昨夜は疲れてうっかり寝てしまい、読み聞かせの絵本を選ぶのが
明け方前になってしまったものの(1)、なんとか学校で読んできました。
読めるのは1冊かなぁと思っていたところ、1冊目を読んだ後に
先生があと1冊平気だと言ってくれたので、もう1冊はまどみちおさんの本の
ブックトークにしました。
最初の1冊目はいい感じで、子ども達も喜んでくれました。
今まではポイントポイントで、子ども達の方を見て絵本を読んでいたのですが
「子どもの顔を見ながら読むと、子どもが絵本の内容に集中できなくなるよ」
とストーリーテリングの先輩にアドバイスをいただいたので
今回は読んでいる間は絵本の字を読むのに専念していたのですが
子ども達とリアクションを共有できないのが残念。
反応を一緒に楽しむほうがいい絵本もあるので
やっぱり面白い系の絵本に関しては
対話っぽいところが多少なりともあった方が楽しそうな気がします。
乳幼児向けの読み聞かせでは顔を見ることを大事にして読んできましたが
小学生となると、確かに読み手の表情が気になって絵本に集中できなかったり
読み手の表情の印象ばかりが残ったりもするので、
これは試しに誰かに読んでもらって、私が聞き手を体験し
どう感じるかで判断してみたいと思いました。
ブックトークは、事前に練習したところはいい感じだったのですが
最後に学校の図書館の本をチラッと紹介した時、今日の朝本を手に取っただけに
興味深い詩の紹介がほとんどできなかったのが失敗でした。
知っている詩の紹介だけでなく
知らないような詩も紹介すればよかったと思うので。
学校にあるまどさんの本の存在を、知ってもらいたくて紹介したのですが
よく知らない本のブックトークはしてはいけないと痛感しました。
やっぱり熟読している本でないと、薦めるポイントがかすんできて
心を惹きつけない感じがするのです。
けれど、あの歌の詩もこの歌の詩もまどさんが作った詩なんだよ~
ということは、子ども達と一緒に確認しあえたので
そこに関してはいい時間だったなと思います。
これは事前準備のおかげでうまくいきました。
やっぱり事前練習をしっかりしておく!!
今の私はこれに尽きます。
読み聞かせが終わり、1時間くらいしてからでしょうか、
学校から帰ろうとした時に、今日読んだクラスの子が
私の顔を見て「あっ♪」と嬉しそうな顔をして言ってくれました。
それがとても嬉しくて・・・
こうやって子ども達と通じ合えた瞬間がたまらなく嬉しいので
今後も絵本の読み聞かせや選書に、磨きをかけていこうと思いました。
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【注】
(1)過去ログ
「読み聞かせボラ前日に大騒動!」 参照。
【今日読んだ本】
マーク・カッシーノ/ジョン・ネルソン作、千葉茂樹訳 『雪の結晶ノート』 あすなろ書房、2009年。
「息子のお気に入りの写真絵本。小3以上に読みたい。」(4/100 絵本)
長谷川摂子作、矢間芳子絵 『さくら』 福音館書店、2010年。
「長谷川摂子さんの文章が美しい!絵もキレイ。」(5/100 絵本)