MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

絵本の読み聞かせの“MAYU CLUB” ~学校司書まゆみの絵本棚~ へようこそ!!

“MAYU CLUB” ~まゆみの絵本棚~ は絵本の読み聞かせにハマったMAYUが、絵本やインテリア、自分の育児などについて思ったことを綴っています。 高3の息子と中1の娘の母で、現在は学校図書館で司書として働いています。

小学1年生の息子に読書を強制しない

2013年12月12日 | 絵本・児童書の読み聞かせ
今、小学1年生の息子に絵本の読み聞かせを始めたのは
息子が1歳半くらいの頃から
一緒に絵本の世界を楽しんできました。

もうかなり長い間、一緒に絵本を読んできましたが
図書室で借りてくる絵本は、いつも自然科学関係の絵本が多く
読み物は全くと言っていいほど借りてきません。

『くまの子ウーフ』などのサイズの本を一人で読むことはなく
本自体を一人で読破できないようで
気になる本はパラパラをめくって眺めているだけです。

親としては、そろそろ一人で本を読むことにも
興味を持ってもらいたいのですが
息子に読書を強制することはありません。

ちょこちょこ家の本棚から絵本を取出し
パラパラめくったり、眺めたりしている姿から
本に関心があることがわかります。

今日は私が娘を寝かしつけている時、一緒に娘と寝てしまいました。
しかし、息子は私をわざわざ起こしに来て
寝る前に絵本を読んでくれと言ってきました。

私に甘えたい気持ちの表れでしょうか。
たった5分だけの絵本タイムでしたが、彼の中では
寝る前のとても大切な儀式のようで、読んでもらった後は
とてもすがすがしそうな顔になり「おやすみ」と私に言い、寝室へ入っていきました。


息子と本の関係を大切にしたいです。
なので、本と勉強を絡めようとは思いません。
強制するのは宿題だけで十分です(笑)

いずれ勉強と読書が繋がる日が来るでしょう。
それまでは息子と本の関係を、そっと見守ろうと思います。

【追記】

関連記事→ 「息子は活字が苦手・・・でも物語が大好き!」 「本は楽しむものでしょ?」 「小4息子の読書力がついてきた」

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母校のゼミで頭が回転しない・・・

2013年12月09日 | 母校&恩師
今日は母校のゼミに参加してきました。
今日で3回目の参加です。(1)

なんだか、すっかり頭が錆びてしまっていて
発表者の方の発表を理解するのに精一杯で
頭の中で自分の考えをパッと整理できず、悪戦苦闘しました・・・

講演会などは一般の人にもわかりやすいように
話をしてくれるので、質問をしやすいのですが
大学のゼミとなると、難しい言葉でいっぱい話をするので
忘れていたことを「えっと、なんだったっけ?」と思い出しているうちに
どんどん話が進んでしまい、内容を整理できないまま質問タイムになってしまったりします。

英語のリスニングなんかで、ちょっとわからない部分があったりすると
「あれ?あれ?」と思っている間に
どんどん話が進み、わけがわからなくなってしまうのとよく似ています。

正直言って初歩的な事が出来ていないので
この状態が情けなくてしょうがないのですが
ここで自分を責めてもいい方向に行きません。

頭は使っていないと回転が鈍くなるもの。
そんな鈍っている頭で、よくゼミに参加したなと
自分をほめてあげようと思います。

参加することで、知らない世界を知るきっかけができたのだから
きっとここから私の文学への関心がどんどん広がっていくと信じたいです。
そして、鈍っている頭を使う機会を作っていき
少しずつ稼働させていこうと思います。

まだまだこれからです!!

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【注】

(1)ゼミに関しては、過去ログ「母校のゼミに参加」参照。

竹内通雅さんとこしだミカさんの講演会へ

2013年12月07日 | 講演会や勉強会
今日はクレヨンハウスで行われた竹内通雅さんとこしだミカさんの
対談形式の講演会に行ってきました。

我が家には竹内通雅さんが絵を描いた
『エライエライ!』(ますだゆうこ文)という絵本があるのですが
初めてこの絵本を見た時は、絵が強烈過ぎてちょっと苦手意識が働き
なんとなく好きになれず・・・(竹内通雅さん、スミマセン!)

なので、今回の講演会で竹内通雅さんのことを知ることができたら
絵への印象も変わるかもしれないと思っていたところ
案の定、人柄と絵が一致し、なんだか絵をすんなりと受け入れられるようになりました。

また、作品ができるまでの裏話なども楽しもので
そうしたことを知っているのと知らないのとでは
作品への印象も異なってくるでしょう。

私はそうしたエピソードを知っている方が作品がより面白く感じるので
できるだけ聞く機会を作りたくて
こうした講演会に参加するようにしています。

こしだミカさんが絵本作家としてデビューをしたが
40代過ぎだったというのも、講演会で初めて知り
「私もまだまだこれからだわ!」と思ってしまいました(笑)

クレヨンハウスの子どもの本の学校(講演会)は、聴講するのに当日券2,500円、
それに交通費やらもかかり、かなり出費が出てしまうのですが
いろいろな作家さん、そして作品を知るいい機会になっています。

これらを知識として寝かしておくのでなく
使って活かすことが、今の私のテーマです。

ねんねの前にわらべうたを

2013年12月06日 | わらべうた&手遊び
もうすぐ2歳で、寝る前だけ添い乳をして寝かせていた下の子が
最近やっと卒乳しました。

これからは遊びつかれてコテッと寝てしまうのかな?

と思っていたものの、そのようにはいかず
なかなか眠れない娘は敷き布団の上を転がって遊んでばかり・・・
どうしたものかと悩んでいた時

「そうだ!わらべうたの会で教わったあのわらべうたを歌ってみよう!」

と思い、以前教えてもらったわらべうたを
添い寝をしながら歌ってみることにしました。

「あかいはな」

(1)
あかいはな しろいはな
ねんねのさとは はなざかり
ねんこーせー ねんこーせー
はなのなかで ねんこーせー(ねんこーせー)

(2)
しろいくも ちぎれぐも
ねんねのさとに ぽっかりこ
ねんこーせー ねんこーせー
くものなかで ねんこーせー(ねんこーせー)

(3)
あおいかぜ そよぐかぜ
ねんねのさとに みなみかぜ
ねんこーせー ねんこーせー
かぜのなかで ねんこーせー(ねんこーせー)

※(ねんこーせー)の箇所は私がエコーするように歌っているだけで
本来の歌詞にはありません。


3番まであるのですが、出だしはかなりうろ覚えで
忘れたときは「ねんこーせー」と歌詞をすり替えて歌ったりと
かなり適当だったのですが、娘が穏やかそうに

「ねんこーせー ねんこーせー」

と小さい声でつぶやいているじゃありませんか!

そして、いつもより穏やかに眠りにつくことができ
わらべうたの力はすごい!!と改めて実感しました。

安心できるお母さんの声で、穏やかな歌を歌ってもらうことは
子どもにとって、それはそれは心地のいいことなのでしょう。

寝る前に絵本も読んでいますが
絵本だと、明かりをつけていないと読めませんが
わらべうたは明かりがついていなくても歌えるので
暗い部屋でも安心してお母さんのやさしさを感じることができます。

ブックファーストが広がっていったのと同じように
わたべうたも3ヶ月検診とかで、お母さんに教えてあげるなどして
広まっていったらいいなぁと思いました。

私が乳幼児のよみきかせを担当するときは
わたべうたをできるだけ絵本の間に入れたいです。

寝る前に「ほんよんで!!」と大泣きする息子

2013年12月05日 | 絵本・児童書の読み聞かせ
昨日は上の子と下の子を連れて地域の図書館へ自転車で行き、
何冊か本を借りて帰ってきました。

そしてこの日、寝る前に、ちょっとした事件がありました。


もともと私は息子が寝る前の絵本タイムを大事にしていたので
寝る時間がオーバーしても、絵本を読んでいたのですが
宿題をいつまでたってもやらず、寝る時間がどんどん遅くなっていったので
途中から9時を過ぎたら絵本を読まないというルールに変えました。

