MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

絵本の読み聞かせの“MAYU CLUB” ~学校司書まゆみの絵本棚~ へようこそ!!

“MAYU CLUB” ~まゆみの絵本棚~ は絵本の読み聞かせにハマったMAYUが、絵本やインテリア、自分の育児などについて思ったことを綴っています。 高3の息子と中1の娘の母で、現在は学校図書館で司書として働いています。

ささめやゆきさんと中澤晶子さんの講演会へ クレヨンハウス

2014年03月15日 | 講演会や勉強会
今日は児童書専門店、クレヨンハウス主催の
絵本作家のささめやゆきさんと、作家の中澤晶子さんの講演会に行ってきました。

いつもなら作家さんたちの代表作を図書館で借り、読んでから参加するものの
今週は目先の予定をこなすので精一杯だったため
クレヨンハウスの書店で、講演前に絵本を何冊かじっくりと読み、気になるものを購入。

毎回サインしてもらう絵本は1冊まで!と決めているのですが
今回は講演後にやっぱりもう1冊買いたい気持ちが強くなり
結局2冊絵本を購入してしてしまいました。

他に買おうと思っている絵本があるというのに、講演会で出会った絵本は
ついつい優先して買ってしまう癖があります・・・

しかし、講演会に参加したときに紹介してもらった絵本を家で手に取ると
講演会の時に話してくださった製作エピソードなどを思い出すので
本が増えるのは承知で、できるだけ買うようにしているのです。

さて、今回の講演会についてですが、恥ずかしながら、
ささめやゆきさんのことも中澤晶子さんのこともよく知りませんでした。

しかし、講演を通じて中澤晶子さんは知的なキャリアウーマンで
働きなが文章を書いてきた方の魅力を感じ取ることができましたし
ささめやゆきさんは、一見ボーっとしているおじさんのようで(失礼!)
実は絵に対する強い思いや、こだわりをもった画家さんだということがよくわかったので
講演会に行った甲斐がありました!

特に、まどさんの詩を絵本にした『くうき』(2)の絵では
ささめやゆきさんは目に見えない空気をどう描けばいいのか悩み
完成までに5年もの年月を費やしたそうです。

絵本画家が詩や文の世界観を大切にしながら
絵本の絵を描くことは、とても大変である反面、
非常に遣り甲斐のある仕事であることも伝わってきて
自分の魂を込めて絵本を作っているのだなと改めて思いました。

クレヨンハウスの講演会は当日券だと2,500円かかるのですが
これに交通費も書け、絵本も買うとなるとかなりお金がかかります。

なので、私は講演内容をしっかり自分の中に取り込むために最前列に座り
質疑応答は出来る限りするようにしています。
講演を聞いて、疑問に思ったことなどをそのままにしておきたくないので。(1)

講演を聞いて終わりだと、そこで終わってしまいがちですが
講演者が紹介してくださった作品や、好きな作家さんなどの本を読むと
私の中の児童文学の世界が広がっていきます。

せっかく貯めてきた自分のためのプライベート貯金も
絵本関係の勉強でビックリするほど消えてしまうのですが
私の心を豊かにしてくれますし、将来やりたいことに繋がっていると思うので
しばらくは投資だと思って、自分のお金は勉強費用にあてる予定です。

今年度の絵本関係のイベントはこれでおしまいなので
残りの二週間は地味に勉強をしながら、家族との時間を大切に過ごそうと思います。

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【注】

(1)過去ログ 「講演会や勉強会で質問をすること」 参照。

(2)まど・みちお 詩/ささめやゆき 絵 『くうき』 2011年、理論社。まどさんの「空気」という詩を絵本化したもの。

【今日(昨日?)読んだ本】

石津ちひろ 文・ささめやゆき 絵 『あしたうちにねこがくるの』 講談社、2000年。
「読んでいてワクワクする。読み聞かせボラ低学年向き。」(25/100 絵本)

まど・みちお 詩/ささめやゆき 絵 『くうき』 2011年、理論社。
「世界観を感じるまどさんの詩。詩と絵のバランスよし。中高学年向き。」(26/100 絵本)

丘修三 作・かみやしん 絵 『風にふかれて』 偕成社、1988年。
「『ぼくのお姉さん』の続きのような感覚で読める。人の冷たさも温かさも感じる。」(7/50 児童書)

児童書の新刊紹介で意見交換

2014年03月15日 | 講演会や勉強会
今日は2ヶ月ぶりに、児童書の新刊紹介へ行ってきました。(1)

今回は図書館に入った絵本も、参加人数も少なかったのですが
そのおかげか、参加者の方たちとの意見交換が盛り上がりました。

表紙を見ただけでは手に取ろうと思わない絵本も
ブックトークをしてもらったり、読み聞かせをしてもらうと
だいぶ印象が変わり、読んでみようという気になります。

なので、
「この本の中にはこんな楽しい内容が詰まっているんだよ!」

ということを子ども達に紹介していくためにも
大人が絵本等について勉強する場が必要だと思いました。

自分はさほど興味を示さなかった絵本でも
人の意見を聞くと、なるほど~と思うこともあり
人によって感じ方は違うのだなと改めて感じるので面白いです。

だいたい集まってくるメンバーは、絵本のことがとても好きで
子どもと絵本を結ぶイベントなどを大切にしている方達が多く
私では思いつかないようなイベントを企画されていたりして
自分も息子の学校の友達とやってみたいなと思うことが多いです。

やっぱり仲間から受ける刺激は大きいです。
勝手に参加メンバーを絵本仲間だと思い込んでいますが
きっと参加している方も、同じように思ってくれているじゃないかな。

そんな新刊紹介をいつも楽しみにしている私ですが、この会とは別に
私自身が絵本を読んでもらうことを、楽しむ機会を作れたらいいなと思っています。

新刊紹介はあくまで絵本の紹介の場なので、読み聞かせを楽しみながらも
この絵本は読み聞かせボラ向きか?自宅向きか?何歳ぐらいに向いていそうか?
と、頭の中で考えてしまうことが多いので・・・

それにはやっぱり図書館主催のおはなし会などに子どもと足を運んで
一緒に絵本を楽しめたらいいなぁと思います。
おはなし会に行くと親の私も癒されるので・・・

娘が保育園に行くようになってからは、おはなし会に行けなくなってしまいましたが
来年度はおはなし会のある日は、保育園を遅刻してでも
親子で参加したいと思います。
娘が通っている保育園は認可ではないので、就労が通園のための条件ではないため、こうしたことが可能なのです。

昨年度は娘とよく図書館のおはなし会に足を運んだのですが
今年度から保育園に通い始めたので、なかなか親子で足を運ぶことができませんでした。

なので、来年度は時間をみつけて娘と一緒に
図書館のおはなし会に足を運び、親子で絵本を楽しむ時間を作りたいです。
親子でおはなし会に足を運べるのも、あと少しだと思うので・・・

新刊紹介に足を運ぶことで多くの発見があったので
来年度も引き続き参加していきたいと思います。

お忙しい中、準備をしてくださる司書の方や
企画をしてくださる地域の児童書好きの方々に感謝です!

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【注】

(1)月に1回、図書館に入った絵本等を司書の方が図書館利用者に紹介してくれる集まりに参加している。過去ログ 「児童書の新刊紹介での楽しみ」 「児童書の新刊紹介に参加」 「図書館主催の新刊紹介へ」 参照。

【今日読んだ本】

ごんもりなつこ 作・絵 『なのはなみつけた』 福音館書店、2009年(かがくのとも傑作集)。
「4月の読み聞かせボラでおすすめ。何気ない菜の花への関心が高まる絵本。」(22/100 絵本)

伊沢正名 写真・文/山口マオ 絵 『うんこはごちそう』 農山漁村文化協会、2013年。
「着眼点面白く興味深い絵本だけれど、文章がイマイチ。」 (23/100 絵本)

福地伸夫 作・絵 『ぱかぱか』 福音館書店 2014年(0.1.2.えほん)。
「乳幼児のおはなし会に。音、リズム、絵、どれをとっても素晴らしい。」(24/100 絵本)