数学科の学生なら、数学の話題を少しは知って、大学に入学して来る。
私は数学科志望ではなかったので、ほとんど知識はなかったし、大学の数学なんて
高校の数学の微積分の難しいのをやるのか、ぐらいの知識しかなかった。
ところが大学では、行列や行列式、集合論などの講義を受けた。
もちろん微積分もあり、私は微積分が一番好きだった。
話しをガロア理論に戻そう。
ガロア理論とは、
「5次以上の方程式に根の公式はない」というもの。
「根」という用語は現在では「解」となっているが、当時は「根」であった。
このことを知ったきっかけは忘れてしまった。
ただ、数学史のエピソードでアーベルという数学者が出てきた場面で
「5次以上の方程式には・・・」ということを知ったと思う。
また、行列や行列式の教科書の巻末に、3次方程式や4次方程式の解法が
紹介されていたので、そこから知ったのかもしれない。
当時の教科書を引っ張り出してみたら記述があった。下に紹介する。
つづく