TakaPの数学日記

数学を教えていて感じたことや日常の感想などを記録しました。

ガロア理論4

2016年09月04日 01時27分57秒 | 数学

学生が独自に集まって輪読する学習会を自主ゼミと言ったかと思う。
先輩や先生からの勧めで、私たちの学年も2年生の時に、
「点集合論」という本の輪読を始めていた。集合論と位相の勉強だ。
位相とは、連続という概念を抽象化したものなのだが、うまく
説明できない。

それはともかくとして、ガロア理論の輪読会は我々が3年生の時に、
例の本の輪読によって行われた。この頃大学には紛争が持ち込まれた。
一部学生たちによって新校舎がロックアウトされた。
輪読会とロックアウトの事実でどちらが先だったか記憶がないが、
新校舎が使えない状態の中、旧校舎の一室で輪読会は続けられた。
大学の講義は主に新校舎で行われていた。
旧校舎は木造校舎で、そこには先生方の研究室と、学生が使える
集会室があった。輪読会はこの集会室で行われた。
毎週一回輪読会が10人ほどの学生によって運営されていた。

私も興味があったので参加した。英語で書かれた数学の本を読みのは
初めてなので、英語の表現に感動したものだった。

つづく

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする