ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

肉々しい西友の「アンガスビーフ」とボージョレ・ヌーヴォー

2018-11-18 16:26:15 | おいしい食べもん
原稿執筆のレイアウト待ちをしている間に、あちこちのスーパーにボージョレ・ヌーヴォーを見に行っていましたが(笑)、レイアウトラフが来たので、仕事に戻ってます

その前に出かけた「西友」では、結局ワインは買わず、西友が誇る「アンガスビーフ」を買ってきました。
アンガスビーフはアメリカのブランド牛で、しっかりとした肉質が特徴です。

アンガスビーフに関しては、以前、ロイヤルホストのメニューなどで食べたことはありますが、肉を買ってきて家で調理するのは初体験です。
当然、西友のアンガスビーフを買うのも初めてのこと。




薄切り肉もありましたが、せっかくなので、厚切りにしてみましょう。




よくいえば、非常に肉々しい肉です。
赤身で、噛みごたえがあります。

でも、私は霜降りのお高い肉は苦手で、しっかりした肉質の肉が好きなので、まったく問題ありません。

100gあたり187円。
安いです。



この肉を、アルベール・ビショー社の「ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー2018」に合わせてみました。


Albert Bichot Beaujolais Village Nouveau 2018

このヌーヴォーを解禁日に開けた時、タンニンと酸を強く感じたので、しっかりした肉に合わせてみたらどうでしょう?と思いました。

3日目のワインは、少し丸みを帯び、口当たりがよくなっていましたが、タンニンの存在はちゃんとありますので、厚みのある肉とはいい感じの相性です。
できれば、もう少し肉に脂分があった方がより良かったかもしれません。

とはいえ、アンガスビーフのこの肉々しさ、クセになるかも(笑)

家から最寄の西友までは少々遠いのですが、西友のアンガスビーフが食べたくなったら、また車を走らせて買いに行こうと思っています

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今年のボージョレ・ヌーヴォーは早々に売り切れそう?

2018-11-17 17:13:13 | ワイン&酒
ボージョレ・ヌーヴォー の話題 第3弾

今日もスーパーを4軒ほど回り、ボージョレ・ヌーヴォーの売り場を見てきました。

4軒のうち1軒のスーパーは、あれ?あったの?というレベルで、まったく気づかないまま帰ってきてしまいました。
まさか、置いていないはずはないと思いますが…




さすがに大き目のスーパーでは、ある程度は目立つところにコーナーが作られ、何種類かあり、価格は750mlで1000円前後。
このくらいだと買いやすいでしょうか。





別のスーパーでは、最も安いヌーヴォーは998円(税抜)。
ペットボトルです。



同じスーパーで、少し高い価格帯のものもありましたが、こちらはもうほとんどが売れていて、残っているのが、画像にある各1、2本程度。
安いヌーヴォーよりも、少しお高い価格帯の方がおいしいと思われたのでしょうか?

高いヌーヴォーを選んだ人は、いつもワインをよく飲んでいる人かもしれませんね。





イオンモールの中に入っている「カルディ」では、なんと、これ1種類のみ!



同じワインのハーフボトルは用意されていましたが、店頭にただこれだけ置いてある状態でした。
カルディでは、今年はあまり力を入れていないとか?





一昨日のリポートに書いた「西友」の売り場も、ちょっと淋しい状態でした。
一昨日の解禁日からまだ3日目ですが、こんな感じです。




1本378円、3本なら1000円というミニサイズボトル(187ml)は、白ワインがなく、赤とロゼのみ。
白はもう売れてしまった?
赤白ロゼのミニサイズ3本セットは買おうと思っていましたが、白がなかったので断念しました。



と、各スーパーの売り場を回ってきましたが、昨日リポートしたイオンを除き、どこも売り場がコンパクトに感じました。
また、店頭に並んでいるワインも、数があまりなく、バックヤードになければ、まもなく完売しそう?

例年、年を超えて春先や夏くらいまで残っているボージョレ・ヌーヴォーを見ますが、今年は最低限の仕入れをして、早々に売り切ろう、という戦略なんでしょうか?

とにかく、店頭に出ているボージョレ・ヌーヴォーがあまり多くないので、飲みたい人は早いうちに買う方がいいかもしれません。

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激安ボージョレ・ヌーヴォーVS正統派ヌーヴォー

2018-11-16 15:27:08 | ワイン&酒
ボージョレ・ヌーヴォー 解禁日の昨日、
すでに紹介したドンキホーテが直輸入するオリジナルの「ボージョレ・ヌーヴォー2018」と、ブルゴーニュの大手アルベール・ビショー社の「ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー2018」を飲み比べてみました。




ドンキのヌーヴォー(左)は549円(税抜)、アルベール・ビショー(右)は2200円前後で、その差は約4倍!

ビショーのヴィラージュ・ヌーヴォーは、ボージョレ地区北部の優良な区画から産出されたブドウが使われています。



Albert Bichot Beaujolais Village Nouveau 2018

アルベール・ビショー社
は1831年創立の老舗かつ名門です。
今年のラベルは、同社の伝統モチーフ中心に、その周辺を水彩で描かれた色とりどりの花びらを散りばめた上品なデザインになっています。



バックラベルでは、ほどよいボディのミディアムタイプとなっています。
アルコール度数は13%。
栓はスクリューキャップで、ボトルは瓶です。

飲んでみると、さすがに、ドンキのヌーヴォーと比べるとワインの濃度があります。
酸もタンニンの量もドンキより多く、いわゆるワインらしいヌーヴォーです。

このしっかりした酸とタンニンは、飲みなれない人には強く感じるかもしれません。
その点を考えると、激安のドンキのヌーヴォーはとても軽くて飲みやすく、ドンキの方が好みだと思う人も多いかもしれません。

