1010 Radio

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非保有国による連合の枠組みに付いて(1)

2010-08-15 | ラジオ
世界から核兵器を取り除くことは出来るのか。
核廃絶のテーマは今日、特に切実なものとなっている。8月6日の広島の日、核兵器禁止の日を前に今のところ大きな成果は出ていない。
ロシアとアメリカは核弾頭を減らす合意を結び続けているものの、抑止力としての保有を放棄している訳ではない。
さらに一部には核保有を新たに行おうと進めている国も出てきている。

そうしたなか日本とオーストラリアにいる、非核保有国の連合組織結成の動きは歓迎できるものと言ってよいだろう。
核保有国に対し非保有国を攻撃しないという約束を取り付け、インドやパキスタン、イスラエルが核拡散防止条約に加盟するよう説得し、イランや北朝鮮に核計画の放棄を迫る構えだ。

核廃絶に向けた大きな課題を、非保有国の連合は果たすことが出来るのだろうか。
NGO・ピースボート代表は次のように語っている。
「日本とオーストラリアはアメリカの同盟国である。アメリカの同盟国であるという立場を共有していながら、そのなかで核軍縮と核不拡散に取組んでいるという共通点がある。
その2ヶ国が中心となって、新しいグループを作るということに付いて、私は大変関心を持って注目している。
ただし私の見方は楽観的なものではない。と言うのは日本とオーストラリアの委員会が昨年まとめた報告書を見ても、現在の世界の核軍縮を進めると言う、核の無い世界を作るという意味においては非常に、私は不充分なものであったと見ているし、それはやはり日本もオーストラリアも、アメリカの核兵器が当面の間、必要だという立場を取っている。
日本とオーストラリアはアメリカと同盟関係を重視するあまり、アメリカに対して核兵器の廃絶を強く求めると言うより、むしろアメリカの核兵器に頼ると言うという立場が非常に強いものだから、その意味でこの2ヶ国が(?)おとなしいものだったと評価している。
今回、新しいグループを作ることによって、それがさらに一歩(?)する方向に踏み出せるのかどうか非常に重要な疑問であり、注目すべきことだと思う。
つまりこのグループの中にも、日本とオーストラリアは中心になるが、例えば南アフリカやインドネシアとか、そういった国も含まれる可能性があるというふうに報道されているので、こういった国々(?)日本でよりも(電波が弱くなり聴き取れず)。実際どんな国々が参加し得るのか、そのことによっていま日本やオーストラリア自身が?)する核の問題に付いても、踏み込んでいけるかというあたりが重要なポイントだと思う。
それはまだはっきりとは言えない。つまり昨年までの日本とオーストラリアの委員会は非常に弱かった。(?)実際にどうゆう国が集まるかということ、それからどんな(?)が(?)ことを見てみないと効果が弱いのか、あるいは意外に強いのかは、まだはっきりといえないので、先ずはこの秋に向けて実際に、どの国がこの呼びかけに応じるのかということを注目して欲しいし、どんな?)になっていくのかということを関心を持って見て行く必要があると思っている」

(???)は男性アナウンサーの不明瞭な言葉で聴き取れない
(?)は録音状態が悪く聴き取れず

非保有国による連合の枠組みに付いて(2)へ続く

8月5日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
コメント (2)
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