最近、身近な人が相次いで大きな病気になり、なんとか元気になってほしいと思っている。
一人は前にも書いたが、大腸癌に罹った知人。
癌は手術できれいに取れたそうだが、後から検査でがん細胞が血管の中にあることがわかり、今は抗癌剤治療をしている。
抗癌剤治療をすると、再発の可能性が、ゼロではないが少なくなるそうだ。
コロナに加えてインフルエンザも流行ってきているので、治療で免疫力が低下している知人に何か移してしまっては大変と、直接会いに行くことは控えて、もっぱらメールでのやり取りをしている。
それにしても抗癌剤治療というのは、副作用がかなりきついそうだ。
知人も吐き気に悩まされて、かなり痩せてしまったという。
そしてもう一人は、今年になって間質性肺炎と診断された。
間質性肺炎は、肺が硬くなっていく病で、進行すると少しの動作でも息苦しくなる。
間質性肺炎は、今のところ有効な治療法が見つかっておらず、いずれ酸素ボンベを使うことになるそうだ。
短い会話でも呼吸が荒くなる知人に、何か少しでもラクになる治療は無いものか、また先の知人の癌に有効な方法はないのだろうかといつも思っている。
そして二人に頼まれた訳でもないのに、良い方法を求めてせっせと本を読んでいる。
ところが色々と調べていると、これはどうかというものが見つかる。
でも見つかったところで、それを伝えるべきかとても迷い、結局は伝えることはしていない。
もしもこれが有効なら、伝えないことはよくないのではないかと思ったこともあるが、それが有効な手段かどうかなんて誰もわからない。
個人によって効く人、効かない人があるのかもしれない。
もしも自分だったらきっと試すと思うが、二人がそれを試そうと思うかは疑問がある。
医師を信じ、現代の西洋医学を信じて、治療に専念している二人に余計なことを言って迷わせてしまってはいけない、、、などなど色々な思いが交錯する。
ただ人間を含めて、あらゆる動物は自分の身体の声を聴けるのではないかと思う。
私が大腸にできたポリープを取る前に、大腸カメラに行った方がいいという想いがずっとしていたことも、もしかしたら身体の声だったのかもしれない。
縄文人たちもきっと身体の声を聴いていたのではないのかなぁ。
いつからか私たちは、自分の身体の声よりも外側にある情報を信じるようになった。
科学の発達によって医学も進歩して、昔は治らなかった病気が治る時代になった。が、中には外側の情報が間違っていることもあるかもしれない。
自分の身体を、すべて任せっきりにしていいものだろうかと思ってしまう。
でもこれはあくまでも個人的意見。
今日も伝えることのない情報を探して本を読んでいる。