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2023.07.29 白桃を頂く。


小学校時代からの長年の友人が居た。
彼女は、長年腰を悪くしていた。
大変な子煩悩で、お二人の娘さんが、お勤めの間、孫4人を自分が面倒を見て育てて
いた。
ご飯や身の回りはもちろん、その4人の男の子達を、おんぶしていたらしい。
腰に過酷だったようで、会うたびに、どんどん腰がおかしくなっていて、背丈がどんどん
縮んでいっていた。
若い時ならまだしも、孫をおぶって育てるのは、どんなに腰の負担になるかと、友人たちと
心配していた。
腰の手術をしたが、変形してしまっているので、回復は難しかった。

でも、クラス会などには、岡山から必ず出てきて、私の家に泊まった。
その内に、もっとひどくなると、娘さん夫婦の車で、来る様になった。
どんどん、背丈が縮んで、半分ぐらいの背になって行った。

でも、皆さんに会いたがる人で、クラス会では、大喜びで感激して泣いていた。

私は、身体の悪い彼女のために、剥いたり切ったりしないで食べられるさくらんぼが
最適と思って、お見舞いに送ってあげていた。
すると、涙声で、「友達は持つものね。」とお礼の電話が架かってきていた。
お礼として、岡山の葡萄や桃など、送った物の何倍もの果物が送られてきた。
最近、その電話が架からなくなったので、入院でもしているのかと心配していたら、
今年の初め、娘さんから大変丁寧なお手紙があり、昨年末に亡くなったとのことだった。
大きく変形した腰で、長年の間どんなに痛い思いの晩年だったことだろう。

お供えに、彼女が喜んでいたさくらんぼを贈った。
すると、びっくり。娘さんから、見事な桃が送られてきた。


子供の頃、お互いの家に、遊びに行ったものだったな〜、
お正月には、着物を着せてもらって、百人一首をしたな〜。
そんな懐かしい思い出に浸りながら、美味しくいただいている。
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2023.07.10 もうすぐ、大の親友の8回忌。

今月中旬に、親友ののばらさんの8回忌を迎える。

墓地は、茨木の北側の高い連山で、その中でも一番高い山の山頂に彼女の墓所がある。
ご主人と3人の娘さんが車で行かれるが、車がなければ行けない所なので、一緒に必ず、
連れて行ってくださいと頼んでいる。
私が生きている限り、お参りしたいので、そう伝えている。

さて、その時着て行こうと考えている服がある。
春先に買ったが、まだ一度も着ていない。
最初にお墓参りに着て行くのは、やめた方がいいらしいので、今日、これを着て、街へ出かけた。

今までは、紺色の服ばかり着て行ったが、今年は、これにしようかと思って、同行者のSさんの意見を聞く。
写真を送る。
「今度、これ着て行ってもいいと思う?ピンクは、いかんかな〜?」
「ピンクは、やめといた方がいいと思うよ。」
「それはそうやね。ピンクはマズいよね。」
ということで、この服はパス。
紺色は沢山持っている。それにしよう。

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