しかし、1年生だからでしょうか。
早めに宿題を終わらせれば、絵本タイムがたくさんとれるとわかっていても
面倒な宿題や家庭用ドリルはなかなかやりません。

寝る支度など、私が下の子を寝かしつけている間にするよう
いつも声掛けをしているのですが
寝かしつけが終わって息子のところへ戻ると
まだ歯磨きもしないで、好きな本を読んでいたりします。

「ほら、本ばかり読まないでドリルをしなさい!!」

息子の字はあまりに字が汚く、学校の先生からも読めないと指摘をされたので
寝る前につききりで字を丁寧に書く練習をすることにしました。
つききりだと、母親を独占できるので、一人の時より心強いようです。

しかし、甘えもあり、ひっくり返って大泣きをしたり
一文字書いても丁寧に書けないと

「こんなのかけない!!むりだ!!しんじゃう!!」

などと泣き叫び、丁寧に書かせるのにも一苦労・・・
たっぷり時間があっても、泣き叫ぶ時間が長いため
9時を過ぎ、絵本を読む時間が無くなってしまいました。

「今日は絵本はナシだよ」

というと、

「なんで本よんでくれないの?!本よんで!!本よんで!!」

と、ブチキレて大泣きし、何度も泣き叫んでいました・・・

息子の言い分としては、時間までには終わらなかったけれど
頑張ったのだから読んでほしいと言うのです。

「頑張った」という事実は変わらないと思ったので

「じゃあ短い絵本ならいいよ」

と言ったところ

「どいうして長いのはダメなの?!短い本がいいなら今日借りたクリスマスの絵本だっていいでしょ?!」

図書館で私が借りてきた、クリスマスの絵本が気になっていたようです。
どう見ても読むのに10分以上はかかります。

「それは長いでしょう?!」

「なんでこの本はダメなの?!おかしい!!おかし!!」

・・・と、言い合いは続いたのですが

「早く寝る支度をして、寝る前に絵本をたくさん読もうね」

と、私が何度も言っていたにもかかわらず
早く寝る支度を全くしないで本を眺めていたり
遊んだりしていたのだから、そこは息子に問題があると思うんです。

毎回おまけが続いたら、それが習慣になってしまうので

「明日はこの絵本を読もうよ?そのためにも早く宿題とか終わらせよう。ね?」

と言うのですが、翌日になるとまた忘れて
目の前の好きなことだけをやり、嫌なことは後回し
という流れになってしまいます。

私だって息子との絵本タイムを大事にしたいのです。
けれど、お母さんとの約束だって守ってほしい。
自分の好きなことだけ通そうとするのは、どうかと思うんです。

幼稚園の時は勉強のことは何も気にせず、寝る前は
絵本を楽しめていたけれど、
小学生となると宿題が絡んでくるので、そうもいきません。

今日は図書館で借りたあの絵本を読むことができるでしょうか?
「今日こそ読もうね」と言っても
また嫌なことは後回しにして、結局読めずに大泣きすることに
ならないといいのですが。

それか、何度失敗してもいいので
ゆっくりと学んでいってくれたらいいかな・・・

瀬田貞二に魅了されて

2013年12月05日 | 文学関係
私が瀬田貞二(1)を知ったのは、大学院生の頃だったと思います。
図書館の暗い書庫の中で、児童文学らしき雑誌をコピーしていた時に知りました。
具体的に何の論文や記事だったかは覚えていません。

それからしばらくその名前のことは忘れいてたのですが
それから5年後くらいに、息子に絵本を読んでいた時、瀬田貞二という名前を久しぶりに目にしました。

「あれ?この人の名前、何かの論文で見かけたことがある!」

絵本の世界を知ったのは息子が1、2歳の頃でした。
それから、石井桃子、松岡享子、松居直など、いろいろな方の名前を知るようになったのですが
唯一私が知っていた名前は、瀬田貞二だけでした。

