まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

仏教=お寺=お葬式の関係が少し解ってきたような

2016年05月11日 | 読経の日々

仏教=お寺=お葬式(高額なお布施)。

仏教ってお葬式のためのものなの?
普段使っている日本語とかけ離れた難解なお経って意味があるの?
お寺は費用をとる葬儀屋さんとどこが違うの?

田舎に続いた家なので、曹洞宗の檀家にはなっていますが、この歳になっても、恥ずかしながら、仏教のことはわかりません。いままで、真剣に考えたことがなかった。

40代後半から、親族や同級生などの死に立ち会う機会が増えました。そんな中で、焼香して送ってあげるのは、世間体とか遺族との関係というより、あたし自身の気持ちの整理の問題なのだということは、理解できるようになりました。

お葬式の際、僧侶を呼び、意味はわからないまでも、お経を読んでもらい、故人の冥福を祈るという行為も、故人のためではないんですね。きっと。人は、死んだら骨が残るだけです。

濃厚な人間関係があった故人の死を、残った人たちが受け入れるための儀式。そう考えると、仏教そのものはよくわからないまでも、悲しみを受け入れ、乗り越えようとするお葬式仏教という知恵も、受け入れられます。

少し前に、ネットで僧侶を派遣してくれるサービスができたという話を聞きました。お布施も定額制だとか。仏教の趣旨からは外れすのかもしれませんが、お葬式仏教の趣旨からすれば、悪くない内容だ思います。

 

コメント (2)
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