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ロシアと欧州との災害対策分野での連携

2010-08-14 | ラジオ
ロシア非常事態省の国際関係局長はロシアの声からの取材に対し、セルビアのニシュにある国際非常事態センターを基盤として、自然災害対策に関する、ロシアとヨーロッパの連携の枠組みを作りたい考えを示した。
火災の消火に当たる航空機や人道支援物資の貯蔵庫、さらには地雷解除部隊などを集める。
ロシアと欧州をまたぐ災害センターの必要性は今日明らかだ。東欧諸国では洪水の被害が拡大し、ロシアやウクライナでは森林火災が相次いでいる。
こうした自然災害に対抗するため政治家達は、力を結集するための措置を迫られているのだ。

国家間の枠組みとしては、すでにEUのなかで、災害防止の枠組みが機能している。しかしながら現在の状況から考えて、さらにロシアも含めた制度が必要になってきている。
バレンズエラEU大使は現在の状況に対処した後で、具体的な設立案に付いて調整を進めることを明らかにした。
ロシアは数年前、ギリシャなどバルカン半島を襲った山火事の消火活動に参加した。

そして今回は欧州各国からロシアへ支援が送り届けられている。
このように自然災害において、不安を抱える各国の非常事態(???)、災害対策機関が肩を寄せ合い、助け合うことがしばしばあるのだ。

非常事態省・国際関係局長は次のように語っている。
「長年に及ぶ訓練、演習のなかで話し合われ、さらに調整してきた合意やアイデアが実現しつつある。その意味で言うとEUは高いレベルで、集団安全保障を行える最重要機関のひとつだ。またロシアも災害処理、災害予防の分野でCIS各国と密な連携を行ってきた」
局長はこのように発言している。

ロシアは今回の火災で外国政府に支援要請を行っていないが、それでもEUはただ見守っている訳ではない。
EU全体で隊員500人、航空機やヘリコプター合わせて50機を派遣して消火作業に当たっている。

非常事態省によると火災の状況は安定化を見せている。とは言え勝利宣言を行うのは時期尚早だろう。国際的な連携が今一度求められている。

(???)は男性アナウンサーの不明瞭な言葉で聴き取れない

8月12日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
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