ちなみに瀬田貞二と言えば、『三びきのやぎのがらがらどん』とか、『おやすみなさいおつきさま』を訳した人として有名です。
しかし「なにその絵本?」というのが、数年前の私のリアクションでした。
そう、こうした定番絵本すら、もともと私は知らなかったんです。

そんな瀬田貞二に惹かれるようになったのは
彼は国文学研究よりな人だったからです。

研究者であっても、瀬田貞二は現場の子供と瀬田貞二のやっていることはさほどズレ(温度差)がないところも魅力です。

ご自身の持っている知識を生かし、絵本等の翻訳も手がけ
日本の児童文学界に大きく貢献しているところに好感を持ちます。

先日やっと瀬田貞二の児童図書館講座の講演記録である『幼い子の文学』(2)を購入し
読んでみたところ、児童書を手渡す図書館員の方々に、自分の持っている知識を伝え
図書館員の質を上げ、子ども達の図書環境をよりよくしようとしていた姿勢が講演録から読み取ることができました。

研究しただけで終わらず、研究内容を実践で活かすことを大切にしてこられた方。
まさに「知識は使って活かす」を彼は実践しています。

と、ここまで瀬田貞二はすごい!ということを書いてきましたが
私が絵本関係の勉強をし始めたころは
瀬田貞二が訳した絵本を読んでも、いまいちピンときませんでした。

それが、子ども達にも絵本をいろいろ読むようになったところ
「日本語って美しい!」「なんて心地のいい響きなんだ!」
と『名馬キャリコ』等で「瀬田節」の魅力に気が付き始めたのです。

児童書をいろいろ読み続けて3,4年経ち
やっと瀬田貞二の文章の魅力に気が付き始めたのです。
素人には良質な文学の良さはすぐにわからないのだと痛感しました。

ということは、何気なく絵本を買っている人にも
良質な文学の良さは、いまいちピンとこないのだと思います。

だからこそ、良質な文学のことや、子どもの育ちに大切な文学のことを
語れる人がいないといけないのではないでしょうか?

もちろん、特定の人を過信しすぎてしまうのはどうかと思いますが・・・
いいと思っている人でも「この作品はいまいち」というものもあるので。

まだまだではありますが、いずれは私も瀬田貞二のように(目標が大きすぎ?)
知識を活かして語れる人になりたいです。

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【注】

(1)このころは瀬田貞二の敬称を略して呼んでいた。
(2)この本の写真や詳細は 別館ブログ「瀬田貞二『幼い子の文学』」参照

知識は使って活かすことが大事

2013年12月01日 | 絵本・児童書の読み聞かせ
久し振りに一人で食事をする機会が作れたので
外出時に図書館で借りた本をもっていきました。

福音館書店相談役の松居直さんが書いた
日本エディタースクール出版部から出版されている
『絵本の現在 子どもの未来』という本です。

あとがきに、「知識がたくさんあることよりも、少なくても知識を活かしている人の方がいい」といった内容のことが書いてありました。(ざっくばらんな要約ですみません)

その本を読んだところ、下記のようなことが頭に浮かんできました。


私は知っている絵本もまだ好きないけれど
子ども達の前で絵本をちょこちょこ読んでいる。
勉強不足でも、知っている絵本を活かして読むことが大事だということ。

わらべうたは知らないものも多いけれど
最近は知っているものは気軽に歌うようにしたら
娘や息子がよく歌ってくれとせがむようになってきたので
少しのわらべうたでも、ちょこちょこ歌ってあげること(遊ぶこと)が大事だということ。


昨日、学校図書館関係の事がわからない自分を
情けないと思い、落ち込んでいたのですが
今知っている情報を活かせばいいと思ったら、気持ちが楽になりました。

実際、今日も娘が「うまはとしとしやって~」
と言ってきたりして、わらべうた(手遊び)は今まで以上に我が家に浸透してきています。

それなりにできているので、ここは自分を責めたりせず
「私にしてはよくできている!!」と褒めることで
私のもっているいい部分を伸ばしていきたいです。