イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

釣殿神社

2010年03月06日 | Weblog
僕の昔の仕事を知っている人が聞くと何をしてんの?と思われるかもしれないが、最近、奈良のお菓子屋さんをめぐっている。
先日訪問した先の付近の地図を見ていたら釣殿神社というところを見つけた。
どんなところかはわからないが、「釣」という文字が入っているのならほうっておくわけにはいかない。しかし、釣殿というと昔、歴史の教科書で習ったような気がするが、寝殿造りの部品か何かではなかっただろうか?魚釣りと全然関係なかったりして・・・。

商談は早々に切り上げてどんなところかと訪ねてみた。が、小さな祠がひとつあるだけ。
なぜか、来歴を書いた看板と賽銭箱が真新しい。この場所は平城遷都1300年祭のメイン会場のすぐそばにあるので急ごしらえで作ったのだろう。
看板は新しいが、来歴は結局よくわからない・・・。少なくとも魚とも釣りとも何の関係もないようだ。

たまに、仕事で京都を訪れることもあるのだが、京都ではどんなに小さな祠でもいつも人がお参りしている形跡がある。常に生活に根付いている雰囲気がある。
しかし、この場所はまったくそんな感じがしない。
この辺が京都と奈良の民度の違いなのだろうか。観光地としての格の違いがこんなところにもあるのかもしれない。それとも、捨てられた都と1000年続いた都の差なのだろうか?
奈良は今年はかなりな盛り上がりだろうが、こんな感じだからきっと一発屋で終わってしまうに違いない。
なにか意味もなく建っている朱雀門も大極殿もむなしく見えてくる。
 

コメント
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