10月13日(日) 晴
久しぶりで、「よしの」のお蕎麦をいただいた。
お若い大将が孤軍奮闘で、信州・開田高原産の十割蕎麦を打ち、お運びの若い女性がコマ鼠のように動いておられる。
不器用なほどに手抜きの無い人気店だから、お昼前に早や行列ができている。
1時間待って、秋のおすすめ「秋野菜、海老 十割天ざる」(天ぷら8種)を1850円で。
カラリと揚がった秋野菜は、書付け通りの矢生姜、真菰筍、蓮根、万願寺唐辛子、南瓜、栗、薩摩芋などを、抹茶塩でいただくのだけれど、この塩が、抜群に美味しい。
2㍉弱の細さのお蕎麦の歯ごたえも抜群で、のど越しの良さもお見事!
さくら♪は、このお店の蕎麦湯が大好きで、毎回無理を言ってボトルに貰って帰る。
「お代を取ってくださいな」と言っても、取ってくださらないので、いつか、何かの形でお礼を届けなくては、と思っているほどだ。
蕎麦湯には、ルチン・タンパク質・ビタミン類・ミネラル・食物繊維の5つの栄養素が含まれ、高血圧や抗酸化作用が期待されるけれど、何より、このお店の蕎麦湯はどろり(とろりではありません。きっぱり!)とした香ばしさが特筆もので、伊賀焼の薬味入れに少しずつ注いでいただく。
まるで、とろろ芋が混じっているような口あたり、のど越しなので、少しずつ味わいながら、楽しむ次第である。
蕎麦つゆに入れる、なんてもったいない。
熱い蕎麦湯を少しずつ喉に流し込む旨味と快感は、至福の瞬間だ。
数限りなくお蕎麦をいただいて来たけれど、このお店の蕎麦湯の右に出るものは無い、と断じていい。
…と、さくら♪が思うだけで、人それぞれだから、とは言いつつ、やはりこの蕎麦湯は別格なのだ。
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