3年生の選択数学の授業では、1次関数を指導中。1次関数にしぼって3時間ぐらい続けている。「実力テスト」があったので、そのための準備。 まずはy=2x+3 の表作りから始める。
でもその前に・・・「1次関数y=2x+3」 という意味を説明する。単にy=2x+3だとこれが何を表すかはっきりしないからだ。「1次関数」とことわることによって、xやyは「変数」であることが前提になっていることを説明しておく。
関数とは「ともなって変わる2つの量があり、それらが変数xとyで表されている。 xが決まるとyがただ1つ決まるときyはxの関数であるという」と教科書にはある。
・・・というわけでxはいろいろな値をとる。つまりいろいろな値に変わる。関数の指導では「変数」の意味を教えないと、分からないだろう。
で・・・表を作っておく-3くらいから、5くらいまで、xの値を1ずつ増やした表をあたえる。
まずはy=2x+3についての表を作らせる。
x | -3 | -2 | -1 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
y | |||||||||
xにいろいろな数を代入しyの値を計算させる。とにかくはじめは地道に計算させるのだ。
x | -3 | -2 | -1 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
y | -3 | -1 | 1 | 3 | 5 | 7 | 9 | 11 | 13 |
こんな表が得られた後で、
「ではこの表を一次関数の性質や理論を使って完成する方法を学ぼう」
「一番最初に計算するyの値があるんだけど、どれ?」という
x | -3 | -2 | -1 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
y | |||||||||
「x=0のとき」という返事を待つ。
つづく