TakaPの数学日記

数学を教えていて感じたことや日常の感想などを記録しました。

式の計算の利用続きの続き

2009年07月13日 12時41分06秒 | 数学
2つの続いた奇数の積に1を加えると、4の倍数になる。このことを証明せよ。


1,3 1×3+1=4 =4×1  4の 1倍→(1の2乗)倍
3,5 3×5+1=16=4×4  4の 4倍→(2の2乗)倍
5,7 5×7+1=36=4×9  4の 9倍→(3の2乗)倍
7,9 7×9+1=64=4×16 4の16倍→(4の2乗)倍
9,11 9×11+1=100=4×25 4の25倍→(5の2乗)倍
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2n-1 2n+1 (2n+1)(2n-1)+1 だ。さてこれはnの2乗になるかな?

(2n-1)(2n+1)+1=4n^2-1+1=4n^2となった!

これで出来た。では文章を作ってみよう。作り方は、問題の文章をまねて作るんだよ。

この証明の
仮定は「2つの続いた奇数の積に1を加える」
結論は「4の倍数になる」



(証明)nを整数とすると、2つの続いた奇数は
     2n-1,2n+1 と表せる。

(T「このように、2つの続いた奇数を文字で表せることの説明をまず書く」)

したがって、2つの続いた奇数の積に1を加えると、
(T「問題文から抜き出すこと」)

(2n-1)(2n+1)+1=4n^2-1+1=4n^2

n^2は整数であるから4n^2は4の倍数である。

したがって、
2つの続いた奇数の積に1を加えると、4の倍数になる。

(T「おなじ言葉が重なるが、問題文から抜き出せばよい」)


文字式による証明の仕組みがよくわからない生徒への説明もしておきます。

続く


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