ちょっと季節外れの話になるんだけどね。
去年の夏の出来事。
うちの裏庭にナッツとかヒマワリの種とか置いてあるから、野鳥やリスがやって来ます。
去年の夏、私は一匹の野鳥を守っていました。
フィンチという種類の、赤い色の鳥。
野鳥って野生だから、とても警戒心が強いんだけど
このフィンチは私が近寄っても逃げませんでした。
なんでだろうと思いながら近づいてわかりました。
目がね、ケンカかなんかで潰されてて周りがよく見えないみたいでした。
だから私が傍に近寄っても気にせずに餌を食べ続けたりお水を飲んだりします。
だけど他の野鳥がやって来てその赤色フィンチを攻撃し始めると、逃げます。
なので、彼女(メスでした)がいる間、
私が後ろに立ち、彼女がちゃんと食べて一休みできるまで見守りました。
私が後ろに立っている間は、他の野鳥は警戒して飛んでこないので。
私は彼女をフィンチーと名前を付けました。

Finchie is relaxing1

Finchie is relaxing 2
去年の夏はハニバニの出張が多く、
こうやって写真を撮り、フィンチーが気になるハニバニに「今日のフィンチー」を知らせてあげました。
フィンチーは毎日のようにやって来ました。
そして8月の半ば、姿を見せなくなりました。
ずっと窓辺で待っている私にハニバニが
フィンチーはお母さんになって
家族でどこかへ移住したんだよ。そう思おうよ
と言ってくれました。
なぜ今、フィンチーのことを思い出したかというと
最近窓辺にやはり逃げない野鳥がいて
それは黄色フィンチ、しかもやはり片目が潰されてしまってて、右側から私が見えません。


前もそうしたように、
彼女(やはりメスです)が食べたり飲んだりしている間は右側に立っています。
他の野鳥が邪魔をしないので。
気が付いたらまた私はそのフィンチをフィンチーと呼び始めていました。
この鳥もそのうち来なくなるんだろうな。
でもどこかで逞しく生きて欲しいな。
野鳥だからね:)
強い。
.