ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

久しぶりに味噌作り

2024-11-29 16:18:42 | グルメ

久しぶりに味噌を作った。

あんなに毎年作っていたのに、しばらく作っていなかったのは、手作りした味噌が無くなった時に、急遽買った味噌が美味しかったからで、大豆のつぶつぶが残る手作り味噌の味噌汁より、市販の味噌のなめらかな味噌汁の方を好む家族にも買ってきた味噌の方が好評だった。

それですっかり手作り派から購入派へと変身してしまった。

とはいえ味噌を作るために買ってあった無農薬の大豆と麹が残っている。

早く作らないと、どんどん古くなってしまうとずっと気になっていた。

そこでやっと重たい腰をあげて作りました。

まず前日から大豆250グラムを水に浸しておいた。

翌日、水をたっぷりと吸った大豆を圧力鍋で柔らかく茹で、茹で上がったら二重にしたポリ袋に入れて潰していく。

この潰す作業が一番大変で、手で潰すだけでは、なかなか滑らかにならず、すりこぎの棒も使って時間をかけて行った。

でも買ってきた味噌のようにはならず、今回も粒が残った味噌になる予定。

滑らかにするにはフードプロセッサーを使ったほうが、絶対うまくいくと思う。

手でせっせと潰しながら「次はフードプロセッサー買おう」と思っていた。

でも作っているうちにだんだん楽しくなってくる。

二重にしたポリ袋の外側の袋を外して、麹250グラムと塩125グラムをよく混ぜ合わせる。

左上の袋が潰した大豆で、右下が麹と塩をまぜたもの。

大豆の袋の中に麹と塩を入れて、途中様子を見ながら大豆の茹で汁も加えてよーく混ぜたら味噌の出来上がり。

この状態で半年くらい置きます。

終わった後の達成感。。。そしてやっぱり楽しかった。

なぜ味噌を作るのかと言われたら、やはり作るのが好きだからに尽きると思う。

手作りの方が原材料から選べて身体に良さそう、、というのは二の次で、作るのが楽しいから作るのだ。

これも健康に良いことをするのが好きと同じで、自己満足なのだなぁと思う。

家族は滑らかな買った味噌が良いというので、まだしばらくは買ってきた味噌を使う予定だが、次は滑らか味噌を作るべく研究をしようと思う。

やはりフードプロセッサーかな。

 


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通うべきか、止めるべきか

2024-11-25 18:08:07 | 健康

93歳になる作家の曽野綾子さんは、病院はほとんど行かないそうだ。

行くのは、足を骨折した時の整形外科と目が痛くなった時の眼科だけだとか。

曽野綾子さんによると、眼科でもらった目薬はよく効くと書かれていた。

実は私も同じで、内科は余程のことがないと行かないが、足を骨折した時に整形外科に行ったのと眼科には行く。

曽野綾子さんのおっしゃるとおり、目が痛い時は眼科の目薬がよく効くと思う。

先日、朝起きたら右目が真っ赤に充血していて痛かった。

痛くなったのが金曜日で、自然に治るかと日曜日まで様子を見ていたが、痛みと充血は治らず、月曜日に眼科で診てもらったら、まつ毛が一本入っていた、、、取り除いてもらったらすぐに痛みが無くなり、ついでに目薬も出してもらったら、あっという間に充血も治った。