ドンキのヌーヴォーは軽く冷やしてそのまま、もしくは軽いフード類と合わせて、
アルベール・ビショーのヌーヴォーは、油分と味に濃さを持つフード類と一緒に飲むのがいいと思います。

実際、私がアルベール・ビショーに合わせたのは、甘辛く味付けした鶏もつ煮。
昼に試飲した際、これは鶏もつ煮に合わせたい!と、冷凍ストックしてあった鶏もつで、砂糖と醬油で甘辛い味付けの煮込みを作りました。
レバーの脂分と、甘辛いタレが、ワインの酸とタンニンによく合いました。





アルベール・ビショーには、「トロフィー・リヨン・ボージョレ・ヌーヴォー」のボトルネックが掛けられていました。
解禁日前に、専門家や醸造家らで審査されるボージョレ・ヌーヴォー唯一のコンクールです。
アルベール・ビショーは、2017年に金賞、2010年には大金賞を受賞しています。

と、このように格差のある2つのヌーヴォーですが、どちらがいいかは、飲む人の予算と好みです。
公園でランチピクニックのお供なら、ペットボトルで軽く、お値段も味わいもライトなドンキのヌーヴォーでも充分楽しめると思います。





さきほど、イオンのワイン売り場に行ってきましたが、さすがイオン、たくさんの種類のヌーヴォーがドーンと並んでいました。
手前の黄色いラベルが、トップバリュオリジナルのヌーヴォー950円(税抜)です。
しかし、これだけあると、悩みますねぇ。




オーガニックのヌーヴォーは飲んでみたいかも。



色々並べて飲む場合、ロゼがあると、目にも口にも変化があってオススメです。



こちらはノンフィルタータイプ。
ハーフサイズもあります。他のハーフサイズと組わせてもいいですね。



売り場で私が見ていたら、お客さんが何人も集まってきました。
試飲がなかったので、どれがいいのかわからず、悩んでいたようです。

車で来る人がほとんどのイオンモールだと、試飲販売は難しいかもしれません。
駅ビルやデパ地下なら店頭試飲ができるかと思いますので、飲み比べてみたい人は店頭試飲へGO!です

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ボージョレ・ヌーヴォー2018解禁!

2018-11-15 12:29:52 | ワイン&酒
本日も香港で得たワイン&酒情報をリポートしたかったのですが、
本日、11月15日(木)は “11月第3木曜日はボージョレ・ヌーヴォー解禁日”ですから、こちらの話題優先で。



ボージョレ・ヌーヴォーの最大の輸出先は日本、ということは、過去の記事でも取り上げました。

しかし、2004年をピークに半分以下まで減少しています。

今年も夏頃からあちこちで「お早目の予約を~」という案内が見られましたが、例年と違うことが色々あります。

まず、ボージョレ委員会からの解禁イベント関連の案内がなく、また、輸入元が毎年開催している解禁イベントの案内もありません。
他の方へのご案内はあったのかもしれませんが、これだけ動きが何もない年は、過去一度もありません。

想像するに、近年は気軽にワインを飲めるワインバルが増え、ワインの購入に関しても日常的になってきているため、“普段ワインを飲まない人が年に一度ワインを飲むための一大イベントとしてのボージョレ・ヌーヴォー”の役目も終わりに近づいているのかもしれません。

大量にドーンと輸入されたボージョレ・ヌーヴォーが翌年の夏になってもまだ店の棚に残っていたり、ディスカウント価格で叩き売られている姿を見るのは哀しいものがあったので、ほどよい加減での販売は、健全ではないでしょうか。

それでも、秋の美食を楽しむ季節のさなかに新酒の解禁があるのは、心躍るもの。
好きな造り手のワインを毎年買い続けている人もいるでしょうからね。



各社からのボージョレ・ヌーヴォー解禁のニュースリリースも届いています。

かつて低価格を競った時代もありましたが、そのパイオニア(笑)「ドンキホーテ」は、今年も価格にこだわり、自社輸入のヌーヴォーを579円(750ml、税抜)で発売します。
579円は、“ご納得”にかけているそうです(笑)
ドンキの最安値への挑戦は9年連続になります。

この価格なら失敗してもいいか…と思えます。
そこで、私もドンキに買いに行ってきました(笑)



 Robert Sarrau BEAUJOLAIS NOUVEAU 2018 
750ml ペットボトル 579円(税抜)→ 549円(税抜)! ドンキホーテ

579円のはずが、“緊急値下げ”で 549円になってました!
税込価格でも592円という安さ



ロベール・サルーというネゴシアンのヌーヴォーです。
バラのラベルにはバリエーションがあり、1本ごとに違うそうですよ。
私はボージョレらしいカラーだと思った、このバラを選びました。



早速、軽く冷やして飲んでみました。
色は明るめです。アルコール度数は12.5%。

ボージョレ・ヌーヴォーには独特のむっとした香りがあり、苦手な人もいますが、このワインはイチゴ系の香りの方が勝っています。
味わいは軽く、フルーティーで、とても飲みやすいタイプ。
ランチなどに、軽く冷やして気軽に楽しむにはいいかも。
なにしろ、安いですからね(笑)




さて、ほかも見てみましょう。



「西友」オリジナルの「フランソワ・フッシェ ボジョレー・ヌーヴォー 2018」は948円(税抜)(750ml)です(左端)
ドンキほど低価格ではありませんが、1000円以下をキープしたい、という姿勢が見えます。

西友のボジョレー・ヌーヴォーは、2016年まで870円(税抜)で、2017年は970円でした。
今年2018年は948円と少々下がりました。

樹齢60年以上のブドウを使ったワンランク上の「フランソワ・フッシェ ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー2018」(左から2本目)は1570円(税抜)と、これもまずまず手を出しやすい価格帯でしょうか。

ボージョレのブドウ“ガメイ”を使ってスパークリングに仕上げた「フランソワ・フッシェ ガメイ・スパークリングワイン」(左から3本目)も1570円(税抜)。
赤ワインですが、シュワシュワの泡が楽しめるので、近年、ヌーヴォーの季節にスパークリングガメイを出すところもかなり多くなってきました。
口当たりがいいですし、赤の発泡は華やかですので、何本か飲むなら、1本はスパークリングを混ぜるといいと思います。

サイズのバリエーションも各社出してきていますが、西友は、白やロゼも含めた 187mlミニサイズを3種各378円(税抜)、ペットボトルで発売します。
ミニサイズ3本買うと1000円なので、まとめ買いがオトク。

他社スーパーを見てみると、



イオンのトップバリューのオリジナルヌーヴォーは950円(税抜)

セブン&アイは1000円以下のボージョレ・ヌーヴォーはありませんが、日本ソムリエ協会会長の田崎真也さんオリジナルのボージョレ・ヌーヴォーなんていうアイテムを投入してきました。



3000円を超えるクオリティヌーヴォーも見てみましょう。


メゾン・ジョセフ・ドルーアン ボジョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー ヴィエイユ・ヴィーニュ 2018

ブルゴーニュのボーヌに拠点を置き、素晴らしいブルゴーニュワインをつくりながら、ボージョレ・ヌーヴォーの先駆者でもあるジョセフ・ドルーアンは、古木のブドウから造るワンランク上のヴィラージュヌーヴォーを毎年リリースしています。

ドルーアンのリリースによると、
今年の夏は太陽の輝きの恩恵を受け、降雨量も少なく、ブドウが健康的な状態で8月最終週から収穫ができたそうです。
ワインは、赤い果実と黒い果実のニュアンスがあり、よく凝縮し、はっきりとしたボージョレの個性を表現した年になったとのこと。



ボージョレ・ヴィラージュ・プリムール 2018  ルイ・ジャド

同じく、ブルゴーニュのボーヌに拠点を置くルイ・ジャド社は、「ボージョレ・ヴィラージュ・プリムール」という名称でボージョレ・ヌーヴォーを発売しています。

左はベーシックなタイプですが、真ん中のワインはノンフィルタータイプ。
右はシャルドネで造った「マコン・ヴィラージュ プリムール 2018」です。




ベーシックタイプとノンフィルタータイプを比べると、まず色が違います。
右のノンフィルターの方が色調が濃く、黒っぽさもあります。
フィルターをかけないタイプは果肉感があり、タンニン分も濃く、コクのあるタイプ。
私はノンフィルターがいつも好みですが、2018年の味わいはどうでしょうか。
飲むのが楽しみです。



ボージョレ・ヌーヴォー解禁日から週末にかけて、駅ビルのコンコースや、ショップ店頭やデパートの特設フロアなどで試飲をしているところも多いので、まずは飲み比べて、気に入ったら買う、でいいと思います。


[参考]

ボジョレー・ヌーヴォーの歴史をさかのぼると…
https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/35182eeb74b4085e7a3a58b0b50fe76e

ボジョレ・ヌーヴォーを今一度考える
https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/a80b876e2fe4c186519c69779a8d8396

ボージョレ・ヌーヴォーと日本
https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/257439ac71319f08fc4418620d3bed9d


ボージョレ・ヌーヴォー2017解禁!
https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/7a2283ca637e41333ff13a50b231cf09

ボジョレ・ヌーヴォー2016 本日解禁!
https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/65d37fb28fc22880377f5685517fe46a

ボジョレ・ヌーヴォーを楽しむための小ネタ(笑)
https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/1832b8d740dfc737c003e04a30a0f8a1


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水だし緑茶使った梅酒が美味!@福岡

2018-11-14 10:00:00 | ワイン&酒
香港で出合った 「福岡の酒」 もうひとつ。


八女の緑茶梅酒  西吉田酒造株式会社(福岡県筑後市)

昨日の 「朝倉」(福岡県朝倉市)のお隣のブースにあり、緑茶と梅酒の組み合わせが目を惹いたので、試飲させていただきました。



こんな色をしています。
緑茶っぽい濁りがあるでしょうか。

飲んでみると、梅酒なので、甘さがあります。
が、あっま~い!という甘さではありません。
しかも、緑茶、それも、福岡の銘茶産地である“八女”(やめ)の緑茶が入っていますから、緑茶感が加わり、後味がスーッとキレイです。
でも、心地よい梅酒と緑茶の余韻が残ります。

これもおいしい!
なんというか、今までに飲んだことのないおいしさ。
アルコール度数は12度で、ほどよい程度。



これもベースは麦焼酎で、カテゴリとしては、“焼酎”ではなく“リキュール”になります。




ベースの麦焼酎は、左端の白ラベル 麦焼酎「つくし」(アルコール度数25度)をアルコール44度でつくったものをベースにしているそうです。
漬け込む梅はとても大きな実だそうで、手作業で収穫し、2年以上漬け込んで梅酒にしてます。

お茶の甘みが引き出されるよう、加える緑茶は水出していると聞きました。
色々工夫されていますねぇ。




海外での展示会だけあって、さすが、英語版の説明書が用意されていました。



私はそのままいただきましたが、飲み方は色々あるみたいですね。
アイスクリームにかけてもおいしそうですし、ヨーグルトにかけるのもアリです。

緑茶入りなので、いったん開けたら冷蔵庫に保存します。
しかし、時間とともにだんだんと色が変わってしまうので、気になる方は、早めに飲むと良さそうです。




せっかくなので、上の麦焼酎「つくし」3種も試飲させていただきました。

左端、白ラベルは香りもおとなしく、あっさりした味わいなので、飲みなれていない人向きでしょうか。
真ん中の黒ラベルは麦焼酎らしい濃厚な香りとコクがあり、私の一番の好みはこれでした。
右端のゴールドは樽貯蔵したもので、樽の風味がほどよく感じられます。

