TakaPの数学日記

数学を教えていて感じたことや日常の感想などを記録しました。

夏期講座

2009年07月29日 17時22分18秒 | 数学
 今週は夏期講座。教育委員会が主催し、民間の塾から講師を派遣する形の講座。あらかじめクラス分けテストをして、クラスを3つに分けることになった。習熟度別クラスだが、教科ごとのクラス分けではなく、国数英の3教科合計でクラス分けをする。
 夏休み直前の17日に参加者にテストをする。答案は講座を担当する塾の方が取りに来て採点をしてくれる。結果は夏休みに突入してから届く。それをもとにクラスを作った。座席表も作った。ここまでが学校でやる仕事。
 27日に開校式が行われ3クラスに生徒が分かれる。塾からの要請とはいえ成績順のクラスだと、生徒の気持ちは複雑。
 クラスは基礎クラス(1組)、標準クラス(2組)、発展クラス(3組)に分かれる。もちろん「基礎クラス」などという呼び方はしない。

 成績の高い3組に配置された生徒は真剣そのものだし、ちょっとした優越感も見えたりする。成績の低い1組の生徒はちょっとかわいそうな気もする。
 成績が高いか低いかは、一緒のクラスのメンバーを見れば一目で判ってしまう。「あいつと一緒なのか・・・」
 
 私は1組の数学の授業を参観した。生徒たちが講師の先生の話をしっかり受け止めているか心配になる。
 このクラスの生徒の半数以上は普通クラスでも十分ついていけるのだが、人数の関係で配置せざるを得なかった。一日目は何となく心配だったが、2日目になると元気になってくれたようだ。感想には不満らしいことはなかったので安心した。

 というのも、講師の先生は1日目は生徒に3題だけ問題を解かせた。
2日目は1つの課題で、3題~6題ずつ問題を与えていた。2組、3組ではこの問題量を増やすのだろうと思う。こういう点は塾の先生の方が手馴れていて、授業の進め方がうまいな、と感じた。じっくりしぼった問題を解くのだから、生徒たちには「分かった」という気持ちが起こる。
 1組に来てがっかりした生徒の中には、与えられただけでなくすべての問題を解き切った生徒もいた。先生は「早い!すばらしい!」とほめてくれるので、生徒もやる気になっているようだ。

 「ほめる」ということは学ぶ必要があると思った。われわれ教師は生徒をほめることが少ないようである。というより私自身がほめることが少ないようだ。

 授業の内容にについては後日アップする。 





 
 
コメント
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