1月9日(土) 晴、風強し
午前9時に、自宅から徒歩約30分の「なごみ」に行く。
坂道を登り切った小高い丘の道に足を踏み出したとたん、強風にあおられて危うく坂を転がり落ちそうになった。
危ない、危ない。
寒いから、両手をコートの両袖に隠し、まことに不安定な態勢だったから、危なかった。
思うに、人生の災難も両手をぬくぬくと隠して勝ちに行くのは難しい。
災難と正面から向き合い、全力投球で生きて、負けない闘いを挑む。
ふふ、ふ。
我が人生に負け無し!
さくら流勝ち抜きの極意であります。
私にとってもはや、【死】は敗北ではなく、悔いなく生きた人生の栄光のゴールである、と納得しているので、むしろその日も待ち遠しい。
どのように死んでいこうか、と考えるだけでも半日くらいは楽しめる。
◆
お近くのタナカさんは、「あなたが居るから、私も来るのよ」と、毎回お菓子や飲み物などを差し入れてくださる、有難くもうれしい友人である。
話の合間には、どんな紙でも鶴に変えてしまう折り紙上手♪ 小さな小さな鶴をたくさん作って、老人クラブの作品展に見事に披露される。
指先と脳の関連が認知症の予防にかかわっているとか。
老後の良い趣味!
忘れていた七草粥をブロ友さん訪問で氣づき、冷蔵庫のアリ物で楽しんだのは、6日の深夜。 「セリ」の代わりにセロリ、「スズナ」は赤かぶ、「スズシロ」は葉付き大根で、「ナズナ」は餅菜を利用し、「ゴギョウ(ハハコグサ)」は庭の雑草の中で地面に張り付くように生えている小さな株を見っけ♪
ついでに「ハコベラ」(シソ科)を探すも、季節を違えては見つけられず、残念! 已む無く紫蘇の大葉で代用し、「ホトケノザ」はキク科の食物とのことで、鉢植えの菊の葉を刻んだ。
まことに珍妙な七草粥は、セロリや菊の葉、紫蘇の葉のせいか、薬草粥の趣があって、これはこれで満足をした。
翌7日の夜は、七草粥の残った材料で、具沢山のお雑煮。
何分お餅大好き人間なので、根菜を主にしてダイコン、ニンジン、エリンギ、レンコン、山芋、餅菜、長ネギ、ブロッコリーに、かまぼこ。
「なに、それ?」と突っ込まれそうな一碗、でも美味しかったですぅ。
お鍋ごと冷蔵してあったお雑煮の出汁に、今朝はレンチンした菊芋、タケノコ、ブロッコリーの残りを併せて、卵とじ。
これはこれで、旨味とコクが増してGOOD♪
お出汁は、シマヤだしの素、ねこぶだし、あごだし、牡蠣醤油。
なごみのボランティアを終えて、相棒のシュズイさんとロードサイドのくら寿司に行く。
回る寿司、100円寿司と思っていたのに、一皿300円、150円などのメニューも多く、さくらはまず最初に鰻の大切り300円をいただく。
100円のお寿司が意外においしかったので、この300円に期待したものの、お味は「う~んっ」と親指を下げる。
隣の港屋珈琲で、有機焙煎のコーヒーとマゼルパフェ。
「ちょこっとお手頃Sweets」の惹句に惹かれて注文したマゼルパフェは、文字どおりアイスクリームにクッキーをクルトンのように仕立てたのを混ぜていただくというもの。 おしゃれで美味しいから、安直なネーミングも、良き、良き。
夜は我が家で、もつ鍋。
以前息子一家を大阪のもつ鍋専門店・まつい亭に案内したことがあり、その時の話題から博多の屋台の話、最後はやはりコロナの話などで夜が更けた。
今夜、我が家のシメの言葉は、「4人以上の会食は控えて、と言いながら自分たちは8人で会食だなんて、政治家のやることは、ほんと、信じられないね!」
一日の終わりに、一家5人で星安のでっちようかんをいただく。
「お鍋でおなか一杯やし、もう、入らない!」と言いながら、長男宅の三人娘は、ぺろり。
良いなぁ、食べられる幸せ!」
さくらさんの「達観」とも思える心境・・・まさに
人生の勝利者ではないでしょうか?
我が家もセットものの七草にいくつかの野菜を入れ
ましたから「珍妙な七草プラスアルファ」の健康粥
で楽しみました。
仰るとおり『人生の災難も両手をぬくぬくと隠し
て勝ちに行くのは難しい。』はその通りだと思い
ます。
ぬくぬくと・・・は悪徳政治家だけではないでし
ょうか
そして『災難と正面から向き合い、全力投球で生
きて、負けない闘いを挑む。』・このさくらさん
の矜持のようなものを私も心に刻み、力一杯、
前を向いて何ごとにも怯まずに生きていくつもり
です。ありがとうございました。
【眼光紙背に徹す】
あなた様のコメントを拝読するたびに、この言葉が浮かびます。
言葉の裏の、奥の、深い思いまでも読み取ってくださり、暖かく優しい思いやりのコメントに仕立てて贈ってくださる。
ほんとうにうれしく、いつも励まされています。
とても、あなた様の真似はできそうにありませんが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。