蔵元の方に話を聞くと、香港では、樽風味のゴールドを気に入る人が多く、黒ラベルはその次に人気があったそうです。
どうやら、ハッキリした味わいのものが好まれるみたいですね。

香港では、日本のウイスキーは大人気ですが、日本の「焼酎」は知らない人が多いようです。

焼酎の存在をもっと知ってもらうために香港の展示会に出展されたわけですが、
香港では炭酸割りのドリンクが流行っているので、焼酎もバーでカクテルなどにして使ってもらえたら、と仰っていました。

冒頭で紹介した緑茶梅酒については、非常に反応がよかったそうです。
ええ、これは誰もが好きだと思います。
日本の小売価格では1500円ほど。
これも買いじゃないでしょうか。

西吉田酒造
http://nishiyoshida.jp/



昨日、今日と、福岡県の酒を紹介しました。
福岡県、首都圏から一歩も出たことがない私には、ほとんど縁のない県です。

福岡県 農林水産部 輸出促進課の方がブースにいらしたので、話を伺ったところ、
福岡県は日本で5番めに酒蔵が多い県なんだそうです。
これは意外!

また、フルーツの生産にも力を入れており、有名なのはイチゴの「あまおう」ですが(イチゴは全国2位)、柿(同3位)やブドウ(同5位)の生産も多いと聞きました。
九州の農産物は、関東圏にはなかなか入ってこないものもあるので、気が付きにくいのかもしれません。

日本にいるのに、日本の各地方の産物のことを知らず、海外に来て改めて知るというのも妙なものですが、色々な話を伺って新たな発見ができたのは僥倖でした。




展示会場の一角に設けられた特設ステージ「ICE BAR」で、西吉田酒造さんの「緑茶梅酒」と、昨日取り上げた篠崎さんの「あまざけ」を含めた日本のドリンクの試飲セミナーが開催されているのに、たまたま出合いました。



現在、日本のウイスキーや日本酒は海外で大人気ですが、その他の酒ドリンク類も、実際に飲んでもらえる機会があれば、その品質の高さとおいしさに気付いてもらえるように思います。

私たち日本人も、他の地域のものにもっと目を向けると、さらなるいい出合いがあるに違いありません。



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まるでウイスキー?!琥珀色の美酒@福岡

2018-11-13 18:41:51 | ワイン&酒
もう少し香港情報続けます。

「Hong Kong International Wine & Spirits Fair 2018」リポートです。

前回、日本の3ワイナリーについて書きましたが、今回も日本です。

日本パビリオンを歩いていたら、福岡県ブースで見たことのないウイスキーを見つけました。



朝倉 株式会社篠崎(福岡県朝倉市)500ml

話を聞こうと立ち寄ると、ウイスキーではなく、麦焼酎をベースにしたリキュールとのこと。

同社では焼酎をはじめとした酒類を製造、販売しています。
麦焼酎を樽で寝かせ、6年経った時に、「朝倉」の名前をつけて出すにふさわしい樽を、まず選び出して抜き取ります。
選ばれた樽は、そのままさらに寝かせるか、しばらくして瓶詰めするかの判断をします。

選ばれなかった樽は、他の樽とブレンドして均等化させ、また別の商品となります。




試飲したボトルは2008年8月に樽詰めしたものなので、10年熟成でした。
6年以降、何年寝かせるかは、樽によって異なるそうです。

樽には番号が付けられ、このボトルの樽は3153番樽。
一樽から600〜700本が取れ、ボトルにはナンバリングが施されます。

「朝倉」ファンが集まると、「xxxx番が好きだった」なんていうディープな会話が交わされるとか(笑)

樽に長く入れているためにウイスキーのような濃い琥珀色になるわけですが、「焼酎」として販売する場合、色とアルコール度数(44度未満)の規定があります。
「朝倉」のアルコール度数は40度ですが、色が濃過ぎて、焼酎として出荷できないため、「リキュール」というカテゴリーになっているそうです。

この色合いから、ウイスキーのように見えるため、香港の展示会でも、大ブレイクしている日本のウイスキーだと思って立ち寄る人が多かったといいます。
焼酎と聞いて去る人もいましたが、飲んで気に入ってくれた人も多かったそうです。

特にアジア市場で、ウイスキーとは違うものの、カテゴリーに関係なく上質なものを求めるレストラン、ソムリエに人気だとか。

飲んでみると、非常にウイスキーに近い!

樽からくる甘みと香ばしさがあり、芳醇で深みのある香りと味わいが素晴らしい!
普段ほぼウイスキーを飲まない私ですが、この「朝倉」の良さはよくわかります。

樽はアメリカンオークですが、九州の樽メーカー製のものだそうです。

ワインと違い、開けてから10年経っても飲めるそうなので、「朝倉」を1本買えば長い間楽しめそうです。
ストレートでチビチビ飲むのがいい感じ。

500mlサイズで3000円と聞き、ヘタなワインより「朝倉」だわ!と思いました。




パッケージも重厚感がありますね。

事実、ギフトでも人気があるそうで、そりゃあ、これをもらったら、まず驚くでしょうし、飲んでおいしいので、喜ばれること間違いなし!

食後の1杯をリクエストされ、これを出し、
「おいしいウイスキーだね?日本の?え?麦焼酎ベースのリキュール?!」

そんな風に出している店もあるとか。



日本人は名前や肩書きにこだわる人が多いですが、世界市場で実力勝負しているこの「朝倉」のような商品を見逃してはいけません。




国菊(くにぎく) あまざけ 900ml 篠崎

加えて、「朝倉」の隣にあった甘酒が気になったので、試飲したところ、こちらもおいしい!