やはり眼科の目薬はよく効く、、、

そしてもう一ヶ所、曽野綾子さんは行かれないのかもしれないが、行くのが歯医者さん。

こちらは四ヶ月毎の定期検診に通っている。

昔から歯が弱くて、歯医者さんではずいぶん痛い思いをした為、定期検診は転ばぬ先の杖?になるのではないかと何年も通っている。

お陰で虫歯も歯周病もなく過ごしているが、最近少し行くのが億劫になってきた。

通っている歯科医院が遠いと言うこともあるが、最近歯科衛生士さんが変わったことが理由かもしれない。

これまで「フッ素は塗らないでください」と言って、それで通っていたのだが、新しい衛生士さんはフッ素をめちゃめちゃ勧めてくる。

「フッ素入りの歯磨き粉使ってますか?えっ使ってない?高濃度のフッ素入り歯磨き使った方がいいです」

「えぇーそれも使いたくない?じゃあ、せめて洗口剤を使ってください。毎日使ってくださいね、リステリンとか」

リステリンは昔使ったことがあるけど、刺激が強すぎて耳の下が痛くなったから、もう使いたくないのよね〜、、、と言いたかったが、色々言われて抵抗する元気も無くなっていた。

さらに他にも前の衛生士さんは気にしていなかった部分を、新しい衛生士さんは指摘されて「次回、治療をするか決めましょう」と言われてしまった。

なんだか面倒くさい、、、なんて思ってはいけないのかもしれないが、やっぱり面倒くさい。

やはり曽根綾子さんのように骨折した時の整形外科と目が痛くなった時の眼科だけにすべきだろうか。ちょっと悩んでいる。

 


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高野山と大阪のおばちゃん

2024-11-19 15:25:07 | 旅行

お祭りのようなユニバーサルスタジオを楽しんだ翌日は、高野山へ行って来た。

高野山はもちろん初めてで、テレビで観た高野山は、凛とした静寂さが漂っていて、決してお祭り気分で行ってはいけない場所に思っていた。

当日の朝ホテルを早く出て、なんば駅から電車に乗ったのだが、高野山へ向かう電車はすでに混んでいた。

途中で降りて人が少なくなることはなく、混み合ったまま極楽橋駅に着き、電車を降りると一斉にケーブルカー乗り場へ向かった。

人波に流されるように止まっていたケーブルカーに乗り込んだら、四人掛けの席のうち二席が空いていたので、先に座っていた二人の女性に「ここ、いいですか?」と聞いて座らせてもらった。

「今日は混んどるね」

「せやね、紅葉やからとちゃう?」

先に座っていた女性二人が、そんな会話をし始めたので、「高野山は紅葉の時期なんですか?」と、つい口を挟んで質問してしまった。

そこから話が弾んだ。

「どこから?」と聞かれたので「札幌です」と答えると、二人とも大げさに驚いてくれて「札幌は雪が降ってるやろ?」と言われた。

札幌を発つ日は、まだ道路に雪が残っていたと言うと、またまた大げさに驚いてくれたので、大阪の暖かさには「夏?」と思ったくらい驚いたと話した。

お天気の話から始まって、ユニバーサルスタジオの話から住んでいる場所の話まで、ケーブルカーに乗っていた短い時間に、せっかくの外の景色も見ずに、三人で楽しくおしゃべりした。

私よりも少し年上の二人のおばちゃん達は、堺市に住んでいて、新緑の時期と紅葉の時期に、毎年高野山へ来るそうだ。

ところで「さかい」と聞いて、すぐに思い浮かんだのは引越しのサカイ。

あそこの引越し屋さんは、二度ほど頼んだことがあるけど、丁寧な仕事で良かったわ、、などと考えているうちに、ケーブルカーは高野山駅に着いた。

大阪のおばちゃんたちともここでお別れ。

ケーブルカーを降りて、また人の波に押されるように歩いていると、先に行ったおばちゃんの一人が、波をかき分けるようにして戻って来てくれた。

そして「まだあんまり知られてないけど、あそこにエレベーターがあるねん。乗ったら便利やで」というと、また人の波をかき分けるようにして友だちのところへ戻って行かれた。

わざわざ戻って来てくれたご親切に感激して、教えてもらったエレベーターに乗ろうと思ったが、意思に反して人波に押されて階段へ向かってしまった。おばちゃんに申し訳ない、、、

さて高野山。

やはり人が多くて、とにかく外国人ばかりで、ユニバーサルスタジオとはまた違った賑やかさだった。

上の写真は、人がいない奇跡的な瞬間。

賑やか過ぎてイメージとは少し違ったが、一度は行ってみたいと思っていた高野山にお詣りができてよかったと思う。

そして親切な大阪のおばちゃんたちと、楽しくおしゃべりができてよかった。大阪が好きになった。。。

なんばの商店街を歩いていたら、とても珍しい光景を見つけた。

外の道に並んだ洗濯機!まさかのコインランドリー!

