まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

房総横断ひとりウォーク(いすみ鉄道2) 後編

2016年05月26日 | 房総横断ひとりウォー...

大多喜駅から、上総中野駅の駅間距離は、平均1~2Kmなので、風景を楽しみながら歩くと、じきに次の駅に着きます。駅舎はオープンなので、駅のベンチで好きなけ休憩OK。ほんと、のんんびりです。

大多喜市街を抜け、八声(やこえ)の交差点から、国道465号沿いに鉄道が走っています。
八声の交差点を右折して、蟹取(かにとり)橋を渡り、すぐに川沿いに右折したところが小谷松集落です。

駅の道標などはないので、駅を探すのが大変でした。


ちょうど入ってきた上り列車を見送って、国道465号に戻り、次の東総元駅を目指しました。


東総元駅は国道沿いなので、すぐに見つかりました。

 

国道沿いといっても、駅前には夷隅川が流れ、緑の山野が開けた、のんびり・ゆったりの場所でした。

 

駅舎の中には、こんな、思い切りの房総弁のポスターがあったり、

 

大きな、回転式のおみくじが置いてあったり。

ちなみに、この日のあたしの運勢は中吉でした。

東総元駅脇のベンチを借りて、お昼にしました。
田舎の風景の中を歩くときは、お弁当は必携ですね。
腹が減っては、散歩もできぬ!です。

食後ベンチで横になって、昼の憩いなどを聞いていたら、のんびり・ゆったりさに引き込まれて、うとうとしちゃいました。

所さんの番組で取り上げられた、秘境駅、久我原です。
実は、駅から100mくらいのところに、民家はあるんですが、国道465と297に挟まれた中間にあるので、秘境感があるのでしょうね。

 

駅を離れようとしたら、列車が入ってきました。

秘境駅に降り立った人を発見!
うん、今日は、運がいい。やっぱり中吉だ!(笑)

 

地元、黒原地区の公民館に併設された駅舎。

 

駅から近い不動滝で、この時期、鯉のぼりを上げているようです。
鯉のぼりを上げるという文化も、田舎でさえ、消えつつあるように感じます。そんな田舎の風景を少しでも残したい、おそらく、地元ボランティアのみなさんなのでしょう。頭が下がります。

 

西畑駅に向かう途中の、平沢川の新緑。
ここまで上流に来ると、川面の透明度も上がり、うん、いいじゃないか!の風景を切り取ってきました。

 

山間の田園風景の中を進む、いすみ鉄道ムーミン列車。

 

西畑駅です。

目の前は、西畑小学校で、子供たちの元気な声が聞こえます。
のんびり・ゆったりの時間の中で、駅舎に座って、遠くから聞こえる子供たちや先生の声を聞いていると、自身が子供のころにタイムスリップしたような感覚を持ちました。

上総中野駅近くの風景。

いすみ鉄道終点、上総中野駅です。

左の竹型の建物はトイレ。画像にはありませんが、更に左に無料駐車場がありました。

 

上総中野駅から小湊鉄道のレースのびています。

次回は、上総中野駅の無料駐車をお借りして、小湊鉄道沿線、時速4kmの旅を続けたいと思っています。


===== い鉄 時速4キロの旅を終えて

いすみ鉄道の駅で、売店が併設されているのは、大原、国吉、大多喜の三つだったと思います。トイレも、この3駅+総元駅、西畑駅、上総中野駅以外は、あってもJRさんや大手私鉄レベルを期待しちゃいけません。囲いがあればいい、くらいに思ったほうがいい。
今回主に歩いた国道465号線は、古い時代の主要道路だったようですが、今は、コンビニ、開いているラーメン店・食堂もなかったように思います。
お金があっても、役に立ちません。まして、電子マネーなどは、田舎の商店では100%使えません。い鉄もスイカ×
でも、これが、田舎の現状・田舎の風景なのです。
「なんか疲れちゃったな」と思ったら、いすみ鉄道周辺の”不便さ””何もなさ”をぜひ体験しに来てください。
「ほんと、不便で、何にもないなぁ」という不満がのこるかもしれませんが、きっと、自分の振り返りの時間になると思います。
不満ばかりの日常がいかに物質的に豊かだったのかとか、なんもなくても人は生きていけるし、幸せはあるんだ、と気づくかもしれない。
非日常の空間でしか気づけないことだと思います。

いすみ鉄道HP:http://www.isumirail.co.jp/

===== い鉄 イベント列車などもおすすめです!

いすみ鉄道2(大多喜駅 ~上総中野駅 営業キロ11.0Km) 2016512

実際に歩いた歩数 21,181歩(約15Km

 


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