Fish On The Boat

書評中心のブログです。記事、それはまるで、釣り上げた魚たち ------Fish On The Boat。

石沢雅史トイウ人(アトガキニカエテ)

2007-07-30 00:03:01 | Fish On The Boat
石沢雅史から電話がかかってきたのは、午後6時半を少し過ぎた頃だった。
もちろん、このブログに対して言いたいことがあるから電話をよこしたのだ。
「ジンギスカンの話はするな」と石沢は声のトーンを落とし、静かな声で抗議した。
客観的にあの出来事を語っているのを読んでみると、
悲しすぎたから、というのがその理由である。
彼のために書いておくが、このブログの記事を読むだけだと、
石沢雅史という人間は、欲望に凝り固まりながらも柔弱であり、
スケールが小さいながらも独断的な傾向にある人間のように思えるだろう
(そしてそこには常人からちょっとはみ出したようなおかしさもあるし、
常人的なおかしさも含まれている)。
しかしそれは、彼の人生の、ある部分では特殊な
ごくごく一部を切り取って見せたからであって、
現実に接してみる彼は、どちらかといえば気さくで、ほがらかな人物である。
それゆえに、逆説的に彼のことを書いてみようと思いたったのだ。
またいつか、石沢雅史という人について何か書く日があるかもしれない。
そのときは今回とはまた違った方向性のものになるだろう。
そうなるまでは書かないつもりだ。

なーんてね。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする