ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

働く場所

2018-01-10 14:51:25 | 日記
冬休みで帰省していた次女が大学のある町へ戻って行った。

約2週間の帰省だったが、スーツケースの中に本をぎっしり詰めての帰省だった。

大学3年の次女は就活真っ最中で、昨年就職した長男と同じく道内での就職を希望している。

そして持ち帰った本とは公務員試験用のテキストらしい。

先日、北海道庁の内定者の6割が辞退しているとニュースになり、いまなら道職員が狙い目なのではないかと思ったが、次女の働きたい所は別にあるのだそうだ。

今や労働力不足が叫ばれ、新卒の就職も売り手市場で入りやすいのかと思いきや、学生に人気の職種は殺到するため、やはり難しいそうだ。

というわけで、帰省中は受験生のように(就活受験生なのだが)毎日机に向かって試験勉強をしていた。

公務員が第一志望の友人は、一日に13時間も勉強していると次女が教えてくれた。

どうしても公務員になりたい学生は浪人をしても挑戦するそうだが、次女は浪人までは考えていないらしく、試験勉強の合間を縫って民間企業の説明会にもせっせと足を運んでいる。

教官に「公務員一本に絞れ」と言われたそうで、しばらく次女は悩んでいたが、今は公務員と民間の「二刀流」で行くと決めたようだ。

それにしても、日々の生活を送る中で「人手不足」というのをひしひしと感じることが多くなった。

以前、東京に行った時、たまたま入ったコンビニの店員さんがみんな外国人だったことに、とても驚いたことがある。
道内はまだそれほど外国人が多くないせいか、コンビニで外国人の店員さんに会ったことはないが、店員さんの高齢化は進んでいると思う。

一昔前なら学生アルバイトが多かったが、今はシニア世代の店員さんも珍しくない。

先日も次女が行きたいというので、某有名ハンバーガーショップへ行ったのだが、カウンターで接客している店員さん全員が私と同世代、もしくはそれ以上の年齢と思われる方々だった。

しかも店内に貼られていた「アルバイト募集」のポスターに驚いた。

この店には、もう何年も前からアルバイト募集のポスターが貼られていることは知っていたが、じっくりと見るのは初めてだった。

そのアルバイト募集のポスターに描かれたイラストは、明らかにシニア世代を意識したものだった。

イラストの店員さんの顔にくっきりと描かれた「ほうれい線」がそれを物語っていた。

それは若い人ではなく、まさしく高い年齢層に向けてのメッセージであると理解できた。

私がハンバーガーショップに行くのは、子どもが食べたいと言った時で、一人の時にハンバーガーが食べたくて行くことは無かった。
どちらかと言うと、そこは若者の行く場所だと思っていたが、いつの間にか店員さんの年代が高くなっていたとは知らなかった。

つまり、若い人はアルバイト募集をかけても集まらないと言うことかもしれない。

しかし自分と同世代の方が店員さんだと、ちょっと行って食べてこようかしらん・・・と思う中高年層も、もしかしたら増えるのかもしれない。

人生100年時代と言われる日も近い現代、まだまだ元気で働く気があるシニア世代にとって働ける場所が増えてきたことは良いことなのだろう。

「明日は東京へ行ってくる」と次女が言った。

なんでも東京で道内企業が集まった説明会があるのだとか。

二刀流がんばれと心の中で応援している。







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