国宝姫路城に行ってきた。日本では法隆寺とここが世界遺産の第1号だそうだ。ここも、死ぬ前に行っておきたいところのひとつであった。半径15キロというのが僕の生活範囲なのでここくらいが死ぬ前に行きたいところの限界点である・・。
もう10年前になるそうだが、平成の大修理を終えて真っ白になった姿がニュースに取りあげられていた。そういう意味ではむちゃくちゃ遠い所でもないので死ぬまでに行ってみたいところのひとつに選定していた。
2週間前だっただろうか、プロジェクトXで姫路城が取り上げられていて、そのすぐ後に、拝観料が2.5倍に値上げされるというニュースも出てきて、これはもう、今行くしかないと決断した。3連休だしあいにくの強風で釣りにいくどころではないのでちょうど良いタイミングであった。
いつもの通り始発電車に乗ってまずは大阪駅まで。
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そこからは阪神電車を使う。
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JRを使うよりも時間がかかるが料金は若干安くなる。それに、おそらく僕の人生ではいまだ阪神電車に乗ったことがない。べつにタイガースファンでもないのでこんなときでないと阪神電車なんて乗る機会はないのでせっかくだから乗ってみることにした。終点の姫路駅へは山陽電鉄への乗り入れになっているそうだ。
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線路は海沿いを走っているので景色がよい。偶然だが電車の中で読み終わった本の中の物語のひとつは途中にある高砂が舞台であった。
午前9時半過ぎ、姫路駅に到着。3時間半の道中は長いのか短いのか微妙である・・。
そこからは歩いて姫路城へ。しばらく歩くと姫路城の威容が見えてくる。
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遠くから見ても相当大きい。駅も大きい。
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そしてこの町も相当大きい。駅から姫路城まで大きな通りが通っていて両側に大きな建物が並んでいる。和歌山市も和歌山駅からお城まで大きな通りがあるけれども、こんなに大きな建物がない。帰り道で知ったのだが、並行して大きな商店街がある。ぶらくり町よりもはるかににぎわいがある。
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姫路藩は最も石高が多いときで52万石であったそうだ。紀州藩は55万石だが、お城の規模といい、町の規模といい、負けているのはどうしてだろう・・。少し悔しい。
10分ほど歩くと大手門という大きな門が出てくるのだがここが入り口だ。
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明日はマラソン大会が行われるらしく、この門は立ち入り禁止になるそうだ。今日来ておいてよかった。
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お城の敷地も大きい。それに加えてものすごく手入れが行き届いている。昔見た東京駅の丸の内口から皇居のお堀までの道のような感じである。
1000円の拝観料を払って入城門を入ると当然だがここも手入れが行き届いているほど行き届いている。もう、日本庭園だ。植木の剪定はどのくらいの頻度でおこなわれているのだろう。それに下草もなく、ゴミも全然落ちていない。そして桜の木が多い。きっと桜が咲く頃にやってくるとものすごい景色を見ることができるのだろう。
西の丸という、千姫(名前は知っていたが、この人がこの城の住人だったというのはまったく知らなかった。)が住んでいたところを見学。回廊が250メートルもあるというところだけでもこの城の規模の大きさがわかるというものだ。
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そしていよいよ大天守へ。
元々、西からの勢力に対抗するための防御の城なので入り口からして鉄壁の守りを施している。グルグル回るルートや途中にある門ごとに様々な防御の仕掛けがしてある。こういうところはすべてテレビからの受け売りで、テレビが言っていたとおりだったので妙に感動する。
テレビついでに、プロジェクトXで紹介されていたのはこの漆喰の塗り方だ。縁のところが少し盛り上がっている。
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何という塗りかたかというのは忘れてしまったが修復工事を競り落とした会社にその技術がなく競り負けた会社の職人に教えを請いに行くというような内容であった。
見た目はなんだか、教えを請うほどのものかと思うのだが、まあ、そこには難しい技が隠されているのだろう。
まだ白い部分と、少し黒ずんだところがあるので、今でも継続的に修理は続けられているのだろう。
天守閣は地下1階、地上6階の7層になっているそうだ。内部のデザインもおそらく350年前のままになっているのだろう。何もないがらんどうだが当時は武器が満載されていたのかもしれない。壁のところにその名残があるし、急な階段にもなんだか歴史を感じる。
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また、中にある説明板を見てみると、この城の主は六つの家が入れ替わったそうである。歴史にはまったく疎いのでこういうことも知らなかった。知らなかったというと、怪談の「皿屋敷」というのはここが舞台ここだったということだ。しかし、これはよくよく調べてみれば、各地に物語が存在するらしい。有名なのは「番町皿屋敷」姫路城は「播州皿屋敷」なのだそうである。
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これだけ全く知らないことばかりが出てくるのは、半分発作的に姫路市を目指したからである。下調べゼロで来たので姫路城以外に見るべきところもわからない。帰りの道中もかなり時間がかかるのでお城だけ見て帰途についた。
しかし、この素晴らしさで拝観料が1000円というのは確かに安すぎる。とはいっても2500円になってしまうと尻込みしてしまう・・。1500円くらいで手を打ってくれればと思うが、それならオーバーツーリズムの軽減にもならないのだろう。
これも時代だと思ってあきらめよう。
最近のJRは遅れまくる。今日も神戸線も遅れ、阪和線も遅れていた。JRだと3時間で家に帰れるはずが半時間よけいにかかってしまった。
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まあ、今日から3連休なので許してあげよう。
