水曜教室で中学校の図書室に行った。定期考査も終わり、質問に来る生徒がいなかった。
毎回私の筆入れからさいころを取り出して遊ぶ生徒がいる。数教協のサークル例会でさいころの確率の発表をしているので、筆入れに色々な大きさのさいころが入っているのだ。
この生徒が6個のさいころを投げながら面白いことを言った。
「6個のさいころを3つずつ両手に持って投げたとき、左と右とで同じ目が出る確率ってどうなるの?」
要するにこういうことだ。
「6個のさいころを3個ずつ同時に投げるとき、3個ずつの目の組み合わせが同じ確率を求めよ」
このような目の出方は・・・。

ということだ。
実際に考えてみると、結構難しいことが分かった。
そこで、問題を簡単にして考えることにした。
第1段階 さいころが2個、つまり1個ずつ投げるとき、出た目が同じになる確率。
第2段階 さいころが4個、つまり2個ずつ投げるとき、2個ずつの出た目の組み合わせが同じになる確率。
第3段階 さいころを6個、3個ずつ同時に投げて、3個ずつの出た目の組み合わせが同じになる確率。
第1段階は簡単で、
2個を同時に投げると6×6=36通りの目の出方がある。そのうち同じ目が出る場合は
{1,1}, {2,2}・・・, {6,6} の6通りであるから、求める確率は6/36で 答えは1/6
第2段階で少々考えた。第2段階はやや難しい高校入試レベルと言えそうだ。

解答は後日に。

つづく