米麹と米(国産米100%)でつくった甘酒です。

砂糖を加えていないのに、酒麹の働きだけでこんなに甘くなるのは驚きです。
甘いだけでなく、ほっこり滋味。
アルコールゼロなので、誰でも飲めます。

近年、こうした本格的スタイルの甘酒が多く出てきていますよね?
「酒蔵系甘酒」と呼ばれているそうです。
ここの甘酒は来年で発売40年を迎えるほど長くつくっていて、酒蔵系甘酒では、あの八海山を抑えてシェアNo.1だそうです。

このサイズで700円と、意外とお手頃。
開けたら冷蔵庫に入れ、できるだけ早く(1週間以内には)飲み切って欲しいと言っていました。




本格的な甘酒は“飲む点滴”と呼ばれるほど栄養価に富み、二日酔いにもピッタリといわれていますよね?
これから飲み会の多くなるシーズンにはピッタリかも?(笑)

篠崎さんは、7代目220年の歴史ある蔵元ですが、需要に応える商品を、需要のあるところに出していくという、マーケットインの考え方で商売をしているそうです。

日本のワイン以外の酒類生産者については不勉強だった私ですが、ここ香港でいい勉強をさせていただきました。

もっと日本のものを知らねば!ですね。


篠崎(福岡県朝倉市)
http://www.shinozaki-shochu.co.jp/


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超プレミアム「セーニャ」はオーガニックのワインです@チリ

2018-11-12 10:00:00 | ワイン&酒
ナチュラルライフを提案するライフスタイル誌「Fine」2018年12月号 (11/10発売)で、私が執筆している連載のオーガニックワイン記事を紹介します。

チリのスーパープレミアムワイン 「セーニャ」です。



チリワインは、“うまい、安い!”といわれますが、「セーニャ」は超プレミアムなチリワインです。

名前を知っている方も多いかもしれませんが、実はオーガニックの生産者なんです。

いつから?どんなふうに?
といったことを記事の中で紹介していますので、興味のある方は、ぜひ手に取ってみてください。





「Fine」 2018年12月号 (11/10発売)680円 (日之出出版)
※ P136-138をご覧ください



先日、「セーニャ」最新ヴィンテージ2016年の日本発表のために来日したオーナーにお目にかかる機会がありました。
その時の話はまた別途リポートしますので、しばしお待ちを!





【参考】
vol.1 コノスル@チリコチラ

vol.2 ツィント・フンブレヒト@フランスコチラ

Vol.3 フィーナ@イタリアコチラ

Vol.4 ヨハン・ヴィンヤーズ@アメリカコチラ

Vol.5 ジオ バッファ@イタリアコチラ

Vol.6 ルシャレル@スペインコチラ

Vol.7 スクライブ@アメリカコチラ

Vol.8 グリーン ソングス@ニュージーランドコチラ

Vol.9 シャトー・ダヴィズ「フォリアージュ」@フランスコチラ

Vol.10 バトル・オブ・ボスワース@オーストラリアコチラ

Vol.11 ボデガ・コロメ@アルゼンチンコチラ

Vol.12 ユルチッチ@オーストリアコチラ

Vol.13 カラニカ@ギリシャコチラ

Vol.14 ソアリェイロ@ポルトガルコチラ



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香港で長崎のゴマ豆腐の魅力を発見する

2018-11-11 16:23:50 | おいしい食べもん
11月8日~10日に開催された「Hong Kong International Wine & Spirits Fair 2018」(香港)では、アルコールやベバレッジ類だけでなく、“ワインの友”となるフード類(ハム、チーズ、チョコレートetc...)も紹介されていました。

その中で、JETROのSさんから「ここの胡麻豆腐、食べてみて」と紹介されたのが、長崎県佐世保市の「法本胡麻豆腐店」(ほうもとごまどうふてん)のブースです。



法本胡麻豆腐店 (長崎県佐世保市)

なめらかで口当たりがいいゴマ豆腐は、元々好きな食品です。
ブースにいらした専務の法本愛(めぐみ)さんにお話を聞くと、日本のゴマ豆腐の発祥地は長崎とのこと。

砂糖が日本に伝来した時、入ってきたのが長崎だそうです。
当時は砂糖は貴重なものでしたから、砂糖を使ったものはごちそうで、だからこそ、長崎では砂糖をよく使う食文化が古くからあるそうです。

それゆえ、ゴマ豆腐も砂糖で甘くさせるのが長崎の伝統だそうです。

法本胡麻豆腐店のゴマ豆腐も甘さがありますが、控えめにしているとのこと。



ベーシックな白ゴマ豆腐(左上)を試食させていただきましたが、たしかに甘さはほんのりで、ゴマの風味がしっかりと感じられました。

ぷるぷる&なめらかな食感は、まるでスイーツ!
聞けば、今、女子高生や女子大生などの若い女性に同店のゴマ豆腐が人気だそうで、スイーツのように食べているとのこと。




私は当然、ゴマ豆腐をワインや酒のお供にもしたいです



ゴマには、抗酸化効果、血液サラサラ効果、肌や髪をツヤツヤにする効果などがあり、サプリにもなっているくらいですから、特に美容関連の効果を狙う女性がスイーツとして食べるのは納得です。

同店のゴマ豆腐は、添加物も着色料も不使用ですから、病院食にも採用されていて、赤ちゃんにも安心して与えられるそうです。

白ゴマを焙煎して色が濃くなったゴマで作る黄金色のゴマ豆腐(上の画像では右上)、黒ゴマで作る黒ゴマ豆腐(同、画像右下)、落花生のピーナッツ豆腐(同左下)もあります。

