イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

加太沖釣行

2012年03月21日 | Weblog
場所:加太沖
条件:大潮11:41干潮
潮流:6:06上り最強2.6ノット 9:36転流 12:16上り最強2.4ノット
釣果:真鯛44センチ 1匹 サゴシ 1匹

3日ほど前の週間天気予報は波が2メートルということで、今日の休みはダメだなと思っていたら、昨日の予報ではのちに1メートルになっていた。気圧配置の予想も、昼頃には高気圧の中心が近畿地方に来るようだ。朝のうちの強風を我慢すればなんとかなりそうだ。

転流時刻と朝の波高を考えて、今日は6時半を過ぎてゆっくり出発。いつもの出勤時間とほぼ同じなので、トイレに行ったあと、何を思ったか、歯を磨いていた。

出港して一文字を超えると予想以上に風が吹いている。うねりはそれほどないが、ちょっと逡巡してしまう。



これでは田倉崎を越えるとものすごいことになっているのではないだろうかと思うと、このまま帰って干潮時刻を狙ってテングサ採りに切り替えたほうがいいのではないかと、紀ノ川河口付近をスロットルを緩めたり吹かしたりしながら、しかし、雲の間から射してきた日差しに支えられて北港釣り公園の沖を抜けていった。
ポイントに着いてみると風も波も大したことはなく、まあ、来てみてよかったというところだ。

潮が緩みはじめるころなので、今日も帝国軍は中の瀬戸あたりに集結している。



しかし、いつものポイントにも船団ができているので、少し遠慮して田倉崎の南から釣りをスタート。
潮が緩んでいるのか、今日もクラゲ機雷がたくさん投下されている。
ググッと重くなったと思ったらクラゲの足が絡みついている。仕掛けは綺麗にしておかないとダメだからそのたびに手で取り除くのだが、この機雷はあとから効いてくる。指先がヒリヒリするのだ。困ったものだ。油断してオシッコをしようものなら、ちょっと危険だ。

転流時刻を迎える前に最初のアタリがあった。かなり小さい。何が掛かってきたのかと思いきや、フグが前回から試しているギミックに喰いついている。お~、フグとはいえ、効果があるではないか。ちょっとうれしい。
その後、2回目のアタリは船の姿勢を直している最中に出たが、クラッチを切らなければと焦ってしまい、針には乗らなかった。こんなときには腕が3本必要なのだ。
新型の仕掛けなどと秘密めいて書いてはいるが、鯛カブラ用のオモリに針を2本つけて、スーパーで売っている海エビを付けただけのものなので、みなさん、一度試してみてください。



その後、潮が動かなくなってしまった頃に、降りていく仕掛けにアタリ。おお、ハマチかと思いきや、あまり締め込みがない。途中のエダスが切れてしまっていたので一体何かと思いきや、サゴシが掛かっていた。
この魚も漢字で書くと魚偏に春。春がやってきたのだ。

転流時刻を過ぎても大して潮は流れず、しかし、廻りに船がいなくなったので、一気に北上していつものポイントへ移動、相変わらずクラゲ機雷の猛攻で辟易していたが、奇跡的にアタリが出た。これは間違いなく真鯛だ。丁寧に、丁寧に仕掛けを巻き上げ、何とか1匹真鯛を確保。もう1回小さいながらアタリがあったが、これも針には乗らず、その後、12時まで粘ってみたが、アタリはなく、今日はこれで終了。
アタリは時たま出ていたので、もう少し魚を確保できそうだっただけに、ちょっと残念な釣行となってしまった。


帰りは行きとはうって変わって、北風は吹いているものの見かけはなんとも春らしい天気だ。ちびりそうになることもなく、快調に帰港できた。



コメント (8)
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