イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

加太沖釣行

2010年03月28日 | Weblog
場所:加太沖
条件:中潮 11:07刊潮 
潮流:5:42最強2.6ノット上り 9:16転流
   11:57最強2.3ノット下り 
釣果:ガシラ4匹

天気は曇りだが波は高くなさそうだし、加太へと船を走らせた。
しかし、風が強くて寒い。もう大層な寒さはないだろうと思い、上着は防寒着だが下は普通のかっこうで出てきたが間違いだった。日も差さないので体が震える。
保険のガシラも大したことはなく潮の流れもなくなったので午前11時に退散。
この時間に潮が流れなくなったのだが、やっぱり潮流表とのずれはあるようだ。
ガシラさえも潮が
流れなくなると釣れなくなる。恐るべし加太の海。
もう少し間をおいて北風が吹かなくなるのを待たないといけないのかもしれない。

季節の変わり目なのか、それともビギナーズラックの恩恵に浴することができなくなったのか、本当の実力が露見してきたようだ。



帰りに少し足を伸ばして「孫市まつり」を見てきた。
雑賀孫市は僕の心のヒーローの一人だ。
この人のように無頼な人生を送りたいと願っているのだが、現実は・・・。

「戦国のガンマン」とうまいコピーを考えたものだが、まつりを見てきた感ではちょっとがっかりした。
これでは雑賀孫市がどんな人で、会場の鷺森別院や浄土真宗とのかかわりなんかがほとんどわからないのではないのだろうか。手作りの鎧を着た人がうろうろしてるだけで、これではただのコスプレまつりだ。

詳しい史料がないのは仕方がないが、せめて孫市の陣屋の再現して孫市役のひとがで~んと構えるなんかして格調高くやってもらいたいものだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「釣場・釣師」読了

2010年03月28日 | Weblog
井伏鱒二 「釣場・釣師」読了
井伏鱒二の釣りの紀行文だが、何かに連載されていたものか、書下ろしかはわからないが、戦争が終わってわずか10数年の時代にすでにこんな本が書かれていたとは日本が急速に豊かになっていった現われなのだろうか。
しかし、使われている字が旧字が多くなんとも読みにくい。こんなところはなんとも進歩がないなと思うのだ。

最後の2編は奈良県吉野川と淡路島。僕のすんでいるところのすぐそばだ。吉野川の地名には僕のしっているところも出てくる。
淡路島の章ではそこから和歌山の町並みが見えるというくだりがある。せっかくここまで来てくれたのなら和歌山のことも書いてくれればいいのにと思うのだが、タイトルどおり、各地の釣師を訪ねることになっているので和歌山県民はきっとはにかみやさんが多いから取材を断ったのかもしれない。もしくは秘伝の釣り方を人に教えたくなかったのだろうか。

吉野川のアユ釣には金属糸や背針などが出てくるがすでにこの時代にこんな釣り方が考えれていたとは驚きだ
釣りの技術は進歩してもアイデアはそれほど進歩していないようだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする