巷説百物語シリーズ~書楼弔堂~京極堂(榎木津探偵)シリーズ。
この三作品、人物と物語の一部が続いていることを発見。
江戸末期~明治初期~昭和と時代は変わっています。
もちろん一人が生き続けるわけではないけれど、
登場人物の先祖が物語の中に出てきて、
それが京極堂シリーズにもエピソードとして出てきたりする。
「後巷説百物語」には、京極堂シリーズの「陰摩羅鬼の瑕」に出てくる由良伯爵が登場。
「書楼弔堂」には、京極堂こと中禅寺氏のおじいさん(?)が登場。
最初に読んだのは京極堂シリーズ。昭和20年代から30年代くらい?
まだ戦争によるダメージが回復し切れていない時代。
登場人物のハチャメチャ(特に榎木津探偵ときたら!)を大いに楽しみつつ、
不思議な出来事の解明も楽しみました。
次は巷説シリーズ。江戸末期から明治初期。
世の中の「不思議」は作為的なもの、といった感じでしょうか。
冒険活劇的に楽しみました。
書楼弔堂。明治中期。
ここには由良伯爵の話もちらっと。後巷説百物語に出ていた警察官の矢作氏も。
勝海舟、泉鏡花、尾崎紅葉、巌谷小波、教科書で名前を聞いたことのある作家さんたちも。
続きが待ち遠しい。
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