同店ではすでに海外にも輸出しており、ヨーロッパ(フランスやスイス、ポルトガルなど)もありますが、やはりアジアが多いそうです。

海外の日本食レストランなどでそのままゴマ豆腐として出すのはもちろん、シェフがアレンジしてスイーツに変化させたりしていると聞きました。
黒蜜をかけてスイーツとして、と聞いた時、それは確実においしいでしょう!と思いました。




こちらは完全にスイーツ仕様で、1個300円。

コンビニスイーツを食べると罪悪感を感じることがありますが、ヘルシーで健康&美容効果のあるゴマ豆腐なら、罪悪感を感じずに済みますね(笑)



昨日の夜のTV番組を見ていたという母が、「ゴマの健康効果が紹介されたから、ゴマがスーパーの棚からなくなるかも」と言っていました。

元々、ゴマの素晴らしさはわかっていたこと。
TVの健康番組で紹介されると、反応が凄まじいので、ここのゴマ豆腐も要注意かもしれません。

法本胡麻豆腐店の商品を首都圏で買える店は?と訊くと、成城石井、サミットなどだそうです。
ベーシックなゴマ豆腐シリーズの方は、店にもよりますが、270円前後とか。
今度、成城石井を覗いてみようと思っています。




法本胡麻豆腐店
https://www.houmoto.co.jp/


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エビワンタン麺からハシゴあれこれ@香港

2018-11-10 09:00:34 | お出かけ&旅行
土曜日になってしまったので、香港滞在中の少しゆるい話題を。

今日が展示会最終日で、夕方には香港を離れます。

久しぶりの香港で、ほとんどフリーに動き回っていましたが、入るのに勇気がいる店もあります。
スーパーなどは、レジで支払うだけですから問題ありません。

飲食店はちょっとハードルが上がりますが、レストラン的な店は問題ありません。
が、街を歩いていて気になったこんな店に入るのは、かなりの勇気が必要です(笑)



初日に、ワンチャイマーケットの近くで見つけ、とても気になった店です。
しかし、ここにひとりでは入りにくそうですよね…



でも、せっかくですから、最後のディナーは、ここに入ってみました!
外側のカウンターで、堂々と私ひとりです(笑)



壁のメニューを背伸びして指し示し、なんとか注文。
英語は全く通じません。


鮮蝦雲呑

エビワンタン麺です。

ワンタンの中に小エビがいくつか入っていて、ボリュームあります。



麺はシコシコの細麺で、歯ごたえ抜群!
スープもおいしかったです。
これで30香港ドル(約420円)



こんな雰囲気の中にある店でした。



おいしかったし、言葉が通じなくてもなんとかなる!
と、味をしめた私は、マーケット周辺の屋台で買い物をしてからホテルに戻り、ハーブティーで少し休憩した後に、ホテルの近くにある気になっていた店に行ってみました。




ここもエビワンタンが自慢らしいですが、さっき食べたので、違うものにしてみました。
壁に貼ってあったメニューが気になったので、それを注文。



店は混んでいるので、相席です。

ここは若い女性スタッフがいたので、英語が通じました。


牛肉を載せた米麺

牛肉は柔らかく煮込まれていて、あっさりしています。



テーブルにラー油があったので、入れてみたら、ピリ辛で引き締まります。
あ〜、これもおいしい〜
しかも、お値段21香港ドル、ということは、300円していません!
安っ!



結局、1軒目のエビワンタン麺からハシゴし、2軒目の牛肉麺をピリ辛で楽しんだので、口の中が潤いを欲してました。

そこで、滞在3日目にして初めて見つけたスーパーで、こんなビールを発見し、思わず購入(笑)



ドイツの白ビールです。
お値段7.5香港ドル(約105円)。
500mlですよ!?
アルコール度数は5.4%。

ホテルの冷蔵庫でマグカップをしっかり冷やし、ビールマグとして使いました。
このドイツビール、するする飲めて最高!

麺をハシゴした後、ホテルの部屋でビールって、なんだか、ここ香港で殻を破ったかも?(笑)


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外から見た日本ワイン@香港

2018-11-09 09:00:53 | ワイン&酒
「Hong Kong International Wine & Spirits Fair 2018」に来ています。



初日は、日本が大々的に出展しているブースをまずは見て回りました。



日本の酒、ワインなら、香港じゃなくて日本で試飲すればいいじゃない?と思う方もいらっしゃると思いますが、海外での展示会だからこそ見るポイントがあります。




日本のワインは、今回は3社しか出展がありませんでしたが、良く言えば、集中して取材できた、でしょうか。




サントリー 登美の丘

ご存知、サントリーです。
2年前から香港に関連会社を置き、本腰を入れていると聞きました。

サントリーの最高峰ワインは「登美」ですが、「登美の丘」は、もう少し気軽に飲めるミディアムボディの赤ワインです。
とはいえ、全日空の北米路線のファーストクラスに採用されているそうです。

聞けば、赤はここ数年で樽の使い方を年によって変えたり、2016年からマスカットベリーAを少量加えたり、白の甲州の2017年は収獲時期をギリギリまで遅くしたりと、色々な試行錯誤があるそうです。
2018年の収獲は良かったそうですから、どんなアプローチがされるのか、期待大です。

香港・マカオ市場においては、しっかりした食事の1杯目に飲むドリンクとして日本のワインを提案しているそうです。
例えば、甲州と枝豆のペアリングなど。
また、味わいがフレッシュで、アルコールも高くないので、日曜日に楽しめるSunday wineとしての提案もしているそうです。

日本のワインは、日本食レストラン以外でも増えているそうで、レベルの高いレストランの繊細な味の料理に合わせるワインとして、意識の高いソムリエが、他にはないワインとして扱い、他店との差別化を図っているそうです。

JETROの方に聞いた話ですが、
香港では食事中にアルコールを飲む習慣がないため、アルコールは食事が終わってから飲みに行くものなのだそうです。
これは知りませんでした。

その飲食習慣を、日本の酒やワインを食中酒として楽しめるものとして提案してきたのが、JETROの方とのことでした。
(実は私のよく知る方なのですが、改めて尊敬!)

