風もなく、穏やかな初冬の日曜日。
朝方、猫の夢をみた。
夜間パトロールから帰還した三毛猫は、身体にたくさんの小花をつけていた。ラヴェンダーのような青紫色の花で、よい香りがした。猫は、疲れたのか、布団の中に潜り混んで眠ってる。よくよくみると足が、泥だらけ。寝具洗わないと・・・。そんな夢。
師走の始まり。
今年も残すところあと1か月を切った。
この時期は、夕暮れ時の地平線に富士山のシルエットの出現が目視で確認できる。
↓ 夕暮れの車窓から、ほんの小さな富士山。
もう四半世紀前になるけれど、姪達が生まれたが師走で、産院にお見舞いに行った帰りに、夕景富士を始めてみた。
北関東からも見えるんだ・・・!
2000年問題の時期で、グレゴリオ暦の関係?で、コンピュータが、一斉に誤作動する・・・ってハナシだったんだけれど・・・なんということもなく?終焉したような記憶で。
そのころは、某F通という企業の請負の仕事をしていた時期でもあって、その年の師走に、地元から富士山をみたのが印象に残っている。
清少納言は、『夕暮れ』が一番美しいのは、『秋』と書いていたけれど、私は、冬の夕暮れの方が、鮮烈な感じがしている。もっとも、現在のグレゴリオ暦と違って、太陰暦だっただろうから、彼女のいう秋は、8月か9月頃?の名月の頃の事だろうし(違うかも?)、最近では、12月になっても紅葉していて、季節の進みが遅いから、さらに感覚的にズレるんかな・・・とか。
とか・・・考えていると、赤ちゃんだった姪が、もう25歳か・・・私自身も歳をとるハズだな・・・。
富士山は、一度だけ、母と登ったことがある・・・もちろん、徒歩ではなくて、バスで所謂5合目迄。
遠くからみるのとは違って、樹林帯を抜けると、岩がゴロゴロしていて、遠目からみるその姿とは、かなり違うことを知った。
山の稜線は、平地からみると美しいけれど。
そう・・・美しいものは、平地からでも充分堪能できるし、可視できるものでも、観察位置や時間、様々な条件下で、眺めるとまるで違ったもののように見えるのは、なにも山だけではないと知るし、人間などは、見かけだけでは、全然わからないものの最たるものなんだろうなぁ・・・と相変わらず、バカなことを考えている。