今日も停滞。
やることもないので釣具のカタログを眺めていた。
なんとたくさんの釣竿やリールがあるのだろう。一体、どこがどう違うのかがわからない。
僕が初めてカーボンロッドを買ったときの商品名は、「THE グレ」。ダイワの竿だったが、魚の名前にTHEがついている通り、グレ釣りの竿といえばこれしかなかった。1号、2号がフカセ。3号がカゴ。これだけだった。あとは昔からある「大島」くらいだったのではないかと思う。今はグレはグレでも尾長と口太、それぞれでものすごい種類の竿がある。長さと太さを入れるとダイワだけでどれほどのSKUがあるのだろうか?そんなにたくさんの種類が必要なのだろうか?
この前、釣りに行く道中で聞いていた桂枝雀の落語のまくらで病気の噺があった。昔は病気はひとつしかなくって、医者に行くと、「具合が悪いんですけど。」「ああ、病気ですね。」だけで終わっていたそうだ。これでは具合が悪かろうと、上の病気と下の病気に別れ、それからどんどん細分化されて数千の病名ができたとか。20年くらい前の録音だから今では数万くらいにはなっているのかも知れないが、釣り道具もこんな具合なのだろうか。今朝のテレビで「用途別卵」というのをやっていた。卵かけご飯やオムレツ、ケーキ、カルボナーラなんかの専用の卵があるというのだ。卵はたかが卵だと思うのだが・・・。日本人はきっとこういうのがすきなんだろうな。
状況にあわせた道具が必要とはいえ、結局釣れるか釣れないかは運次第だろうに。
値段も高い。このデフレの時代にどんどん高級化している。大メーカーはそれなりにコストがかかるし、数量減を単価でカバーしなければならないのもわかるが、いくら魚釣りが好きでももう手が出ない。特に、船や渓流の道具となるとかなりなものだ。こういう釣りをする人はかなりディープでそこそこ裕福な場合が多いのだろうがすべての人がそうとは限らないのだからメーカーもよく考えて価格設定をしてほしいものだ。釣り人口は減っているという話を聞くが、この価格の高さと道具の種類が多い複雑さが余計に間口を狭めているのではないだろうか。
それに比べてバスつり用のタックルは価格が抑えられているような気がする。これも日本の社会構造を反映しているのだろうな。ちょっと悲しい気がする。
僕も社会ではかなり底辺にいるほうだから、これからも2流メーカーと中古釣具屋さんのお世話にならなければならないのだ・・・。
釣りの世界では、「大人と子供の違いは持っている道具の値段だけ。」という言葉があるそうだ。この心意気でこれからも頑張ろう。
やることもないので釣具のカタログを眺めていた。
なんとたくさんの釣竿やリールがあるのだろう。一体、どこがどう違うのかがわからない。
僕が初めてカーボンロッドを買ったときの商品名は、「THE グレ」。ダイワの竿だったが、魚の名前にTHEがついている通り、グレ釣りの竿といえばこれしかなかった。1号、2号がフカセ。3号がカゴ。これだけだった。あとは昔からある「大島」くらいだったのではないかと思う。今はグレはグレでも尾長と口太、それぞれでものすごい種類の竿がある。長さと太さを入れるとダイワだけでどれほどのSKUがあるのだろうか?そんなにたくさんの種類が必要なのだろうか?
この前、釣りに行く道中で聞いていた桂枝雀の落語のまくらで病気の噺があった。昔は病気はひとつしかなくって、医者に行くと、「具合が悪いんですけど。」「ああ、病気ですね。」だけで終わっていたそうだ。これでは具合が悪かろうと、上の病気と下の病気に別れ、それからどんどん細分化されて数千の病名ができたとか。20年くらい前の録音だから今では数万くらいにはなっているのかも知れないが、釣り道具もこんな具合なのだろうか。今朝のテレビで「用途別卵」というのをやっていた。卵かけご飯やオムレツ、ケーキ、カルボナーラなんかの専用の卵があるというのだ。卵はたかが卵だと思うのだが・・・。日本人はきっとこういうのがすきなんだろうな。
状況にあわせた道具が必要とはいえ、結局釣れるか釣れないかは運次第だろうに。
値段も高い。このデフレの時代にどんどん高級化している。大メーカーはそれなりにコストがかかるし、数量減を単価でカバーしなければならないのもわかるが、いくら魚釣りが好きでももう手が出ない。特に、船や渓流の道具となるとかなりなものだ。こういう釣りをする人はかなりディープでそこそこ裕福な場合が多いのだろうがすべての人がそうとは限らないのだからメーカーもよく考えて価格設定をしてほしいものだ。釣り人口は減っているという話を聞くが、この価格の高さと道具の種類が多い複雑さが余計に間口を狭めているのではないだろうか。
それに比べてバスつり用のタックルは価格が抑えられているような気がする。これも日本の社会構造を反映しているのだろうな。ちょっと悲しい気がする。
僕も社会ではかなり底辺にいるほうだから、これからも2流メーカーと中古釣具屋さんのお世話にならなければならないのだ・・・。
釣りの世界では、「大人と子供の違いは持っている道具の値段だけ。」という言葉があるそうだ。この心意気でこれからも頑張ろう。