海外に自国の製品を売り込むには、相手国の事情に合わせたやり方をしないといけないものですね。

話はサントリーの話に戻りますが、将来を見据えたワイン造りの取り組みの話なども聞くことができ、非常に実りのある機会となりました。



2社目は、メルシャンです。
甲州ワイン3アイテムにフォーカスして紹介していました。



メルシャン勝沼ワイナリーのツアーパンフレットは英語版がありました。さすがです。

そういえば、先月、京都で開催された、アジア・パシフィックソムリエコンクールに出場した海外の選手の中で、コンクール終了後に個人的にメルシャン勝沼ワイナリーを訪問した人がいたと聞いていました。
海外でのメルシャンの知名度は高そうですね。



ブースで試飲して興味を持つ人が多かったです。
写真の男性は、示された資料をスマホで撮影していました。




3社目は、北海道ワインです。

個性的な品種のワインが特徴的で、余市のソーヴィニヨン・ブラン、鶴沼のヴァイスブルグンダーなど、非常に興味深いものがありました。



多彩なワインを紹介していましたが、本数が少ないものが多く、輸出に回せるのか?がネックのようです。
が、社長自らいらっしゃるくらいに、輸出には前向きでした。
※社長の写真は撮りはぐりました




非常に淡い色合いの北海道のピノ・ノワール。
世界のピノ・ノワールの中で面白い存在になりそう?



各社のブースに立ち寄る外国人(香港では私の方が外国人ですが(笑))の様子、反応を見るだけでも、いい取材になります。
外から見るって、大事です。

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久しぶりの香港です

2018-11-08 09:00:31 | お出かけ&旅行
11月8日〜10日に開催される「Hong Kong International Wine & Spirits 2018」を取材するため、香港に来ています。

香港は初めてではないですが、前回来たのは8年半前ですから、もうすっかり変わっているはずです。

前回に到着し、ホテルを取っているワンチャイ付近を散策し、香港市民が買い物に来るワンチャイマーケットを歩き回ったところ、それだけですっかり疲れました。



そんなわけで、初日の晩ご飯は、店頭で売っていた肉がおいしそうだったこちらの店で買ったチキンと煮玉子です。



煮玉子は1個でよかったんですが、最小単位が4個。
2個を食べ、残り2個は冷蔵庫に入れ、今朝の朝ごはんに。

この煮玉子、味がしみて、最高においしかった!



もうひとつが、ジューシーな鶏もも肉。

プラスチックのナイフ、フォーク、スプーンは持ってきているので、店で買ってきたものを部屋で食べる場合には、まったく問題ありません。

ドリップコーヒー、紅茶やハーブティーのティーバッグ、紙コップまで持参していますからね(笑)

今回のホテルの地下がスーパーなので、ミニトマトやヨーグルト、ビールも購入。
冷蔵庫も備わっていますから、便利です。



よって、初日は煮玉子と鶏もも肉、ミニトマト、香港のビールという晩酌セットでした。



右は、デザインがクールな「Blue Ice Beer」。
それほど期待していませんでしたが、意外と飲みごたえがあり、おいしかったんです。
左のビール「SAN Miguel」も同じブルワリーで、こちらの方がよりコクがあるタイプでした。

ホテルの部屋でのひとりごはんですが、食後にはコーヒーをドリップして淹れ、簡単ですが、大満足のディナーでした。

ちなみに、煮玉子4個と鶏もも肉で20香港ドル(約288円)。
ビールは、ブルーアイスが5.5、サンミゲルが8.5香港ドル、2本合計で日本円で約200円という安さ!

毎日このパターンでもいい気になってきました(笑)

ワンチャイマーケットとその周辺では写真をたくさん撮ってきたので、また改めて紹介しますね。

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クールなドイツワインをお見逃しなく!

2018-11-07 08:33:04 | ワイン&酒
11月5日、都内で開催されたWines of Germany 日本オフィスによる
「もっともクールなドイツワイン-Germany's Coolest Wine」のプレス発表会に出席してきました。

「もっともクールなドイツワイン」は、専門家などによるブラインドテイスティングで選出された384のドイツワインの中から、ネットのオープン投票を経て上位20位までにランクインしたワインです。

日本には今回初めて紹介されましたが、今年の3月にデュッセルドルフで開催されたProWein で発表されており、私も現地で取材し、リアルタイムでここにアップしています。

11月5日の発表会では、8月のドイツを訪問し、これらのクールなワインを試飲してきたというソムリエの定兼 弘さん(ホテルニューオータニ大阪)のガイドで、9アイテムの紹介とテイスティングが行なわれました。



左)定兼 弘さん  右)Wines of Germany日本オフィス代表ロイクさん

ネットでのオープン投票による選考があったので、エチケットなど外見が目を惹くものが多かったのではないでしょうか。

投票1位はこちら(中央)



エチケットの写真は造り手たちで、元々はそれぞれワイナリーの後継者などですが、同じ思いを持つ仲間が集まりました。
ProWein会場では、彼らの写真を撮ることができました。 → コチラ

2位、3位のワイン、それ以外のランクインワインについてのリポートもすでにアップしています。 → コチラ

定兼さんは、
「選ばれたこれらのドイツワインを見ると、ドイツワインのイメージがだいぶ変わるはず」と言っていましたが、仰る通りです。

「見た目はクールでも、飲むと、やはりドイツらしいクラシカルでちゃんとした味わいがある。
リースリングなど、心地よい酸味があり、果実味とのバランスが取れたがワインは、似たテイストがあるシャンパーニュ好きな日本人の好みに合うはず」

