高島平発・文化的居場所「ミストラル」への夢

地域をファッション・音楽・お酒の“文化”の力で元気に!……地元に文化的な居場所作りを模索しています。

“祭り”のあとには、この曲をご一緒に・・・おおたか静流「冬の花火」

2007年08月05日 23時01分16秒 | ●「ミストラル」BGM曲候補
昨日は高島平が年に一度、たくさんの人で溢れる板橋花火大会。

こちらは同じ日に会社で徹夜明けの後、朝から会議で午後は打合せと会社を出れたのが5時半。

帰宅の電車の中は花火に向かう浴衣姿の人でギューギューで混み合い、その中に何となく場違いのスーツ姿のくたびれた親父が一人。

考えてみれば去年の今頃はプータローで、「わたみん家」で丁度、バイトを始めた頃。花火の日当日は花火帰りの客で店が混み、初めて朝6時まで徹夜でバイトをして、ゴミで散らかった街から“祭り”の余韻だけを感じながら、家まで歩きながら帰ったのを覚えています。

今年は同じ日を仕事の徹夜明けで迎え、花火の時間は疲れもあって花火を見ないで家で一眠り。

結局、花火が終わる時間まで寝て、その後はいつもの7丁目の“ゴールデン街?”へ繰り出しです。

自分で選んだとは云え、経済的にも精神的にもきつかった、一年前を思い出しながら4軒の店で、同じ酒にいつもと違う味を感じながら、1時半にご帰還。
結局は大なり小なり苦労があって、ささやかな“しあわせ”を感じとることが出来るのでしょうね。改めてこの一年に感謝です。

今日の遅い午後はそんなことも関係してか、花火の会場になった好きな散歩コースでもある荒川土手を散歩しました。

暑い午後でしたが、河川特有の風のお陰で、心地よい汗をかきながら6kmほど散歩。

その時、思い出したのがこの「冬の花火」、おおたか静流の隠れた名曲です。
原曲はアメリカの作曲家フォスターの「Hard Timescome again no more」

白人の子でありながら、黒人のメイドに連れてかれたフォスターが、黒人教会で聴いた賛美歌がベースになっています。

そんな曲におおたか静流がこの詞を書きました。

→ 静かに点す冬の花火 愛はそのなかに
  思えば涙ひとの真実 眠れ悲しみよ
  交わす瞳深く されば時を忘れよう
  ごらんひと度闇が笑う のぼれ幸せよ
  (二番の歌詞より)

原曲の意図を汲んだ、静かで少し荘厳な、心に悟りと愛の“ともし火”を与えてくれる曲に、仕上がっています。

夜、独り静かに聴くと涙が出そうになります。

もし、泣きたくなければ「ミストラル」で、ご一緒にどうぞ・・・。
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