バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

笑う女

2008年02月16日 | お仕事
馬鹿笑いする女がいる。

幸いにも、彼女は同じ職場ではなく、壁を隔てた別の部署にいる。

この女、すごいのだ。
一度笑い出すと「もうどうにも止まらない」らしく、笑って、咳き込んで、しまいには嘔吐しそうになっている。

『ひぃっ!やっはははははは!!!ごほっ、ごほっ、ごほっ、おぇ。あははははは!!!』

彼女のすぐ隣の部署で働く私の職場はいつも迷惑を被っている。
彼女の同僚は、彼女をどう受け止めているのだろう。

私の職場は朝7時から始まるのだが、彼女がいる職場は9時半からだ。

だから9時半までは、高原の朝みたいに静かで、みんなまだどこか目が覚めていないのだが、彼女の出勤に伴い、目が覚める。

彼女はフォンカウンセラーで電話で保険を売っているのだが、暇になるといつも馬鹿笑いしているのだ。

もちろん彼女が「笑ってしまう」素になる会話も聞こえてくるのだが、これが全く面白くない。何がそんなに愉快なのか。
笑っているのは彼女のみ、なのだ。

彼女の馬鹿笑いで目が覚める私たちも、次第に疲労感を感じる。

一度数人で、うちの部署の主任のテレサにこう言った。

「あの馬鹿笑いで仕事がはかどらない。はっきりいって迷惑だ。」

馬鹿笑いは、遠く離れた場所からもはっきりと聞き取ることができ、テレサももちろん知っていた。

「...。今は我慢してちょうだい。あの部署、もうじき下の階に移るから。」

私たちは、しぶしぶデスクに戻る。テレサは社員の間で波風を立てるのが嫌なのだ。

私も含めて、雑音を遮断すべく仕事中にiPodを聞きながら仕事する同僚もいるが、すでにその効力は発揮できていない。
あの馬鹿笑いを消し去るほどの音量にしようものなら、iPodを使用する同僚すべてが難聴になってしまうではないか。
それで会社を訴えるつもりはないが、会社は何らかの責任を取ってくれるだろうか。

この馬鹿笑い女、私はほぼ目星はつけているのだが、実際に馬鹿笑いしているところを見たことがないため、誰が笑っているのだか分からない。

こういう笑いは好感がもてる

これは怖い
(イメージ画)

ぜひとも馬鹿笑いの現場をカメラで捉えたいものだ。

今日は花の金曜日。彼女の馬鹿笑いも一際うかれていた。
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