TakaPの数学日記

数学を教えていて感じたことや日常の感想などを記録しました。

生徒の可能性

2008年01月28日 17時39分32秒 | 数学
 かけ算九九が分からない生徒、覚えていない生徒には足し算の繰り返しを指導する。
誰でも2の段くらいは覚えている。あとは5の段も易しい。
 そこで9の段から指導する。9は補数が1であるから分かりやすい。
9+9=? とやる。実際には縦書き

 9
+9
---
18
+9
---
27
+9
---

 これで81+9=90まで繰り返す。すると9の段の数が得られる。9の補数が1だから足し算は容易だ。

 7の段が難しい理由は発音しにくいことと、7の補数が3なので足し算が難しい。
 6の段はそれまでに親しみのある数に巡り会っているので補数が4で、足し算が難しいが九九は覚えやすいようだ。12や18、24や30は2の段や3の段、4の段5の段と共通の数が見つかるからだろう。6の約数に2や3があるからだ。
 7は素数なのも覚えにくい原因になりそうだ。

 足し算の指導をかけ算の指導につなげていくことができる。
再テストのときにこうした生徒との交流は楽しい。生徒の「育ち」が見えるからだ。
コメント
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