バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

ぶっちぎれなかった夜

2008年04月05日 | ALL ABOUT JAPAN
今日は花の金曜日。

なんとなく職場ものんびりした雰囲気で、
私も3日間の月末レポートを終え、久々に自分のペースで
仕事ができるようになった。

遅い朝食をとりながら同僚と話をしていて、
初めて行ったコンサートの話になった。

私の職場には、一番若いので21歳、上は63歳までいて、
初めて行ったコンサートの歌手やグループも多種多様だ。

バックストリートボーイズがいる
マドンナがいる
ローリングストーンズがいる
ヴァンヘイレンがいる

わけのわからないのも いる

私が初めて行ったのは、たしか小学校5年だった。

この方々に会いに行ってきました ↓
















 そこんとこ よろしく

横浜銀蠅


住んでいたところが、広島市の真ん中だったため、
コンサート会場も歩いていけるところにあった。

私と友達は、彼らが来ることを聞きつけ、すぐに
そごうの中にある、チケットを売ってるレコード店へと
急いで、チケットを買った。

今までいろんな人にこの話をしているのだけど、
言う人、言う人、全てが、

「横浜銀蠅が大好きだった小学生って...。」

と、不思議がる。

いいではないか。本当にファンだったんだから。


余談:当時どうしたら銀蠅一家のメンバーになれるのか
真剣に考えたことがあった。そんな時間があったら
もっと算数を勉強すべきだったのに。

そういえば、あの頃の横浜銀蠅のコンサートって、
コンサートって呼ばれてなかったと思う。

たしか「○○集会」...だったかな。


それにしても、そんな方々の、そんなコンサートに
行かせてくれた親も親だ(笑)。

会場につくと、そこはみごとに
暴走族の集会場所のようで(暴走族って
今でもいるのかな)、小学生のガキがいるような
場所ではなかった。

いやー、本当にすごかった。

コンサート会場に入ると、もっと異様な感じがした。

ちょうどそのころ『積み木崩し』というドラマが
流行っていて(知ってる?)、
あの手のおにいさん、おねえさんどもが、
まわりにごそっといる。
ドラマで見るよりも、すごい迫力だ。

そのおねえさんどもに、声をかけられた。

「ねえ、座席替わってくれん?」

彼女たちの席では、少々正面から離れることに
なるが、小学生だった私たちに、どう拒否ができようか。

「はい」

親にだって、そんなに素直に返事をしたことは
なかっただろう。

端の方の座席にはなったものの、
「おねえさんに話しかけられたね」などと
興奮していたのだから、どれだけ平和でのんきな
小学生だったかがうかがい知れる。

横浜銀蠅のコンサートも最高だった。
とにかく彼らはエンターテイナーだ。
歌う、というよりは、見せてくれるコンサートだった。

コンサートが終わって、私たちは
高揚する気持ちで、お土産を買いまくった。

小学生に、どんな用途があるのかもわからぬ鉢巻き
(これには横浜銀蠅一家と書かれていた)やら、
羯徒毘路薫'狼流とか書かれたステッカーなどね。
(若い人、読めるかな。「かっとびロックンロール」と読むのだよ)

とってもお子様だったので、おにいさん、おねえさんたちの
ようにぶっちぎることは出来なかったが、
小学生のお友達との間では、味わうことができない
何か特別なものを感じ取ることができた夜だった。






ちなみに...
その後の私は、横浜銀蠅とは自然消滅すべく
お別れいたしました。

今となってはとても良い思いでです。











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