まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

房総横断ひとりウォーク(いすみ鉄道1)後編

2016年05月01日 | 房総横断ひとりウォー...

国吉駅に到着しました。
いすみ鉄道の中核駅の一つなので、ここは駅舎もあり、無料レンタル自転車、無料駐車場、い鉄グッズの売店などがあります。
雰囲気ある、田舎の駅です。

自然や歴史に興味があれば、国吉駅周辺だけでも、楽しい一日を過ごせると思います。
もちろん、田んぼと山林しかないですが(笑)

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散策の素材>
 ・古代には、東上総を支配した伊甚国造がおかれていた大野地区

 ・日本画の狩野派の祖、狩野正信生誕の地、大野地区
 ・中世、万木城に拠点を置いた土岐氏が支配し栄えた万木地区
 ・自然観察ができる、千葉県いすみ環境と文化のさとセンターのある万木地区
 ・国吉駅を過ぎた踏切先の焼き鳥屋さんは、渡辺正行さんそっくりのおやじいる店
 ・隠れ日蓮宗(日蓮宗不受不施派)の地、正立寺地区

 ・卵屋さんがはじめた、生みたて玉と鉄道車両が楽しめるポッポの丘』

  (入場無料&徒歩なら上総中川駅からの方が近い)
 ・鴨川出身の波の伊八の作品が残っている行元寺

今は田園地帯で、何もありませんが、この地の時間の流れはとても豊かです。
受止め方で、楽しめる素材はいっぱいあるのだと思います。

国吉駅で休んでいた、JR久留里線のキハ系の列車です。あたしんちの古い軽自動車や自分と重なります。
い鉄の社長が活躍の場を与えてくれて、ほんと、良かったね。と、声をかけてあげました。

必要性を感じてくれる人がいたら、人も物も、古くても、まだまだポンコツじゃない!
必要としてくれる人が生かしてくれます。そして、ちょっとは役に立てる!

奥の箱のようなものは、千葉県営人車軌道時代の車両を復元したものだそうです。この箱に人を数人乗せ、線路の上を押していた時代もあったんだとか。病人でもない限り、自分の足で歩いた方が速そうですね(笑)。

上総中川駅です。

待合室の壁に、大多喜高校の高校生が作ったい鉄応援ポスターがありました。沿線の人、みんなで鉄道を守っているんだと感じました。

駅ノートを見ると、ここから、『ポッポの丘』までウォーキングという方もあるようです。

『ポッポの丘』の営業時間は、最近(2015年12月から)、金、土、日、月、祝 10時~16時になっていますので、お出かけの際は、要確認!

すっかり田舎時間で生きているあたしは、『ポッポの丘』に、大山のケーブルカーが入ってと聞いたので、”あ散歩気分”で、自宅から一日がかりで歩いて行ったのですが、火曜日だったので、トホホの40キロウォークになってしまいました。
入口で、トホホをしていたとき、遠方ナンバーの車も2台あり、がっかりして引き返していきました。

上総中川駅の先に、立派な山門が見えたので、お参り。
神さま、仏さまについては、いまだ理解できず、”お勉強中”なのですが、神社、お寺は、あれば覗いてしまう。神さま、仏さまにすがって生きるつもりは今のところないのですが、いつか自分の中で整理ができれば、先人の知恵と共生はしていきたいと思っています。

国道沿いに、『夜泣き地蔵』の小さな祠がありました。昔も今も、子育てする親は大変だということですね。昔の人は、子に危害を加えず、「毎日、こんなんじゃ、昼間仕事もできない、一家飢え死にだ」と仏さまにおすがりした。生きる知恵ですね。

増田地区の道祖神がありました。この地区は、旧夷隅町と大多喜町の境です。

大多喜町が住宅開発を行い、2008年に設置された城見ケ丘駅です。
街の中心は、城見ケ丘周辺に移りつつあるようですが、その分、旧市街は、大多喜城を中心とした古い街並みをゆっくり味わえるようになってきた気がします。

駅周辺からは、『城見ケ丘』の駅名の由来どおり、本多忠勝公がおさめた大多喜10万石のお城(復元&現博物館)が遠望できました。

『房総駅間ひとりウォーク』の中で、興味津々になってしまったマンホール画像ですが、城見ケ丘に、大多喜町のマンホールを見つけました。
おっ、いいじゃないか! のデザインです。

大多喜中学校脇をとおり、外廻橋を渡ると、ご城下です。大多喜町は、景観整備に力をいれていて、こんないい感じの公園がたくさん整備されています。

本日の出発点、いすみ鉄道大多喜駅(いすみ鉄動本社)に戻ってきました。

大多喜駅には、いすみ鉄道さんが作成した、よくできた周辺の情報マップがあります。もちろん無料。国吉駅同様、感じる気になれば、1日たっぷり過ごせるエリアです。

ちょっと地味ですが、新丁の良玄寺には本多忠勝公の墓碑もありますよ。
あっ、そうそう。

もし、いらっしゃって”腹がへったら”、旧市街にある、『とんかつ亭 有家(ありか)』、道路を挟んである『そば処 くらや』あたりは、いすみ鉄道同様、田舎のいい雰囲気が残っていてお薦めです。

次回は、大多喜駅から、終点の中野駅(小湊鉄道との中継駅)までを歩きます。

いすみ鉄道1(大原駅 ~大多喜駅 営業キロ158Km) 2016419
実際に歩いた歩数 39,997歩(約21Km

 

 

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