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中国、世界市場をめぐる闘いでアメリカを制す(2)

2012-12-29 | ラジオ
石油とガスは、この先数年の世界市場をめぐる闘いにおいて、中国とアメリカの主要な武器になる。
専門家たちはそのことを確信している。多くの専門家がアフリカにおける政変、いわゆるアラブの春は、産油国から中国を切り離す狙いでアメリカによって挑発支援されたものだと見ている。
何よりもまずリビアとスーダン。またイランをめぐる、またペルシャ湾における緊張も、この目的と関係するものだ。
実にアメリカのアジア太平洋地域への回帰戦略も、ベネズエラ、ナイジェリア、スーダン、中東から中国への石油輸送ルートの要素要素(???)に、攻撃用の海軍戦力を配備する目的に立脚するものだ。

ところで世界市場をめぐる中国とアメリカの競争における勝者とは、通貨戦争を制したものに与えられる称号である、と政治学者ハジン氏は見なしている。
「早い話が、世界は通貨圏に分断されるだろう。勝者と敗者を分けるのはただ一つのこと。すなわちアメリカと中国、どちらの通貨圏が規模において上回るか、ということに尽きる。この問題に答えを出そうとするのは早計だ。
個々の市場における競争という複数の局面からなる世界市場の取り合い、これは、また別の大きな局面、つまり通貨戦争に変質する。これこそが、これから3年ないし5年以内の世界における、地政学、政治学上の最大の関心事だ」
政治学者は、このようにコメントしている。

まさにこの3年から5年という期間に、巨龍中国は世界経済における2番手から1番手へと跳躍するための準備を整えるだろう。
きた猛虎アメリカの力は衰えており、現状、退歩を続けているのみだ。しかし足元に血が滲んでいても、この虎は龍の尻尾を噛んで痛めるだけの力を持っている。全ての兆候がそれを物語っている。

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文藝春秋

12月5日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
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