高島平発・文化的居場所「ミストラル」への夢

地域をファッション・音楽・お酒の“文化”の力で元気に!……地元に文化的な居場所作りを模索しています。

古いと言われても・・・山本周五郎「日本婦道記」

2007年08月10日 12時50分28秒 | ●“私を支える”一言・本・音楽.etc・・・
昨日、前の会社で大変お世話になった、某大手印刷会社の発注担当の方と、約2年振りにお酒を飲みました。

どこか人間的に引かれる部分があるから、一緒に飲めるのでしょうが、お付合いをしていて、仕事抜きでお酒を飲めるくらい嬉しいことはありません。

再会を喜びつつ、話題は仕事の話しから互いの“連れ合い”との、馴れ初めについて。

と云うのも楽しい再会ができるのも、全て家内の理解と支えがあったからのことですし、今更ながら彼女の力には敬服します。(*今まで面と向かって、感謝の言葉なぞ言った事がないのですが、昨日の「思いは言葉にしないと伝わらない」を思い出し、“取敢えず”書いてみることに。ちょっと読み苦しいでしょうがお許しを…。)

そして妻として決める要因にもなった、彼女の愛読書を改めて思いだしました。

それが山本周五郎の「日本婦道記」です。

得意先の先輩に薦められ、自分が23~24の頃読んだ本でもあるのですが、夫婦・親子が共に生きることの意味や絆、そして思いやりを問うのに、これ程本はないと思います。

彼女がこの本を含め、周五郎の作品の殆どを読んでいると聞き、間違いなく親を大事にしてくれる古風な女性だと思い、結婚相手に選びましたが正にその通りでした。

目先のコトに囚われて悩むことがあれば、きっと読むと気持ちが洗われると思います。

そう云う意味で、組織で生きる男の美学を問う本として、同じ周五郎の「樅の木は残った」や、佐高信の「逆命利君」などもお薦めです。

良い本との出会いは自分を支え、そして良い人との縁を作ってくれてる気がします・・・。
コメント
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