鈴木光司 「海の怪」読了
この本もタイトルだけを見て借りた本だ。最初、「死ぬかと思った」というような実録ものかと思ったのだが、著者の名前を見てこれはホラーだなと分かった。この人の本は2冊目だ。
ネットで検索しても著者の趣味がクルージングやダイビングというのはまったく出てこないが、大型クルーザーやヨットで日本列島のあちこちに出かけるような趣味を持っているらしい。前に読んだ本でもダイビングの描写がすごく詳しかったので本当に詳しいのだと思う。
その知識を生かした、どこまでがフィクションでどこからが実体験かがわからないような物語の進め方だ。それゆえによけいに真実味が増してくるのだろう。うまいストーリー展開だと思うのだが、失礼ながら小説のレベルはどうかというと、印象に残るような一元半句がまったく出てこない。ある意味簡単に読めてしまう。
ホラーだから仕方がないのかもしれないが、“死ぬ”ということを簡単に書きすぎているようにも思える。「命が抜けてゆく」という表現はなかなかうまいとは思ったが・・。
だから、特に思いを込めた感想は書けない。
かなりひがんだ書き方になるが、こんなにゴージャスな船旅をする人たちにはどんどん、幽霊や怨霊やお化けやゾンビやエイリアンが憑りついてくださいと彼らを応援したくなる。
貧乏船釣りライフを人生のすべてをかけて首の皮一枚でつないでいる僕には、どうか憑りつかないでくださいとお願いするばかりである・・。
この本もタイトルだけを見て借りた本だ。最初、「死ぬかと思った」というような実録ものかと思ったのだが、著者の名前を見てこれはホラーだなと分かった。この人の本は2冊目だ。
ネットで検索しても著者の趣味がクルージングやダイビングというのはまったく出てこないが、大型クルーザーやヨットで日本列島のあちこちに出かけるような趣味を持っているらしい。前に読んだ本でもダイビングの描写がすごく詳しかったので本当に詳しいのだと思う。
その知識を生かした、どこまでがフィクションでどこからが実体験かがわからないような物語の進め方だ。それゆえによけいに真実味が増してくるのだろう。うまいストーリー展開だと思うのだが、失礼ながら小説のレベルはどうかというと、印象に残るような一元半句がまったく出てこない。ある意味簡単に読めてしまう。
ホラーだから仕方がないのかもしれないが、“死ぬ”ということを簡単に書きすぎているようにも思える。「命が抜けてゆく」という表現はなかなかうまいとは思ったが・・。
だから、特に思いを込めた感想は書けない。
かなりひがんだ書き方になるが、こんなにゴージャスな船旅をする人たちにはどんどん、幽霊や怨霊やお化けやゾンビやエイリアンが憑りついてくださいと彼らを応援したくなる。
貧乏船釣りライフを人生のすべてをかけて首の皮一枚でつないでいる僕には、どうか憑りつかないでくださいとお願いするばかりである・・。
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