☆最近の自動車販売は、新聞紙上に出ているより実際には厳しいと思う。
業界紙を見れば、中古車はオークション情報ばかり...実際にエンドユーザー(消費者)に売れているのはどの位あるのか?皆目解らない。それでも、「持てれば車をもちたいな」と言う人は今でも居るし、「如何しようか迷っている人」も多いと思う。50年近く自動車販売に携わってきたが、内側から本音の話をしてみよう。
☆長い間、大規模ディーラーの管理部門に居た時代から、「車はどうやったら売れるんだろう?」「ヤッパリ、お客様は顔なじみの自動車屋に相談するんじゃないかな?」とか考えていた。
☆小売で一番大事なことは商品の展示である。いつも、ショールームは綺麗に購入者の好感を得る様、商品が魅力的に見えなくてはいけない。
☆僕は中古車部長当時約30ヶ所の展示場を指導していた。その時、口うるさく店長に指示した事は、「いつも車を綺麗に磨いておけ!」である。簡単なようだが、此れは大変な事。特に梅雨時の雨上がりの日に、陽が出れば直ぐ、車を磨く「まあ、いつも作業着を着ていなければ駄目...」徹底して此れをヤラせる為に、全部の展示場にシャワーを付けさせた。その時は本当にみんなに喜ばれた。その代わり「汚れたままの車」があると徹底的に叱った。専業運転手はいつも暇があれば車を磨いている。後ろの座席に乗る人が来る時までに「いつもピカピカ」にしておくのが彼らの大事な仕事。タクシーでも乗った運転手が綺麗に洗い、次の人に引き継ぐ、此れも世界共通。運転手付きの車は洗車道具を入れる場所が大事。
☆販売店選びは、雨上がりのあとを注意してみるとよい。店員がいつも作業着を着ているような店を選ぶことだ。因みに、一つの中古車拠点で従業員一人当たりカバー出来る台数は10台が良い所だろう。展示面積は1台10坪(両側のドアーが開けられるように)程度は要る。
☆いずれにしても、車磨きが嫌いな奴は自動車屋には向かない。
☆魅力的な展示をするためには、いつも車を動かしている事も大事。最低、一週間に一度は展示車の「並べ替え」をさせた。展示場にぎっしり車が詰まっていて、「隅の車は埃だらけ」なんて言う展示場は「業者売り」に頼っている店である。本当に自分で眼が利くならばこう言う「埃だらけ車」の中には売り手側が「長期在庫で困っている」なんて言うものがある。以前、「自動車と犬」(‘05-11-7)と言う記事を書いたが、この長期在庫の基準は「90日」にしていた。同じ車が同じ場所に1週間以上並んでいる様な展示場は店長のヤル気がない。
☆僕が最後に社長をしていた会社には、女子社員でいつもツナギの作業着を着ている子が居た。車が好きで、洗車も嫌がらず(手が荒れるので普通女子は嫌がる)書類の処理もきちんとしている。今では余り珍しくないが、当時は女子営業員にこんな格好をさせる所はなかった。この子を可愛がったら、他の女子社員もみんな嫌がらずツナギを着て、此れが又お客様の話題になった。
☆僕は海外旅行をするたびに、中古車売り場を気にして見て来たし、話を聞いてきたが、こう言うポイントは世界共通である。
☆最近ではメーカーが中古車に力を入れだし(今までも入れていたけれど中途半端)大きな展示場が出来ているが、僕は「誰が掃除をするか?」疑問で仕様が無い。
☆何の商売でも、店長を含めた店員と商品、よいお客様(口コミを含む)の3ッが商売繁盛の原点だ。
業界紙を見れば、中古車はオークション情報ばかり...実際にエンドユーザー(消費者)に売れているのはどの位あるのか?皆目解らない。それでも、「持てれば車をもちたいな」と言う人は今でも居るし、「如何しようか迷っている人」も多いと思う。50年近く自動車販売に携わってきたが、内側から本音の話をしてみよう。
☆長い間、大規模ディーラーの管理部門に居た時代から、「車はどうやったら売れるんだろう?」「ヤッパリ、お客様は顔なじみの自動車屋に相談するんじゃないかな?」とか考えていた。
☆小売で一番大事なことは商品の展示である。いつも、ショールームは綺麗に購入者の好感を得る様、商品が魅力的に見えなくてはいけない。
☆僕は中古車部長当時約30ヶ所の展示場を指導していた。その時、口うるさく店長に指示した事は、「いつも車を綺麗に磨いておけ!」である。簡単なようだが、此れは大変な事。特に梅雨時の雨上がりの日に、陽が出れば直ぐ、車を磨く「まあ、いつも作業着を着ていなければ駄目...」徹底して此れをヤラせる為に、全部の展示場にシャワーを付けさせた。その時は本当にみんなに喜ばれた。その代わり「汚れたままの車」があると徹底的に叱った。専業運転手はいつも暇があれば車を磨いている。後ろの座席に乗る人が来る時までに「いつもピカピカ」にしておくのが彼らの大事な仕事。タクシーでも乗った運転手が綺麗に洗い、次の人に引き継ぐ、此れも世界共通。運転手付きの車は洗車道具を入れる場所が大事。
☆販売店選びは、雨上がりのあとを注意してみるとよい。店員がいつも作業着を着ているような店を選ぶことだ。因みに、一つの中古車拠点で従業員一人当たりカバー出来る台数は10台が良い所だろう。展示面積は1台10坪(両側のドアーが開けられるように)程度は要る。
☆いずれにしても、車磨きが嫌いな奴は自動車屋には向かない。
☆魅力的な展示をするためには、いつも車を動かしている事も大事。最低、一週間に一度は展示車の「並べ替え」をさせた。展示場にぎっしり車が詰まっていて、「隅の車は埃だらけ」なんて言う展示場は「業者売り」に頼っている店である。本当に自分で眼が利くならばこう言う「埃だらけ車」の中には売り手側が「長期在庫で困っている」なんて言うものがある。以前、「自動車と犬」(‘05-11-7)と言う記事を書いたが、この長期在庫の基準は「90日」にしていた。同じ車が同じ場所に1週間以上並んでいる様な展示場は店長のヤル気がない。
☆僕が最後に社長をしていた会社には、女子社員でいつもツナギの作業着を着ている子が居た。車が好きで、洗車も嫌がらず(手が荒れるので普通女子は嫌がる)書類の処理もきちんとしている。今では余り珍しくないが、当時は女子営業員にこんな格好をさせる所はなかった。この子を可愛がったら、他の女子社員もみんな嫌がらずツナギを着て、此れが又お客様の話題になった。
☆僕は海外旅行をするたびに、中古車売り場を気にして見て来たし、話を聞いてきたが、こう言うポイントは世界共通である。
☆最近ではメーカーが中古車に力を入れだし(今までも入れていたけれど中途半端)大きな展示場が出来ているが、僕は「誰が掃除をするか?」疑問で仕様が無い。
☆何の商売でも、店長を含めた店員と商品、よいお客様(口コミを含む)の3ッが商売繁盛の原点だ。