花、着物、時々ハンドメイド

ゆったりスローライフをめざしています
ぷららのblogが閉鎖されたので
2014年3月にお引っ越ししてきました

京極夏彦

2019-05-24 08:07:26 | 読書

巷説百物語シリーズ~書楼弔堂~京極堂(榎木津探偵)シリーズ。

この三作品、人物と物語の一部が続いていることを発見。

江戸末期~明治初期~昭和と時代は変わっています。

もちろん一人が生き続けるわけではないけれど、

登場人物の先祖が物語の中に出てきて、

それが京極堂シリーズにもエピソードとして出てきたりする。

「後巷説百物語」には、京極堂シリーズの「陰摩羅鬼の瑕」に出てくる由良伯爵が登場。

「書楼弔堂」には、京極堂こと中禅寺氏のおじいさん(?)が登場。

 

最初に読んだのは京極堂シリーズ。昭和20年代から30年代くらい?

まだ戦争によるダメージが回復し切れていない時代。

登場人物のハチャメチャ(特に榎木津探偵ときたら!)を大いに楽しみつつ、

不思議な出来事の解明も楽しみました。

 

次は巷説シリーズ。江戸末期から明治初期。

世の中の「不思議」は作為的なもの、といった感じでしょうか。

冒険活劇的に楽しみました。

 

書楼弔堂。明治中期。

ここには由良伯爵の話もちらっと。後巷説百物語に出ていた警察官の矢作氏も。

勝海舟、泉鏡花、尾崎紅葉、巌谷小波、教科書で名前を聞いたことのある作家さんたちも。

続きが待ち遠しい。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