TakaPの数学日記

数学を教えていて感じたことや日常の感想などを記録しました。

大エルミタージュ美術館展

2012年06月12日 09時42分06秒 | 日記
久々に新国立美術館へ。大エルミタージュ美術館展を見に行った。
国立新美術館。


美術館の模型


記憶に残った作品。
モルフェウスとイリス 1811年 251×178cm


 右の女神はイリスといって虹の女神。下はモルフェウスといって覚醒の神様だったか。
モルフェウスが眠りから覚めたところへ女神がやってきた様子をピエール=ナルシス・ゲランという画家が描いたもの。
18世紀ロココ時代の作品だそうだが、女神イリスが秋葉原などに見られるフィギュアの人形のように感じた。
 貴族たちは画家にこういう作品を描かせていたらしい。画家も自分の技量が認められるならというわけで描いたのだろう。
この時代、神話や宗教を題材にしたときだけこうした裸の絵が許されたそうだ。

 モルフェウスとはモルヒネの語源になっているようだ。眠りから覚めたばかりの神様だそうだ。
非常に官能的な印象があった。実際に見た絵はもっと色彩やコントラストがはっきりしていて、肌の色が透き通るようだった。
技巧も素晴らしいと思った。

 これは「死の天使」という作品。オーラス・ヴェルネ 1851年  146×113cm

女性が今まさに亡くなろうとしているところ。後ろから黒い服を着た死の天使が女性を天国に連れて行く所を描いている。
この時代の人の死生観が表れていて興味深い。

 二つの絵はロシア旅行へ行ったときは見てなかったと思った。印象的な絵は他にもあったが、パンフレットにあった写真を携帯
で撮影してアップ。

帰りは六本木で食事。

海鮮丼900円だったか・・・。看板にはイクラがあったのに来た丼にはイクラはなかった。エーッ???



安かったし美味しかったから許す。

たまには美術館に行くのもいいな。


コメント
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