Fish On The Boat

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『読むだけですっきりわかる日本地理』

2010-10-02 19:22:11 | 読書。
読書。
『読むだけですっきりわかる日本地理』 後藤武士
を読んだ。

なんだか、この「読むだけですっきりわかる○○」シリーズは
売れているみたいですね。とかって、もうブームは終息したのかな?
以前、このシリーズの日本の歴史を読みましたが、
その時に一緒に購入したのが、今回読んだ日本地理編だったのでした。

地理なんてですよ、中学一年のときに勉強して以来、触れていません。
そりゃ、その後、進学して社会に出て、折に触れて日本地理の知識を深める機会は
あったと思われますが、それでも、僕の頭には日本地理というものが、
深い霧の中にかすんでいる状態です。つまり、わからんと。
山形県ってどこにあるっけ、レベルですからね。東北の右だったか左だったか定かじゃない、
いや、左だなとわかっても、上の方か下の方かわからんちんです。

言いわけをするつもりですが、
北海道民は社会科に弱いんですよ。
日本史のときに、予備校の講師が言っていましたよ、道民は日本史に弱いって。
地政学的なもんだって(それは僕がつけたした)。
旧国名とか地方名とか古戦場とか、本州以南の地域に住む人にとっては、
自分の土地の歴史がそれこそ日本史になりますよね。
それが、蝦夷地である北海道にはありませんから。
前述の予備校の講師は、道民は不利だとまで言っていましたよ、
小さい頃から歴史に触れるチャンスに乏しいそうですから。
とかなんとか、そのあたりを鵜呑みにすると、
立派な、箔がついた言いわけになります。どうです、えっへん。

それで、地理も一緒だなと思うわけですよ。
道内のおおまかな地場産業とか地形とかはわかりますが、
本州以南のことになると、まるで海外のものですから、
わからないんですよ。
たとえば「京葉工業地帯」なんて言われても、どこのことやねんって返しますし。
それどころか、「京葉工業地帯でもっともさかんな業種は何か?」みたいな
問題がテストにでるでしょ。二重にも三重にもわからないですよ。
頭が真っ白なのをさらに上塗りする感じです。

まぁいいです。これを読んでいる方の大半が、ちょっとした日本地理の知識は
わきまえていると踏んでいますので、ギャアギャア僕が騒いだところで、
僕に対する可哀相な感が増すだけです。

えーと、本の感想を少しだけ。
さらっと読んで、うわべをさらっとなぞるにはもってこいの本だったかな、と。
これを前菜代わりにして、もう少しつっこんだ日本地理の本に挑戦するのがよろしかろうかと
思いました。これを読んでから、押し入れなり物置なりに眠っているならば教科書を
引っ張り出して読んでもいいんでしょうね。ただ、産業関係のデータは昔と相当変わっているようなので、
注意が必要です。
学生の人は、こういうのを読んだところで、「えー、簡単すぎるじゃん」って思うかもしれません。
そんなあなたも、10年もたてば、地理に疎くなる可能性だって十分にありますからね。
…、って、おどしなのか?ねたみなのか?
まぁ、ほうっておいてください。
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