牛久自然観察の森で始めて見ました。小さな花が集まって真っ白い毛糸のような珍しい穂状の花序が特徴です。草丈は70-80cm程度で、にょっきり伸びた花茎に花穂がつき、葉は一見シュウメイギクの葉に似ているように思います。関東地方から近畿地方にかけての山地の林の中に分布し、学名は「Cimicifuga japonica」で、キンポウゲ科、サラシナショウマ属の多年草です。和名は、もともと中国で漢方にも使われる「升麻」があり、これは、春先に若葉を摘んで茹で、水に晒して食用にしたことから「晒菜升麻(サラシナショウマ)」と呼ばれました。これに対して、このイヌショウマは干した根の部分も薬用にならないことから名付けられたようです。植物では、「イヌ」と冠詞がつくものが多いですが、良い意味のものは少ないような気がします。写真は10月4日に撮影しました。
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