今日は今年度最後の読み聞かせボランティアに行き
長めの科学絵本を最初に一冊と、季節の科学絵本一冊読んできました。
最初は聞き手参加型の科学絵本だったからか
子ども達とかなり盛り上がったのですが、
二冊目はしっとりと落ち着いた雰囲気の絵本だったからか
子ども達は一冊目のテンションを引きずることなく、静かに聞いてくれました。
絵本のタイプによって聞き方を変えられるなんて、子ども達ってすごい!!
前回の読み聞かせボラでは余裕のなさが目立つ読みでしたが(1)
今回は二冊ともしっかり読み込んでおいたので、余裕をもって読むことができたので
子ども達と一緒に絵本を楽しむことができたのでよかったです。
読み込むと言っても、何度も何度も声に出して読むだけではなく
黙読も何度かし、起承転結を頭の中で整理します。
書いてある文章の字面を追うのでなく
その文章の意味をじっくり考えて自分なりに理解しておくと
自然に読むことができるのです。
読み聞かせに慣れてきても、丁寧な事前練習は大事だと改めて思いました。
絵本を読み終わった後に、息子が幼稚園時代に仲の良かった子が
私の近くにやってきてくれて、言葉にはしなかったものの
嬉しそうな表情でこちらを見ていたので、とても幸せな気持ちになりました。
今回のように、絵本を読んだ後、子ども達が近くに寄ってくるというパターンを
何度か経験しているのですが、その大半は最近はあまりしゃべる機会がないものの
その子が幼稚園児だった頃とかに、よくしゃべったことのある子だったりします。
なので、なじみの(友達の)お母さんが絵本を読んでくれるというのは
子どもにとって嬉しいことなのだなと思いました。
私自身もなじみの子がクラスにいると、とても読みやすいです。
あとは1年生は来る人を警戒せず、真正面から受け入れてくれることが多いので
読む側はとても読みやすいというのもあります。
こうして絵本を読んでいると、質問など、問いかけっぽい要素がある時は
読み手と聞き手が時々目を合わせることができる方が
今うなずいてもいいのか、わらってもいいのかなど、わかったりするので
参加型絵本に関しては、参加型紙芝居の様な、
ポイントで聞き手を見てコミュニケーションをとる方が自然だと思いました。
学校はどうしても、静かに聞かなければいけない雰囲気があるので
読む前にちょっとだけするトークの間に
和やかな雰囲気を作っておくと、聞き手も自然体で聞いてくれます。
といっても、物語絵本の場合は読み手の顔がちらちら見えると気が散ると思うので
読む絵本のタイプによって、柔軟に対応するのがよさそうだというのが、今の私の考えです。
確かに、息子や娘はお膝に抱っこで絵本の読み聞かせをしていると
じ~~っと絵を真剣に見て聞いているので
絵本の絵に没頭することは、絵本の世界に入り込んでいくことなのだと思います。
といっても、参加型絵本になると、ツッコミを入れてくるので
絵本の世界にどっぷり入りたいタイプの絵本や
読み手とコミュニケーション(対話)をとりながら楽しみたい絵本や
絵本の世界にどっぷり入りながらもツッコミを入れたくなる絵本など
種類はわかりませんが、絵本も何パターンかあるような感じが・・・
もっといろいろ書きたいことはあるのですが、時間の関係上、
今年度の読み聞かせボラの感想に関しては、後日別記事でまとめたいと思います。
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【注】
(1)過去ログ
「今日の読み聞かせボラを振り返る」 参照。
(2)前回の読み聞かせの前日に「子どもの顔を見ながら読むと、子どもが絵本の内容に集中できなくなるよ」とアドバイスを受けてから、子どもの顔をずっと見ないで読む方がいいのか悩むようになった。過去ログ
「今日の読み聞かせボラを振り返る」 参照。
【今日読んだ本】
ハーコート・ウィリアムズ 作 松岡享子 訳 「スヌークスさん一家」 東京こども図書館 編 『エパミナンダス 愛蔵版おはなしのろうそく1』東京こども図書館、1997年所収。
「聞いている途中に発見が!エンドレスで面白いおはなし。」(8/40 おはなし)