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非保有国による連合の枠組みに付いて(2)

2010-08-16 | ラジオ
一方、ロシア政治軍事分析研究所の副所長も、同じく乖離的ではあるが少し違った見方をしているようだ。
「非保有国の連合が効果的に活動できるとは思えない。
第一に核保有国は如何なる保障も、どの国に対しても与えるつもりはない。核拡散を食い止めるのは殆ど不可能になってきている。核技術というものが選ばれた国だけの特権ではなくなってしまっているからだ。
また仮想的な核保有国と言えるイランや北朝鮮に対して、政治的なカードを持つことも出来ない。
一方、日本、オーストラリア、ドイツや韓国などは非保有国であっても、技術的には核兵器を開発製造するのに何ら阻害要因はない。
はばんでいるのは政治だけだ。彼らのような存在が他の国にとって模範となる可能性はある。しかしそれも理想論だろう。
はっきり言うなら新たな連合は、特定条件下で数ヶ月のうちに核兵器を製造出来るということを示唆する、ベールに包まれた脅迫の枠組みのようなものなので゜はないか」
政治軍事分析研究所の副所長は、このように発言している。

非保有国による連合は、今年9月の国連総会のなかで決定される見通しで、行動計画や加盟招聘国のリストも発表されると見られる。
広島(男性アナウンサは広島を「ひらしま」と言う)の日、8月6日をを前に人類は、核兵器の使用が何を齎すのか想像すらしていなかった。
広島、長崎への原爆投下はボタン一つで、街が吹き飛ぶと言う事実を世界に知らしめた。その後も核兵器は増え続け、人類を何十回と絶滅させられる規模に達した。
もし人類が自分達を(???)て生まれ来る世代を守りたいのであれば、核廃絶を目指す以外に道は無い。
人類存続の問題は議論から実践へと場所を移したのだ。

日本とオーストラリアによる取組みが成功しなかったとしても、その過程で齎される小さな(???)、政治家達の演説よりも遥かに有効なものなのだ。

核神話の返上 [アメリカの核に頼るのか、
独自に持つのか]



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(???)は男性アナウンサーの不明瞭な言葉で聴き取れない
(?)は録音状態が悪く聴き取れず

8月5日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル