ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

自然とともに

2016-10-06 12:38:06 | 旅行
夏頃から自分の中のエネルギーのようなものが少なくなっているような、そんな気がしていた。

考えられる理由は、自分自身をしっかりと持っていられなかったのが一番の原因だと思う。

知り合いから悩みを相談されることがあり、それを一生懸命考えているうち、まるで自分が知り合いになってしまったような気持ちになることがあった。

また老親たちのことも「なるようになる」と思い切れていなかった。

エネルギーが切れてくると、気持ちが沈みがちになったり、どこが悪いわけではないのに疲れやすくなってしまったりということがあった。

そんな時、私はどうしようもなく自然の中に行きたくなる。

人間も自然の一部だから、大自然の中で休んでエネルギーを補給したくなるのかもしれない。

今までは裏の森林を歩くだけでも癒されたが、今回はそれだけでは足りず、ずっと温泉に行きたいと思っていた。

温泉は大地のエネルギーがストレートに伝わってくる。

だから温泉は健康にもよく、病をも治してしまう力があるのだろう。

ずっと行きたいと思いながら、なかなか行けないでいたのだが、先日、念願かなって温泉に行くことができた。

とは言え、夏ごろから感じていたエネルギー切れの症状は今はすっかり治り、また元気になっていたのだけど、やっぱり温泉は行きたい。

そこで、今回行ってきたのは市内にある豊平峡温泉という所。

源泉かけ流しで常に湯船からお湯があふれて流れ出しているほどの豊かな水量がある。

設備はやや古いが、お湯が良くて、広々とした露天風呂が最高に気持ちいい。

お湯に浸かっていたら、身体も心も元気になれた気がした。

ところで紅葉にはまだ早かったが、温泉近くにある豊平峡ダムにも足を延ばした。



札幌市内には、この豊平峡ダムと共に定山渓ダムがあるが、どちらも札幌のみずがめとして使われている。

こちらの豊平峡ダムのほうが古く、1972年の札幌オリンピックの年に完成したそうだ。

それまでは地下水をくみ上げて飲料水や料理に使っていたのだが、人口の増加にともなって水質の汚染や地盤沈下が深刻になりダムが作られたのだとか。

これを知って思い出した。そういえば家庭ではそれまで地下水を使っていたことを。

途中からは蛇口をひねれば地下水が出てくる様式になったが、それ以前は台所にくみ上げ式のポンプがついていたっけ。

幼い子ども(私)にはポンプで水を出すことが難しく、何度やっても水が上がってこなかったという記憶がある・・・

それにしても、きっとこの時代にピロリ菌に感染したんだろうなぁ。
(ピロリ菌は一説によると5歳までの幼児期に感染するのだという)

ピロリ菌の検査を受けたら私も弟も妹もみんな感染していた。

もちろん姉弟そろって除菌してきたが、こうしてダムができたお陰で、きれいな水を飲めるようになったのねと感慨が深い。


ちょうど放水の時間で、水が勢いよく噴き出していた。

ダムの水も元をたどれば雪解け水であり、大自然がなければ人間は生きていけないとつくづく思う。

人は自然と切り離されて生きることはできない。精神的にも、肉体的にもね。












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