そしてその条約の枠内で先進国と発展途上国との共同行動を調整していくことが重要だ」
ココリン氏はこの様に話している。

環境学者らは大規模な干ばつ、洪水、増水、地すべりは過去にもあったと指摘している。
しかしその発生頻度が高くなっていることは事実だ。
政治的、経済的な対立を振り払って、世界が力を合わせ意見(?)する必要がある。
最近コペンハーゲンで開かれた、気候変動サミットでは合意に至ることは出来なかった。しかし次にメキシコで開かれるサミットには、大きな期待が寄せられている。

(?)は電波が弱く聴き取れず
(???)は女性アナウンサーの不明瞭な言葉で聴き取れない

気候変動―多角的視点から

W.J. バローズ
シュプリンガーフェアラーク東京


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8月2日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル