イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

加太沖釣行

2021年09月26日 | 2021釣り
場所:加太沖
条件:中潮9:11満潮
潮流6:29転流 10:21上り 2.6ノット最強
釣果:タチウオ6匹 マアジ5匹 カスゴ1匹

カワハギが釣れているという情報を隣に係留しているNさんから貰っていた。まだ肝はそれほど大きくないですよとことであったがSNSにアップされている画像を見てみるとまったくそんなことはない。
これは一丁僕も釣り上げてあわよくば肝和えと鍋にして食ってやろうと勇んで加太に出かけた。

朝は少しずつ肌寒くなってきて、シャツ1枚で出発できるのもあと数回だろうと思われる。今日は曇っているのでそうでもないが晴れていれば放射冷却でもっと寒かったかもしれない。



シーズン最初の獲物を狙うためには保険が必要だ。まずは紀ノ川河口でタチウオを釣る。おとといはまったくの不発であったのだが、今日も芳しくない。アタリはあっても細いし、それも散発的でしかもアタリがあるエリアは青岸と新々波止の一番狭い海峡部分だけだ。
仕掛けを流している間にも各方面から続々と沖に向けて船が出てゆく。



それをかわしながら魚を釣るというのもなかなか難しい。小さいものを放流しながら釣りを続け、すっかり明るくなり、さて、加太に向かおうかと準備をしたときには6匹しかデッキの上に残っていなかった。一応、10匹釣ったら加太に向かおうと思っていたのでここでは保険作戦は失敗ということになってしまった。

次の保険はアジ釣りだ。まあ、これは保険というよりも本命に近い位置づけではあるが・・。
加太の沖に到着したのはほぼ潮止まりに近い時刻。このあとから上りに変わっていくが、さて、どこで仕掛けを下ろそうかと悩む。あれだけたくさんの船が出撃していったのに、友ヶ島の南のこの海域にはほとんど船が浮かんでいない。やつらは一体どこに行ったのだろうか・・。
本当なら大和堆ポイントに行くのがいいのだろうが、カワハギ釣りへのリレーを考えるとあまり遠くには行きたくない。今日も船足はいまいちなのである。

四国ポイントの上を通過するもまったく反応はなく、もう少し友ヶ島に近づいてみる。第2テッパンポイントに差しかかったころに小さいが反応があった。



じゃあ、ここからスタートとサビキ仕掛けを下していく。徐々に反応はよくなり、早速アタリが出た。
幸先よく、大きくはないがマアジが2匹上がってきた。
船は東からの風に押されて真西に流れてゆく。この時点ではまったく潮が流れていなかったのだと思う。
3回目の流しの時、魚とのやり取りをしている最中に電話が鳴った。今日はN氏もカワハギ狙いでやってきているらしい。ちからさんも同乗しているとのこと。「釣れ始めたら連絡しますよ~。」と言ってくれて通話を終了。しかし、いまだにスマホの通話の仕方がよくわからない。コールしている最中に画面が真っ黒になってしまうのは節電のためなのだろうか。明るい野外でエンジン音がうるさいところでは電話がコールされているかどうかがまったくわからないのだ。

その頃から船の流れが北を向き始めた。潮が上り始めたようだ。流れが変わってしまったのが悪かったか、アタリが出なくなってしまった。
午前8時になればカワハギ釣りに転戦しようと思っていたが、30分前倒しで移動。
去年釣れた場所が思い出せないままそれらしい方向に向かうとNさんの船を発見。



聞くと1枚ずつ釣り上げているとのこと。僕も早速仕掛けを下すが、潮が速い。おまけに北風もかなり吹いている。潮の向きと風向きが逆なのでよけいに潮が速く感じる。早すぎて底を取ることができない。錘を40号にしてみるが状況は変わらない。これでは前アタリがあっても追い食いを待つ間に仕掛けが暴れて鉤には乗らないだろう。
こんな状況ではエサを消耗するばかりだと判断して移動を決める。ナカトにたくさんの船が集まっているのが気になっていたのだ。
ジギングをやっている船が多いので青物を狙っているのだろう。僕も高仕掛けで狙ってみるがアタリはさっぱりで、10時頃になりそろそろ潮の流れも緩くなり始める頃だと思いまたカワハギ釣りに変更。
底を取りやすいようにと30メートルより浅いところで仕掛けを下すがエサ取りばかりだ。



これでは埒が明かないと底を取れないのを承知で40メートルラインまで移動。海底に錘が到着するまでに道糸は50メートル以上出てゆく。しかし、やはり仕掛けが安定しないのかコツンとアタリがあってもそれっきりでエサだけがなくなる。いきなりゴツンというアタリで上がってきたのは本命ではないカスゴだった。

最後の1匹のエサを使い終わって正午前に終了。

ちょうど同じようなところを流していたNさんに聞いてみると二人で10匹以上釣っているとのこと。あの速い潮の中で本アタリが出るまでエサを追わせるというのはお見事というしかない。

また、出直しだ。エサを300円分だけにしておいてよかった・・。

今日のように最初はポツポツ釣れていて後になるほど釣れなくなってくると体はものすごく疲れたように感じる。これが逆ならあまり疲れたように感じないのだ。
天気のいい日は休みのたびに釣りに行っているので疲れるのは当たり前といえばそうなのかもしれないが、今日は特に疲れた。
次の休日は絶対にゆっくり寝ようと思う・・。

コメント
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