つくば実験植物園の絶滅危惧植物展示温室で見つけました。説明によれば、奄美大島、沖縄島、久米島の海岸付近の岩場に生育していた記録があり、すでに久米島では絶滅したと考えられていました。最近、琉球大学と筑波実験植物園の共同調査によって、生きた個体が再確認されました。残念ながら沖縄島では絶滅してしまったと言われています。絶滅危惧IB類(EN)に指定して厳重に管理し保護されています。花は写真のようにとても小さい花ですが、凛としているように見えます。
つくば実験植物園の絶滅危惧植物展示区画で咲いていました。黄金色の花で、小さいですがとても存在感があります。説明によれば、島根・山口県の日本海側から琉球諸島、朝鮮半島南部、フィリピンにかけての海岸岩場に分布するキク科の多年草です。葉は苦いですが食用になり、全草が薬用にされると記されていました。