外に洗濯機を置くのは、北海道では考えられない(冬は水道管が凍結する)のでちょっと驚いた。

なんばも人が多くて、そのほとんどが外国人で、こちらもまるでお祭りのようだった。

「堺は日本人の方が多いわ」と、おばちゃんが教えてくれたのを思い出して、堺に行ってみようかと思ったが、時間がなくて行くことができなかった。残念、次に取っておこう。

そうそう、帰ってから引越しのサカイを調べたら、やっぱり本社が堺市となっていた。

それが何か?という話だが、引越しのサカイが堺市だったことが、個人的になんだかとても嬉しかった。

 


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ユニバーサルスタジオの続き

2024-11-17 14:46:07 | 旅行

ユニバーサルスタジオでとても感心したことがある。

それはクルーと呼ばれる従業員さんが、皆さん笑顔で挨拶をしてくれること。

そして時には、笑顔で話しかけてくれる。

「何かお困りのことございませんか?」と声をかけてくれた時、ちょうどトイレを探していた時だったのですごく助かった。(なぜトイレを探していることが分かったのかしらん?)

会社の方針として、お客様には笑顔で挨拶をする決まりになっているのだと思うが、時には挨拶をしても無視して目の前を通り過ぎるお客もいる。

ちょうど私の前を歩いていた人がそうだった。

「かわいそうに、、会釈くらいしてあげればいいのに」と思ったが、若い女性のクルーは無視されても笑顔を崩さず、次に通った私たちに何事もなかった様に手を振って挨拶をしてくれた。

だからユニバーサルスタジオにいる間は、移動中もけっこう忙しかった。

挨拶をしてくれたクルーには、こちらも笑顔で手を振るか会釈をするか、時には上のような質問に答えなければいけなかったから、、

でも挨拶をされると、たとえそれが仕事だと分かっていても嫌な気持ちにはならない。

ユニバーサルスタジオの外でも、このようにみんなが笑顔で挨拶する世界だったら、戦争や些細な争いごとも起こらないだろうに、、、

ユニバーサルスタジオだけではなくディズニーランドもそうだが、それが夢の国と言われる所以なのかもしれない。

日が暮れて帰るために駅へ行くと、頭にユニバーサルスタジオで買った帽子やヘアバンドを付けた若い人がたくさんいた。

園内では色鮮やかに見えたグッズが、一歩外へ出たらとてもくすんでいるように見えた。

夢の世界から現実の世界へ戻って来たと思った瞬間だった。

 

 


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ユニバーサルスタジオへ行ってきました

2024-11-16 14:45:18 | 旅行

一週間ぶりに散歩に行って来た。

歩数を稼ぐために、いつもは車で行くスーパーまで歩くことにした。

普段の日なら道ですれ違う人は五人以下だが、今日はなんと二十人近くの人とすれ違った。

もうこれだけで、今日はどこかで催しでも開かれているのだろうかと思う。

そして、つい数日前にいた大阪と和歌山の高野山を思い出してしまった。

どちらも人がものすごく多くて、まるでお祭りのようだった。

大阪に行った主な目的はユニバーサルスタジオ。

長女が行きたがっているから仕方なく、、というのは口実で、実は私も行きたかった。

「ユニバーサル〜」とウキウキの長女と私を横目に、夫が「60過ぎたじいさんは絶対にいないな、、」と言いながら渋々着いて来た。

行ってみたら本当に若い人ばかりで、夫が言う通りじいさんも居なければばあさんだっていなかった。

話題のニンテンドーワールドにも行って来た。

乗りたかったハリポッターや鬼滅の刃のアトラクションも乗った。

どれも80分くらい待って一瞬で終わってしまったけど、これ以上乗っていたらひどい乗り物酔いになっていた(最後は吐きそうだった)ので、これくらいの短さでよかったと思う。

ユニバーサルスタジオにいた時間のほとんどは列に並んでいたが、夜までねばって、乗りたかったアトラクションはすべて制覇した。

さすがに年齢的にも体力的にも、これが最後のユニバーサルスタジオだろうと思って来たので、後悔のないように昼食も食べずに遊んだが、意外と足が痛くなることもなく、疲れ果てて動けなくなることもなくて、絶叫系アトラクションを楽しんできた。

これも日々行っているスワイショウと真向法、かかと落としの賜物だろうか、、、なんて思ったが、帰って来たらどっと疲れが〜〜

今日の散歩だけでヘトヘトのため、続きは次回にします。

 


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朝の習慣

2024-11-10 10:22:55 | 健康

夜間に雪が降っていたようで、先日の朝は一面の雪景色だった。

また雪の季節が来ると思うと、思わずため息が出るが、新雪の雪景色は見惚れるくらいに美しい。

毎朝の習慣になっているスワイショウ(両手を振る運動)は、いつもこうして外の景色を見ながらやっている。

野鳥を目で追ったり、木を見たり、空を見たりしているうちに数えていた数字が分からなくなるが、テキトーな所で700回やったと言うことにして、次は軽いストレッチ運動の真向法をする。

それから股関節の運動と、かかと落としを行い、最後はおへそ周辺のツボを押して、身体全体を撫でて深呼吸をして終了。

最初は真向法だけだったのが、スワイショウを加わえ、かかと落としを加え、股関節の運動と増えていった。

そして最近新しく加えたのが、おへそ周りのツボ押しと身体を撫でることで、まずおへそ周りのツボ押しは、おへその指二本分上と、おへその指二本分下を、息を吐きながら両手の指で10回ずつ揺らすように押す。

整体師の方が動画で紹介されていたが、おへそ周りはツボの宝庫だそうで、いろいろな効果が期待できるのだとか。

ちなみに私が期待している効果は、夜のトイレが少なくなることかな。

夜はトイレに行かずゆっくり眠れるようになればと思う、、、

それから身体全体を撫でることも整体師さんが紹介されていた。

身体を撫でると、血流やリンパの流れが良くなるのだそうだ。

最後に深呼吸をして、「あ〜気持ちがいいなぁ」と思うことがポイントだそうで、そう思うことで脳はだまされるらしい。

でも身体を撫でて深呼吸をすると、本当に身体が軽くなったような気がするから不思議。脳はだまされるので、きっと効いているのだと思っている。

このような日課の体操をするのも健康維持のためだが、基本的に健康オタクなので、良いと思ったことは自分で試してみないと気が済まない。

ひとりで「やっぱり効果あったわ〜」とほくそ笑んだり、「これはイマイチ、やめた〜」と思ったり、もう完全に自己満足の世界に浸っている。

こんなに健康オタクなのは、何がなんでも長生きしたいからというわけではなくて、願わくば最期まで健やかに生きて、眠るように死にたいと思っているからかもしれない。

末期癌で亡くなった母の最期が、あまりに辛そうだったのも影響している。

でも肉体の死を迎えても魂まで死ぬわけではない。

いつもそう思っているのだが、その通りだと思う言葉を本で見つけた。

自然な生き方、つまりインディアンの生き方には、死に対する恐れはない。死は、命の輪の一つなんだ。そうわかっているのだが、俺たちは死を恐れることを教えられてしまった(中略)

