新しいお札を頂きに神社へ行ってきた。
まず最初に行ったのが相馬神社。いろいろなことが、ここから始まった。
こちらは氏神さまではなくて崇敬する神社として神棚にお祀りしている。
初めて相馬神社を知ったのは、もう10年以上前で夢を見たことがきっかけだった。
それは小さな祠の前に小さな龍がいる夢だった。
龍の夢を見たのはこれまで生きてきて初めてのことで、後にも先にも龍が出てくる夢など見たことがなかった。
この時以来、龍の夢はまったく見ないのだが、夢のことはよく覚えている。
夢はとても短いものだった。
夢の中で小さな祠があったので祠の前まで行くと、そこに小さな龍がいた。
龍と向かい合った時、なぜか自分の手に玉を持っていることに気づいた。
龍といえば玉、、、とはまったく思いつかなかったのだが、反射的に目の前にいる小さな龍に差し出していた。
小さな龍はそれを受け取ると、女性の声でありがとうと言ってくれた。
鈴を転がすようなとても綺麗な声だったのだが、その声が耳元近くでハッキリと聴こえたので、声に驚いて目を覚ましてしまった。
夢なのに耳元で聴こえた声が不思議だなあと思ったが、実は驚くのはまだ早かった。
夢を見た日、当時、交流していた道内在住のブロガーさんのブログを見たら、驚くことに夢に見た祠とそっくりの祠が写った写真がアップされていた。
祠のある場所は、アポイ岳山頂だそうで御祭りされている神さまは天之御中主大神と書かれていた。
「そっくりだ」とマジマジとブログの写真を眺め、是非ともアポイ岳の山頂に行ってみたいと思ったが、行くにはちょっとハードルが高く、他に天之御中主大神という神さまが祭られている神社がないかと探したところ相馬神社が見つかった。
相馬神社へ行くと、嬉しい気持ちでいっぱいになる。
他の神社ではここまで嬉しくなることはないのだが、相馬神社だけは何度行っても喜びの気持ちが湧きあがってくる。
ところで相馬神社へ行ってわかったのだが、神社によって受け取る感覚のようなものが違うと思う。
氏神さまである神社は、柔らかく優しい気が満ちているように思えるのだけど、相馬神社はとても厳しさを感じた。
だから相馬神社への参拝前はいつも緊張している。
粗相のないようにお行儀よくしなければ、、、なんて。
嬉しくてたまらないのだけど、叱られないように緊張しているという、まるで怖いけど大好きな祖父に会いに行くような気持ちかもしれない。
ところが、今回は今までとは少し違っていた。
厳しさはあるのだけど、それ以上に優しさを感じた。
まるで「おお、よく来た」と言って頂いているような感覚になり嬉しさでいっぱいになった。
夢がきっかけで見つけた神社。
今年も参拝できたことに感謝したい。