TakaPの数学日記

数学を教えていて感じたことや日常の感想などを記録しました。

最後の・・・

2010年02月04日 17時45分55秒 | 日記
 これからは「最後の・・・」という修飾語がつくことが多くなる。昨日は区の数学部会。内容は研究授業の後、「統計」の指導についての講演会だった。数学の教員は少人数制ということもあって、他の教科の2倍はいる。そのため、2時に会場に行っても、もう数学の先生たちがたくさん教室に入り、研究授業を参観していた。授業は1年生の「資料の整理」のところ。統計に関する単元が10年ぶりに復活したので、数学の教員、特に若い人達の関心が高かった。

 「最後の数学部会」に参加したわけである。研究授業とあって、パソコンとプロジェクターを使った授業であった。資料を整理し、資料からどんなことが読み取れるかという内容で授業がすすんだ。
 実は「統計」の単元がなくなった頃、「統計グラフコンクール」を指導していた関係で、あるところに呼ばれ、統計教育の副読本作りに2年ほど携わったことがある。研究授業が終わったあとの研究協議会で、そのことに触れて、副読本の紹介をしようかとも思ったが、とうとう言い出せないまま協議会は終わった。また、統計に関してはいろいろと学んだので、質問や意見を言おうとも思ったが、あまり出しゃばってはいけないと思い遠慮した。

 「懇親会をしますので、懇親会に出られる先生は残って下さい」ということで、懇親会にも呼ばれたが・・・。「最後の懇親会」だったのに参加しなかった。区の数学部は10年ほど役員として関わっていたが、何の挨拶もできず、この日は帰ってしまった。いつもとは違いとほほな感じであった。

 実は前日、都立高校発表日で、ちょうど一区切りついたので、ひとりで飲みに行ってしまったのだ。数学部会の事などすっかり忘れていた。飲み代もなく、前日帰宅が少し遅かったので、つきあいも出来ず駅へと向かった。途中銀行へ寄り、飲み代を手に入れ、通勤途中の行きつけの居酒屋で、一人で飲んだ。
 数学部の人たちとつきあって、統計の話でもできたら良かったかも知れないのに。やっぱり、「最後の・・・」は大切にしなくてはいけないと思った。

五木ひろし「暖簾」より

ばかな生き方しか どうせできないけれど
お前らしくていいさと 今夜も酒が嗤(わら)う

おそまつ・・・

 
コメント
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