定兼さんのレストラン(フレンチ)でも、ドイツワインと言わずにグラスワインで出し、おいしいと言われて種明かしをしたら驚かれた、ということも多かったそうです。



日本の一般的な消費者の頭の中では、ドイツワインというと、ある種のバイアスがかかっている(甘いとか)かもしれません。

そういったこともあり、日本市場へのドイツワイン輸出は年々減少し、ピーク時の半分までになりました。

が、2017年7月から2018年6月期の日本へのドイツワイン輸出が、金額ベースで15.6%増加したと発表されました。

その背景には、生産者たちー特に若手グループなどの努力で魅力的なワインがどんどん登場してきたことに加え、日本の輸入元の努力等々があるようです。




今回紹介された9アイテムは、残念ながらすべて未輸入ですが、こうしたクールなドイツワインは、ぜひとも日本でも販売してほしいものです。

今後に期待ですね!

ということで、また新たな情報を求め、これから香港に行ってきます。





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大満足のビストロ「Le Terroir」@目白

2018-11-06 10:08:45 | レストラン&店
仕事でレストランに行く機会がありますが、ずっと気になっていて、行きたかった店がありました。

それは、JR目白駅からすぐの ビストロ 「Le Terroir」(ル・テロワール)

料理もワインも評判がよく、行ってみたいと思ってはいましたが、プライベートではなかなか機会がなかったところ、来日生産者とのランチにお声かけいただき、出かけてきました。





サーモンを使った前菜。
サワークリームとハーブが爽やかでした。




イカの中に色々な具材を詰めたもの。
手が込んでいて、かなりボリューミー!




ぷりっとした白身魚に、まろやかでコクのあるソースをかけた一皿。
魚がとても新鮮で、素材の良さがよくわかりました。




鴨胸肉のコンフィ。
鴨はしっかりした肉質で、付け合せはポテトですが、これまた非常に手が込んている焼きポテトでした。




デザートです。
名前は忘れましたが、おそらくフランスの地方菓子。
見た目は素朴ですが、こういうの大好きです



クラシカルでしっかりした手法のフランスのビストロ料理ですが、見た目がモダンで美しく、目でも楽しませてくれました。

味ももちろんおいしく、大満足。
期待して訪問しただけありました。

食欲の秋にふさわしい店です。
ごちそうさまでした


Le Terroir ル・テロワール
東京都豊島区目白3-4-15 プラネットメジロ 2F

http://leterroir-winebar.blogspot.com/

https://www.facebook.com/pages/biz/Le-Terroir-400800043269890/


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「とれたてホップ 2018年収穫 一番搾り」は独特のおいしさ!

2018-11-05 09:40:00 | ワイン&酒
つい先日、ここでチラリと紹介した とれたてホップの限定ビールですが、ようやく昨夜の晩酌に飲めました



とれたてホップ 2018年収穫 一番搾り

一応、これも「一番搾り」ということなので、先日、移動の新幹線内で飲んだ「一番搾り」を思い浮かべながら「とれたてホップ 2018年収穫 一番搾り」を飲みました。

うーん!全然違う!
独特の“みずみずしさ”、“しっとり感”、ほんのりとした甘みがあります。
これはおいしい~




収穫したての岩手県遠野市産のホップ「IBUKI」を急速凍結したものを使用しています。

普通の「一番搾り」はもう少しキレの良さ、ドライな味わいを感じますが、これはある種のクラフトビールのようなニュアンスがあります。

クラフトビールはホップをたくさん使用するそうですが、この「とれたてホップ 2018年収穫 一番搾り」にも、通常の「一番搾り」より多くのホップが使われているのでしょうか?

それとも、とれたてだから、独特の風味が出ているんでしょうか?




以前、遠野市のホップ畑で見たホップ「IBUKI」(イブキ)。
ホップの収穫の様子を取材してきたので、そのうち紹介したいと思います。





ときどき行くスーパーで、6缶パック買いました。
限定出荷ですし、おいしいので、見つけたら、迷わずゲット!ですよ~(笑)


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「ブーランジェリー ラ・テール」のバゲット

2018-11-04 17:14:44 | パン
おいしいパンが食べたい!という時、駅直結のショピングセンターは、なにかと便利。
渋谷駅にいるなら、駅地下にある「渋谷 東急フードショー」へGO!

ここには、三宿に本店があるブーランジェリー ラ・テール」の出店があります。

シンプルなバゲットが食べたかったので、選んだのは、「美瑛の風のバゲット」。


美瑛の風のバゲット 「ブーランジェリー ラ・テール」 
渋谷 東急フードショー店

1本でも250円というお手頃価格ですが、ハーフでも買えると知り、ハーフにしました。
ハーフで125円(税抜)
安い!



右のカゴに入っている細長いパンがバゲット。
説明書きがある下のパンが「フルート」。
こちらも1本250円、ハーフで125円。




“ハーフサイズのご用意もございます”とあったので、1/2本にしてみました。
違う種類を2種類ほしい時などは嬉しいですよね。
スライスされているパンもあり、アウトドアピクニック、ホームパーティーには便利。




で、買ってきたハーフサイズの「美瑛の風のバゲット」です。
シンプルでおいしい。
これ大事。

ラ・テールは自然の素材、北海道の素材などにこだわっていますし、長年にわたって評判のいい店なので、気に入っています。

東京駅のエキュートや品川駅のエキュートにもショップがあるので、買い物もしやすいでしょうか。

ブーランジェリー ラ・テール
https://www.laterre.com/boulangerie/


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