もう10年前になるそうだが、平成の大修理を終えて真っ白になった姿がニュースに取りあげられていた。そういう意味ではむちゃくちゃ遠い所でもないので死ぬまでに行ってみたいところのひとつに選定していた。
2週間前だっただろうか、プロジェクトXで姫路城が取り上げられていて、そのすぐ後に、拝観料が2.5倍に値上げされるというニュースも出てきて、これはもう、今行くしかないと決断した。3連休だしあいにくの強風で釣りにいくどころではないのでちょうど良いタイミングであった。
いつもの通り始発電車に乗ってまずは大阪駅まで。
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そこからは阪神電車を使う。
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JRを使うよりも時間がかかるが料金は若干安くなる。それに、おそらく僕の人生ではいまだ阪神電車に乗ったことがない。べつにタイガースファンでもないのでこんなときでないと阪神電車なんて乗る機会はないのでせっかくだから乗ってみることにした。終点の姫路駅へは山陽電鉄への乗り入れになっているそうだ。
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線路は海沿いを走っているので景色がよい。偶然だが電車の中で読み終わった本の中の物語のひとつは途中にある高砂が舞台であった。
午前9時半過ぎ、姫路駅に到着。3時間半の道中は長いのか短いのか微妙である・・。
そこからは歩いて姫路城へ。しばらく歩くと姫路城の威容が見えてくる。
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遠くから見ても相当大きい。駅も大きい。
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そしてこの町も相当大きい。駅から姫路城まで大きな通りが通っていて両側に大きな建物が並んでいる。和歌山市も和歌山駅からお城まで大きな通りがあるけれども、こんなに大きな建物がない。帰り道で知ったのだが、並行して大きな商店街がある。ぶらくり町よりもはるかににぎわいがある。
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姫路藩は最も石高が多いときで52万石であったそうだ。紀州藩は55万石だが、お城の規模といい、町の規模といい、負けているのはどうしてだろう・・。少し悔しい。
10分ほど歩くと大手門という大きな門が出てくるのだがここが入り口だ。
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明日はマラソン大会が行われるらしく、この門は立ち入り禁止になるそうだ。今日来ておいてよかった。
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お城の敷地も大きい。それに加えてものすごく手入れが行き届いている。昔見た東京駅の丸の内口から皇居のお堀までの道のような感じである。
1000円の拝観料を払って入城門を入ると当然だがここも手入れが行き届いているほど行き届いている。もう、日本庭園だ。植木の剪定はどのくらいの頻度でおこなわれているのだろう。それに下草もなく、ゴミも全然落ちていない。そして桜の木が多い。きっと桜が咲く頃にやってくるとものすごい景色を見ることができるのだろう。
西の丸という、千姫(名前は知っていたが、この人がこの城の住人だったというのはまったく知らなかった。)が住んでいたところを見学。回廊が250メートルもあるというところだけでもこの城の規模の大きさがわかるというものだ。
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そしていよいよ大天守へ。
元々、西からの勢力に対抗するための防御の城なので入り口からして鉄壁の守りを施している。グルグル回るルートや途中にある門ごとに様々な防御の仕掛けがしてある。こういうところはすべてテレビからの受け売りで、テレビが言っていたとおりだったので妙に感動する。
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テレビついでに、プロジェクトXで紹介されていたのはこの漆喰の塗り方だ。縁のところが少し盛り上がっている。
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何という塗りかたかというのは忘れてしまったが修復工事を競り落とした会社にその技術がなく競り負けた会社の職人に教えを請いに行くというような内容であった。
見た目はなんだか、教えを請うほどのものかと思うのだが、まあ、そこには難しい技が隠されているのだろう。
まだ白い部分と、少し黒ずんだところがあるので、今でも継続的に修理は続けられているのだろう。
天守閣は地下1階、地上6階の7層になっているそうだ。内部のデザインもおそらく350年前のままになっているのだろう。何もないがらんどうだが当時は武器が満載されていたのかもしれない。壁のところにその名残があるし、急な階段にもなんだか歴史を感じる。
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また、中にある説明板を見てみると、この城の主は六つの家が入れ替わったそうである。歴史にはまったく疎いのでこういうことも知らなかった。知らなかったというと、怪談の「皿屋敷」というのはここが舞台ここだったということだ。しかし、これはよくよく調べてみれば、各地に物語が存在するらしい。有名なのは「番町皿屋敷」姫路城は「播州皿屋敷」なのだそうである。
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これだけ全く知らないことばかりが出てくるのは、半分発作的に姫路市を目指したからである。下調べゼロで来たので姫路城以外に見るべきところもわからない。帰りの道中もかなり時間がかかるのでお城だけ見て帰途についた。
しかし、この素晴らしさで拝観料が1000円というのは確かに安すぎる。とはいっても2500円になってしまうと尻込みしてしまう・・。1500円くらいで手を打ってくれればと思うが、それならオーバーツーリズムの軽減にもならないのだろう。
これも時代だと思ってあきらめよう。
最近のJRは遅れまくる。今日も神戸線も遅れ、阪和線も遅れていた。JRだと3時間で家に帰れるはずが半時間よけいにかかってしまった。
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まあ、今日から3連休なので許してあげよう。