Fish On The Boat

書評中心のブログです。記事、それはまるで、釣り上げた魚たち ------Fish On The Boat。

vs韓国

2010-10-12 22:14:26 | スポーツ
サッカー日本代表の年内最終戦なのかな、アウェイでの韓国戦。
ともにアグレッシブなプレーをしてのスコアレスドローとなりました。
面白かったです。

ザッケローニ監督のサッカーとは一体どんなサッカーなのかと
非常に楽しみにして、そのカラーを見定めようと躍起になって見ていましたが、
わかりませんでした。

攻撃サッカーをやるといっても、守備はしっかりしている。二人以上で囲むんだっけ?
攻撃は縦への意識が高いですね。
最終ラインで球を回しているときでも、たとえば岡田監督以前だったならば、
0-0でも負けていても、まるで勝っているゲームでの球回しのように見受けられたのですが、
ザッケローニ監督のチームでは、臨戦態勢で球を回している感じがする。
より肉食獣的な攻撃をするようになっています。
比べるならば、トルシエ監督時代の攻撃時の感じに似ていなくもない。あれ以来の攻撃への貪欲さが
みられましたね。ただ、トルシエ監督のサッカーは相当守備的なので、意識は貪欲だったとしても、
攻撃のコマがたりなかったりして迫力や選択肢に欠けるところがありました。
そして、鑑みるに、今の日本代表は今までで最強なんだろうというように見えますね。
加えて、ザッケローニJAPANは船出したばかりですし、この試合を観たところ、
これからどんどん伸びていくチームだとわかります。
楽しみっていったらないですよ。日本代表ファンとしてはたまらない時代を迎えつつあります。

もひとつ、ザックJAPANの印象を言えば、岡田、オシムに比べて型にはめていない。
ジーコに比べて規律があるように見えるし、高すぎる理想を掲げていないように見える。
トルシエに比べてシンプルでコンパクトで洗練された守備と攻撃意識の高さが見られる。

サラリーマンサッカーなどと揶揄され、中田英寿さんをして「想像力が無い」と評される
日本代表のサッカーがどうやら変わりそうな気配ですね。
ザッケローニさんのような監督が、長友選手や本田選手などの海外組が活躍するタイミングで
出会うことになったこの僥倖を僕は一人、日本の鄙で噛みしめているのでした。

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