誰もが死を通過するということを、しっかり覚えておかなきゃいけない。生の先にある死は、恐ろしいものであるはずがない。死を含んだ輪が一生なのだから、それを受け入れなくちゃ。「俺の心は大地とひとつだ インディアンが語るナチュラル.ウィズダムⅡより」

インディアンは私が覚えている二つの前世の一つです。

 


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パーソナルチェア

2024-11-05 16:37:22 | 日記

35年も前に買った革のパーソナルチェアをついに捨てた。

身体を包み込んでくれるように座り心地が良い椅子だったが、さすがに年数が経つと、表面の皮が劣化してあちこち裂けてくる。

女優の樹木希林さんが、やはりボロボロになった椅子にテープを貼って使っているというお話を聞いたので、真似をして椅子と同じ色のテープを裂け目に貼ってみた。

裂け目が多すぎて、まるで包帯を巻いたミイラのようになったが、とりあえず座り心地は変わらずに良く、夫もこれでいいと言うので使い続けていた。

椅子を買った35年前、当時31歳だった夫は長いローンを組んで家を建てた。

若かったのでお金が無くて、ゴルフの練習ができそうなくらい広いが、とても不便という安い土地に、人生で初めて小さな家を建てた。家が建った時は本当に嬉しかった。

そして新しい家に置く家具を見に行った時、夫が一目惚れしたのが、このパーソナルチェアだった。

でも値段を見てびっくり。当時の値段で、オットマン別売りで10万円以上もした。

「仕事から帰って来て、この椅子でリラックスしたい」という夫に、それが仕事に向かう活力になればと思ってOKしたが、お金もないのによく買ったものだと今は思う。

私たちには、とても高価な買い物だったけど、35年間よく働いてくれたから、結果的には良い買い物をしたと思う。

そのような訳で、椅子は包帯を巻いたミイラのようになっても頑張ってくれていたのだが、遂に座面が少し落ちてしまい、夫が補修を試みたが直すことができなかった。

「もう限界だな、新しい椅子に替えよう」と夫が言い、家具屋さんへ行って新しいパーソナルチェアを買った。

そして新しい椅子が届く前日に、古い椅子を処分するように大型ゴミの手続きをした。

古い椅子を処分する日は、椅子を玄関の前まで運び出して置くのだが、運ぶ前に椅子の座面を撫でながら「今までありがとう」と声をかけた。

すると、これまでこの椅子に座ってきた家族の姿が、一瞬で走馬灯のように脳裏に流れてきた。

椅子に座って新聞を読んでいる夫、椅子の中で丸まって眠っている幼い頃の子どもたち、遊びにきた私の父も必ずこの椅子に座っていた。

それから夫の両親と同居を始めてからは、ほぼ義父専用の椅子になり、いつもこの椅子に座って外を眺めていた義父の姿。

単なる家具としてだけの椅子とは思えない愛着は、このような思い出が染み込んでいるからだったとわかった。

ちょっとウルっときたが、夫には気づかれなかったようだ。

「じゃあ運び出すか」と夫が言い、二人で椅子の両方の肘掛けを持って運んでいたら、途中で椅子の下から何かが落ちた。

止まって下を見ると、木製の脚の部分の一つが落ちていた。

これまでは大丈夫だったのに、自分の役目が終わったと分かった瞬間にどんどん壊れていくように思えた。

最後の最後まで必死に頑張ってくれていたのかと思ったら、またウルっとなってしまった。

物に対して、人間や動物に対するのと同じように愛情を感じると言うのは、多分これが初めてかもしれない。

もったいないという理由で捨てる時に心が痛むことはあっても、この椅子に対するような気持ちにはなったことが無かった。

知らなかった自分の新たな感情に出会った気分だが、もしかすると生きている物じゃなくても、家具でも家電でも車でも、愛情をかけてくれる人の気持ちに応えようとするのかもしれない、、、なんてことを、今思っている。

 

 


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